一昨日、遠野で少しだけ時間があったので博物館に寄って来ました。遠野物語を書いた柳田國男さんは兵庫県神崎郡の生まれでわたしの母の生家に近い所です。宮本常一さんに比べれば官僚ということもあって民俗感覚が少々お固かったようですが現地の遠野の昔の風景や人々はエネルギッシュで温かさに溢れていました。いつもながらで恐縮ですが遠野は東峰村でもありました。
特に当時から山の民にはつきものの山の神や庚申さま(猿田彦大神)鹿踊り(ししおどり)など東峰村や山江村に似た神々や伝統芸能がいっぱい伝わっています。おシラス様や河童なども九州の山間部には同じ様な存在が必ず伝わっています。遠野市は東日本大震災では山間部だったので幸いにも被害は大きくありませんでしたが海岸部の後方支援地として注目される活躍ぶりでした。1年以上経った今は応援部隊も随分と減ったようで駅前は土曜でしたが静かでした。しかし山の神、猿田彦大神、役の行者などオールスターが揃い博物館の中は随分賑やかでした。
@写真:山の神(は女性)