東日本から帰った翌日、さっそく、とうほうTVの取材がはじまりました。昨日は敬老会がありました。東峰テレビ局の地元、中原地区でもありましたのでお邪魔しました。最初から何だか賑やかな感じの集まりでした。特に祝ってもらう側の70歳以上の皆さんが元気一杯です。88歳のばあちゃんなんかいまだ4反の田んぼの現役でゲートボールは週2回欠かさなくて地区の選手、歌は歌うは踊りは踊るはでこれはもう凄いばあちゃんです。
聞いてみたら続くばあちゃんらもばりばりの現役ばかりです。元気の秘訣を全員に聞きましたがやはり農作業、草取りなどがベスト3に入ります。しかし宴たけなわになるにつれて本当の元気の秘訣がよくわかりました。何と!!?ばあちゃんたちがずらりと揃ってじいさんを放ったらかして春歌メドレーが始まったのです。
春はよ~いよ~い、ちょいと桜の下でえ~、と次々とはじまります。歌がHな佳境に入るとみんなでワーワー騒いで本当に楽しそうです。そう!昔は男も女も田植えや稲刈りの合間にH歌を歌ったり踊ったりして重労働をはねのけていたのです。黒澤明監督の映画にもよく描かれていますが「七人の侍」で百姓たちが歌ったり踊ったりして楽しんでいる姿やその時の独特の日本的リズムが印象的です。そう!昨日の中原のばあちゃんたちの春歌はまさにあの光景と音の風景を思い出す様な独特の空気感がありました。
男衆を放ったらかして春歌を楽しむバイタリティーにこそ元気の秘密がありました。