見出し画像

岸本晃の住民プロデューサーNEWS

編集で頭スッキリ、IT活用整理術。

 最近編集をする機会が増えました。とはいえ私自身は編集そのものは実に30年ほど前から関わっています。最初は16ミリフィルムの時代でした。フィルムの場合は具体的にフィルムをチョキンと切っては透明テープのようなものを貼ってつなげていく。そして25年ほど前からはテレビ局でのビデオ編集時代に。フィルムとは違って機械的な事を覚えるのが大変でした。編集マンがキーボードをカチャカチャ鳴らしながら素早い手つきで編集機を操るのをみて、自分には絶対できないと思ったものです。実際に大変な時間をかけて苦心惨憺覚えたものでした。手間やコストはあの時代に比べるととんでもなく簡単で安くなったのです。講座や講演ではよく話していますが、当時何千万円、何百万円もかかっていたものが今はパソコン代込みで10数万円で可能です。

 そういう意味ではITの進歩は想像をはるかに超えたところに来ていると思います。ただ編集のコツは30年前からそうですが、技術よりは「何を伝えるか」「どう伝えるか」が明確にあるかないかです。一言で言ったらその番組は何を伝える番組なのか?ここがはっきりしている人は驚くほど編集が早いのです。自分で機械を触れない人は操作を手伝ってもらえばいいのです。操作ができることが編集ができることではないのです、それは技術です。編集というソフトはその番組が他者に見てもらったときに自分が伝えたかったこととズレをできるだけ小さくして伝えられるかです。勿論、欲をいえばそのまま伝わる編集が最高です。が、番組は一人歩きしますので、ここは難しいところであり、奥深い楽しみのあるところでもあります。

 プリズム制作の衛星放送「南の國から」を活用してくれる住民ディレクターが増えてきたので、編集の機会が増えました。しかも皆さんのレベルが総体的に上がってきているので、こちらも結構時間をかけて仕上げないと、バランスがとれなくなってきています。

 編集はうまく終えると頭がすっきりします。きっと撮影とは違い、整理することですからうまくいけば余分なものがなくなりすっきりするのです。ただ、伝えたいことがぼんやりしていると最後まで行かないで、混沌とします。この状態ではゆっくり眠れません。頭の中がモヤモヤするからです。

 今夜は15分番組がきれいに編集されたおかげでスッキリ眠れそうです。
(写真:福岡県東峰村での編集光景)

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
人気記事