andante-life

時どきの感動をつづります

*短編 とエッセイ*

2014-07-19 | 日記

 

目を休めるために、しばらく本から離れていますが

以前読んだ中から超短いものを・・

 

 


はあい、もちろんお気に入れの乃南アサさんの本です

 

    『軀』 からだ

   あらすじ  (webより)

この小説は身体の ・臍・血流・つむじ・尻・顎・ という5つの短編集です

 「臍」は女子高生がへそ出しルックをする為にかっこいい おへそに整形手術したい、ってところから始まります、縦に長いへそがかっこいいとか~

反対していた、女子高生の母親が今度はシワやシミを取りたいと~

でも旦那さんが全く気付いてくれなくて…。

そして衝撃の最後が 思わず笑ってしまう信じられないような話

 

 「血流」は電車で痴漢をして捕まった男が妻に知られて、もう二度としないでと言われたところから始まります
次は妻の傷口から出た血に魅入ってしまい、針をもって電車内で痴漢ではなく女性に刺して、血を見て興奮する~
もう、変態です! 結末がありえない話

 

「つむじ」は、3つのつむじがあるという主人公は若禿げが気になって~
恋人がいるけどまだ結婚して縛られたくない、と思っています。

だんだん禿げていく主人公が最後には、恋人から決定的な一言が

可愛そうなよくある話、結末が面白い

 

「尻」は、自分のお尻があひる見たい、って言われた女性がダイエットしていく話

ダイエット方法が極端で、食べたものを全部吐くとか浣腸をしまくるとかで

げっそり痩せていっているのに自分では美人になったと思っている。

もう骸骨みたいなのに、病的で異常な話

 

「顎」は、攻撃的で手のつけようのない落ち着かない性格の主人公が~

成長してボクシングに没頭するようになる話、

最後の方に試合の場面があって、そのあと主人公の記憶の混濁で終わる、

なんか おかしい話

 

     『二十四時間』

     二十四話のエッセイ集です

乃南アサさん 自身の体験から一日を構成する二十四時間、それぞれの時間帯で起こったことを思い出しながら

ランダムに並べて書いています

ちょっと変わって面白かったです 


長編ではなかったけど、この二冊 それぞれの面白さがあり さらりーと読めました



今日も見て頂いてです