竹地区の梶原清煕さんの稲刈りはまずは風で倒れた稲穂を上手に起こすところからはじまりました。わたしが住んでいる中原地区に比べると標高も高いので台風の影響がかなり大きかったようです。
ところによってはぐるぐる回って倒れていてコンバインで刈るために稲穂の方向を一律にするのに時間がかかります。これは熊本県山江村の松本佳久さんが10数年前の台風の時に撮影しながら台風跡の稲穂について刈るのが大変だというリポートをしていたことがあってあのときを思い出しました。農家は見ただけで刈り取りのイメージが湧くので倒れることがどういうことか、と一瞬にして秋までの行程が浮かぶのですね。
今日は長男さんが一緒で流石にコンバインの刈り取りの段になると「機械は若いもんのほうがうまいけね」といってわたしに色々と解説してくれますが鎌を持って合間合間に田んぼの端の稲を刈ります。途中農協にも行って乾燥の具合を調べてもらったりと米作りのプロセスはこれまた色々とあるものです。
棚田百選に選ばれた田んぼですが棚田のうえに飛び地なので狭いところをあちこちと大変です。この前行った北海道は農業の効率は圧倒的にいいですね。ヘビー級とライト級ぐらいの差があるのに米の値段はあまり変わらないのを何とか変革しないと中山間地はつらいですね。さてひと休憩して午後からは3世帯3人しか住まわれていない合楽地区へ行ってみます。住民ディレクター合宿の折にお邪魔して約束してましたから。でも今日もいきなりのお邪魔ですが・・・。
@長男さんに指導する梶原清煕さん