ツレは釣った魚を、普通、小さいのはリリースするけど、大事に持ち帰り、家の水槽でいろいろ飼ってる。
その水槽に入れる流木を拾いに行こう!って話になった。
台風過ぎ去った浜辺へお弁当持ってワクワクしながら。
砂浜だったので、ヘタしたらヒラメ、マゴチ釣れるかも、と、ルアーをブン投げてお弁当ムシャムシャ。
「あれ、釣りたいなぁ。」
「はぁっ???」
あたし達がお弁当食べてる頭の上をグルグル回ってる……そう……巨大トンビ……。
ってか、近くまで弁当を確認しにきてたらしく、やっとあたしはブワンッて風で気付いた。
あたしの大事な弁当を食うってかぁっ?
シバくど。
その後も、毛並み(?)まで分かるくらいの低空飛行。
……上手いなぁ……。
飛べないけど。
「デカイねぇ……。きれいだねぇ……。」
感嘆しきりのあたしの横で、何故かルアーのロッド片付け出すツレ。
「033?これならイケるんじゃないか?これか???」
「……???」
一人ワクワクして企んだ笑顔でロッド片付けてきたと思ったら……そう、コイツは今、トンビを釣ろうとしてる!!!
いや、前から言ってた。
「トンビ飼いたいな。」
「はっ?何の為に?」
「肩乗ってたら、かっこいいだろ?昔から思ってた。」
「かっこいいけど、何の為に???」
ワクワクのワンパクのおっしゃってる意味が分からないし、あなた、マンション暮らしだろ。
ってか、ホントにリアルなルアーを付けて投げようとしてる!!!
「もしホントに捕まえたらどうするのっ???」
「いいじゃん。ゲイラカイト」
「動物虐待って通報されるわっ!!!」
怒り呆れるあたしを無視して、マジで魚っぽいけど、針はデカすぎて鳥の口には入らないルアー投げた……。
すると!!!
ヤバいーーー!!!
一瞬でビャーーーっと来たっ!!!
掴む???食う???
と思ってたら……上を一回
グワンと旋回しただけで……
「はぁっ????ザケんな人間。」
と言わんばかりに飛び去った……。
そしたら……別のもう1羽が……
マジで……ゆうっくり……ゆっくり……ゆうっくり……旋回してる。
ツレ、ルアーちょっと動かしてる……。
そしたら、地表2メートルくらいまで見に降りてきて、そんでブワンッて舞い上がる……。
美しい……。
ってか、その1羽、しつこく何回も何回も見に降りるー!
もとい!!!
「やめたげてっ!あの子はちょっとアホよぉっ!!!あの子がケガしたらどうするのっ!!!」
「すごいなぁ……ちゃんと見てるなぁ……視力……すごいなぁ……。でも嗅覚は……あそこまでわざわざ見にくるヤツもいるもんなぁ……」
「あの子はあたし達みたいな近視よっ!!!」
でも、マジで見てる。
そして、絶対つかみには
こない。
「巣にエサ持って帰らなきゃいけないんだろうなぁ……。それにしてもすごいなぁ……。あっ、5羽に増えたぞ。」
「……あなたが58キロだろ?何羽なら上がれるかのぅ……
……!!!鳥の視力握力Yahoo!で調べて終わらせてやっ!!!」
危うく風船おじさんの泣けた映画風になるところだった。
その水槽に入れる流木を拾いに行こう!って話になった。
台風過ぎ去った浜辺へお弁当持ってワクワクしながら。
砂浜だったので、ヘタしたらヒラメ、マゴチ釣れるかも、と、ルアーをブン投げてお弁当ムシャムシャ。
「あれ、釣りたいなぁ。」
「はぁっ???」
あたし達がお弁当食べてる頭の上をグルグル回ってる……そう……巨大トンビ……。
ってか、近くまで弁当を確認しにきてたらしく、やっとあたしはブワンッて風で気付いた。
あたしの大事な弁当を食うってかぁっ?
シバくど。
その後も、毛並み(?)まで分かるくらいの低空飛行。
……上手いなぁ……。
飛べないけど。
「デカイねぇ……。きれいだねぇ……。」
感嘆しきりのあたしの横で、何故かルアーのロッド片付け出すツレ。
「033?これならイケるんじゃないか?これか???」
「……???」
一人ワクワクして企んだ笑顔でロッド片付けてきたと思ったら……そう、コイツは今、トンビを釣ろうとしてる!!!
いや、前から言ってた。
「トンビ飼いたいな。」
「はっ?何の為に?」
「肩乗ってたら、かっこいいだろ?昔から思ってた。」
「かっこいいけど、何の為に???」
ワクワクのワンパクのおっしゃってる意味が分からないし、あなた、マンション暮らしだろ。
ってか、ホントにリアルなルアーを付けて投げようとしてる!!!
「もしホントに捕まえたらどうするのっ???」
「いいじゃん。ゲイラカイト」
「動物虐待って通報されるわっ!!!」
怒り呆れるあたしを無視して、マジで魚っぽいけど、針はデカすぎて鳥の口には入らないルアー投げた……。
すると!!!
ヤバいーーー!!!
一瞬でビャーーーっと来たっ!!!
掴む???食う???
と思ってたら……上を一回
グワンと旋回しただけで……
「はぁっ????ザケんな人間。」
と言わんばかりに飛び去った……。
そしたら……別のもう1羽が……
マジで……ゆうっくり……ゆっくり……ゆうっくり……旋回してる。
ツレ、ルアーちょっと動かしてる……。
そしたら、地表2メートルくらいまで見に降りてきて、そんでブワンッて舞い上がる……。
美しい……。
ってか、その1羽、しつこく何回も何回も見に降りるー!
もとい!!!
「やめたげてっ!あの子はちょっとアホよぉっ!!!あの子がケガしたらどうするのっ!!!」
「すごいなぁ……ちゃんと見てるなぁ……視力……すごいなぁ……。でも嗅覚は……あそこまでわざわざ見にくるヤツもいるもんなぁ……」
「あの子はあたし達みたいな近視よっ!!!」
でも、マジで見てる。
そして、絶対つかみには
こない。
「巣にエサ持って帰らなきゃいけないんだろうなぁ……。それにしてもすごいなぁ……。あっ、5羽に増えたぞ。」
「……あなたが58キロだろ?何羽なら上がれるかのぅ……
……!!!鳥の視力握力Yahoo!で調べて終わらせてやっ!!!」
危うく風船おじさんの泣けた映画風になるところだった。