よそ者・ばか者・若者という地域づくりの3原則がその筋?!ではよく知られています。わたしが目指すのは「よそ者のプロ」です。プロのよそ者ではありません。よそ者は外の目線で地域を見て住民には当たり前になってしまっている空気の様なものに感動し、スポットライトをあて、他地域との比較の中で、または比較なしに優れている様々な素材を生かすためのマーケティングプロデュースすることがお役目の基本です。
しかも大事なのは住民以上に住民になり切ることです。でもなり切ってしまってはよそ者のお役目を果たせなくなるのでここで「よそ者のプロ」の出番があると考えます。住民以上に「住民」なのにずっと「よそ者」。住民に負けないぐらい地域の将来に責任をもって動くのは当然として常に「よそ者」としての客観性や、他地域の事例をも踏まえて全体的な位置が見えるようにお知らせするお役目もとっても大事なことと考えます。
いつも「住む」ところからはじまるわたしの生き方は(「住む」のはある程度本格的に住民としても地域づくりに参画することになった時です)テレビ局時代を含めて約30年になります。その前は旅館に住み込みでしたが・・・。いずれにしろよそ者のプロのモデルは「フーテンの寅さん」です。寅さんは「永遠のよそ者」なのにどこに行っても当事者として本音でばりばりぶつかります。きっと列島全てが住処なのでどこにいても「住民」なのでしょう!?
結局大げんかして次の旅に出かける・・・、というところが映画ですが現実はそうもいきませんし、腰を据えてがっぷり四つに組むというのがわたしが目指す「よそ者のプロ」です。寅さんは大好きです。写真の人は「よそ者」にかならず必要な「ばか者」です^^。「ばか者」もやはり寅さんかもしれません。