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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

1秒ウン百万円の世界をどう地域に生かすか?

 東京にいると一番多くの人の顔を見るのは地下鉄だ。地下鉄には主にサラリーマンだが時間帯や曜日次第では実に多くの人を見る。通勤をするわけではないので押し合いへし合いの通勤地獄にはめったに当たらないが、時々うっかりとそういう時間に行くと、本当に悲惨だ。毎日が通勤地獄だったらさぞ感性が鈍るだろうと思う。
 地下鉄に乗るとほとんどの人のパターンは決まっている。居眠りをするか、本や雑誌にひたすら熱中しているか、だ。おしゃべりをしているというのは結構少ない。たまに会話を耳にするとテレビの話、呑みに行く話、ファッションの話、彼氏彼女の話がほとんどだ。島の特産品をいかに売るか!鹿の被害をどう食い止めるか!高齢率50%以上の限界集落の明日をどうするか!etc.などの話を耳にしたことは勿論全然ない。
 関心がない。というよりも関心につながる暮らしとして接点がない(ように見える、実際はあるのだけれど)、最近は田舎暮らしの番組も増えていたり、タレントが田舎を満喫する番組も増えているのだが、田舎の課題を真剣に考えるわけでなくいいところだけを見せて楽しむ、「いいとこ」取りが多いからだろう。仮に課題を見せてくれても番組を見ているその時の知識としての満足感があればよさそうだ。終わればタレントの日常生活のほうが関心が高く、ダイエットやお笑いに流れていく。
 一方で、もうテレビはだめだと言う人が多くなっている。しかし、私もそうだが一度ニュースをつけて見ているうちに知らず知らず鮮やかなCM、次々と畳み込んでくる番組PRについつい見せられてしまうことが多い。何しろ1秒ウン百万円の世界で作っている映像だ。そう簡単には逃げられない。明後日は大分市でこのような中で私たちがどのようにして映像を地域活性化に生かしてきたかをお話しする機会をいただくwww.hyper.or.jp。1秒ウン百万円の世界のノウハウや仕組みを盗み地域に生かす方法はいっぱい出てきたが、今年からはそれがお金になることを証明する年になりそうだ。
 

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