先日。
いつも行く店で知り合い兄さん達と飲んでたらお客さん達が入ってきた。
「昨日はお疲れ様でした!凄い良かったです!!!」
知り合い兄さんの1人が興奮気味でご挨拶。
ツレ兄さんが
「この人、バイクでギター持って全国周ってライブしてる人なんだ。昨日○○さん(ご挨拶してる兄さん)はオープニングで一緒にライブやったんだ。」
「へぇー。」
別に興味もなく、みんなでワイワイ飲んでたら
「もし良かったら1曲やってよ!」
マスターからのリクエストで、大きなキャリーバッグから、バラバラのギターのボディとネックを出して装着、チューニングを始めた。
すっげぇ…。
そして狭い店で、あたしに膝突き合わせるくらいで歌ってくれた。
…。…。………。
ジャー………。
号泣した。
それというのも、最近、こうバクダンと話す事と言えば
「ママ?オレ、剣道続けてたらどうなってたと思う?剣道やりたいな…。バスケも好きだけどな…。でも試合に出れないしな…」
「でもバスケ辞めたくはない……」
「バスケも剣道もしたらいいだろ?」
「バスケ…試合に出ても自信ないから出たくはないけど、クラブのみんなは好きだから辞めたくない……。」
本当に悩んでるのが分かってた。
「剣道やりたいならやればいい。胴着も袴も買ってやる。送り迎えもしてやる。やりたい事をしたらいい。」
いっつも話してた。
仲のいい友達はガッチリのレギュラーで自分はユニフォームは貰えてもロクにゲームには出られないっていうヤツの思いもすごく分かってたからいつも話してた。
その話にシンクロ、というか、ガッツリ当てはまってしまって……。
歌を聴いて泣くって、久しく無くて、驚くぐらいに涙は流れて自分でも驚いて……。
機会があればYouTubeにもあります。
落合みつをさんという、優しい男前の兄さんの
“繋ぐもの”
という歌。
こうバクダンに聴かせてやりたいな。
カウンターの中のマスターに撮られてて、周りまわってあたしに届いた写真。
この時は既にボロ泣きです。