日本はどこの地域でも神事やお祭りが必ずあります。東峰村は人口2600人の小さな村ですがその割には祭りが多いとおもいます。
山の神祭りは同じ日にほとんど全集落でありますので山の神さんは忙しいこととおもいます。写真は下鶴集落に伝わる火の神祭りの模様です。たまたま役場のある課長の自宅の田んぼの中に大きな岩があり、古くから火の神として大事に祭られていました。課長の知り合いからその話を聞き、祭りの日に伺ったのですがその集落ではほぼ全員が何らかのかたちで火事にあったそうです。
しかし、その全員が小火(ぼや)ですんだと話していました。そのことが代々伝わり今でも全員がお守りしているという大真面目な話でした。今は庭にある岩にお参りしてからは男だけでの飲むだけになっていますが元々この下鶴集落は東峰村の旧宝珠山村で一番奥の地域で岩屋神社という由緒ある神社の近くの地域です。
岩屋神社のご神体は何と隕石で古代、村に降って来たとの言い伝えがあります。推測するところではこの火の神は古代降って来た隕石の一部ではないか?ともおもわれますが土地柄が十分不思議なパワースポットのような場所なのであながち嘘でもないように感じられます。と、このような話でさえほとんど他集落では知らなかったわけですが、とうほうTVが村中にこの不思議な伝説を伝える役割をしています。今月いっぱいで放送4ヶ月目ですがこのうような放送を通して郷土愛が深まってきたと多くの人からの声を聞きます。