星守る犬
2011-06-17 | 映画
星守る犬 不思議なタイトルだと思った どういう意味だろう
映画は一面の向日葵畑で始まった
真面目に働いていたのに突然のリストラ、離婚、仕事と家族を失い
犬を連れてワゴン車で旅立つ男
途中で出合った訳ありの男の子に情けをかけて、その結果、
お金を盗まれてしまう・・・・・
なんてせつなくて 胸が痛くなる物語りなんだろう
侘しさや悲しさ、いろんな想いをい抱き、みんな必死で生きている
震災前の美しい東北の景色が映し出されると いろいろな意味で
観ていて複雑な心境になる
最期に、男はすでに亡くなっているのに、街に行って食べ物を探して
けなげに運んでくる犬の姿には 涙が止まらなくなった
寄り添うように死んでいった男と犬
「悲しくはないよ、男と犬は幸せで大切な時間を過ごしたんだ」
というセリフに救われたような気がする
星守る犬というのは、犬がもの欲しそうに星を見続ける様を 手に入らないものを求めるひとのことをいう 叶わない夢を追い続けるのは無駄なことなのか 人生は無駄だらけなんだ という死んだおじいさんの残した言葉もとても深い