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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

八百万(やおよろず)の神々からひとびとへ

 田植えも一段落した時期だろうと思いますが、今、お邪魔している地域のほとんどのところはきれいな田んぼが多いところばかりです。先日、東京でテレビニュースを見ていたら、「最近は田んぼや畑を目にすることはすっかりなくなってしまいましたが、・・」とアナウンサーがしゃべっていました。一瞬、この人はどこの国の人かな?と感じるくらい、信じて疑わない感じでしゃべっていたのに驚きました。私が歩いている日々の光景は8割が田園風景です。その多くの地域の皆さんがこの話を聞いていたら「東京じゃあ、そんなもんだろうなあ」と思ったでしょうが、しゃべっているほうのアナウンサーは本当に真剣に日本全国の田んぼがなくなったようかのように原稿を読んでいました。

 ことほどさように、東京の視点はこういうことでずっときているのですね。自分達の視界の中に無いものは無い。こういう人たちがたまに出張で出かける九州や四国、東北などに行くと、そういえば電車の窓の外には田んぼが見えるなあ・・、ぐらいのことでしょう。
 
 東京は勿論大事ですが、田んぼや森林、海がある地域のことをいっぱい伝えたいと思います。八百万(やおよろず)の神々がいる日本だからこそ。氏神を中心とした地域があったこと、地域が人間関係を紡いでいたことが今ではすっかり忘れられています。田舎が丸々良いとはいいませんが、日本社会のいいカタチはまだ辛うじて前述の地域には残っています。
 
 いまだに口伝で昔からの言い伝えや地域の歴史を語り継いでいる人々もいます。話し言葉の表現の豊かさや微妙な言い回し、全国で発音が一律化したアナウンサーでは決して語りえない本当の地域の魅力をそのまま伝えたい八百万の人々の登場です。現在企画中です。 

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