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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

地域で気になる歴史上の人々(京都・鞍馬)

京都の鞍馬を歩いた。鞍馬はいろんな歴史があるが、やはり牛若丸の修行場が有名だ。源義経幼少の頃、14歳頃までこの鞍馬の山で修行したらしい。天狗に剣術を習ったといわれるが、義経の人気は京の五条の橋の上で戦った弁慶の存在も大きい。最近通っている和歌山県の紀伊田辺はこの弁慶の出身地だといわれている。また隠岐の島・海士町に行く途中に通る松江の宍道湖にも弁慶生誕の話があり、奇しくも最近両地域に縁がある。どうも最近通っているところにある共通性を感じることが多い。

 気になっている人々は義経、弁慶、南方熊楠、宮本常一、後鳥羽上皇、後醍醐天皇、乃木希典、明智光秀、素蓋鳴神(スサノオ)大国主命(オオクニヌシノミコト)、国常立尊(クニトコタチノミコト)、・・・などなど。以前にも書いたが隠岐の島に配流された後醍醐天皇が京に戻り、建武の新政を行った背景には山伏ネットワークがあったということと義経があれだけ活躍できたのも同じく山伏ネットワークがあったからだとも言われている。鞍馬をはじめ、大山(だいせん・鳥取県の霊峰)、英彦山(ひこさん・福岡県)などの山の男たちの力があったとされる。

 今、山林はすっかり荒れ放題となり、杉・檜で地盤が緩んでしまっているし、山ノ神や天狗どころか猪や鹿でさえ住めない場所になってしまっている。限界集落、過疎地域、林業不振など現代の地域用語でいうとこういう言葉になるが、鞍馬を歩いて感じた独特の空気、いや霊気は身体や脳の癒しにはとても効果がある。昨日の集まりでも綾部の山奥に通じていた古道を復活させようとしている地域があり、綾部住民ディレクターのグループで応援し始めている。こういう深刻な課題は今からでは遅い、という声はいっぱいあるが、今からでもできることを確実にやっていく地道で確実な活動が求められている。

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