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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

肝っ玉ばっちゃんの但馬屋で但馬住民Dツアー?!


 きょう隠岐の島を出た。冬の隠岐は厳しいと聞いていたので覚悟して行ったが今回は比較的暖かで、青空がずっと見えていた。昨日は十日恵比寿ということで港周辺の地域は一日賑わった。住民ディレクター講座も急遽この十日恵比寿をテーマに番組作りにした。えびすさんの祠を神輿に町中を練り歩くがIターンの人たちも地元の人に混じって担いでいた。本来は地区の直会(なおらい:打ち上げ!)があるが我々は番組作りがあったので随分遅くから番組制作の直会をした。

 私が今回3日間お世話になったのは但馬屋という民宿で3日もいると民宿のばっちゃんとすっかり仲良くなり、今朝は台所でじっちゃんやばっちゃんと茶を飲み、語っていた。昨夜も急遽だったが直会を但馬屋さんにお願いしたらごらんのさざえが山ほど出てきた。アジ、タコ、イカの刺身、するめ、かす汁などなど新鮮な幸と手の込んだ料理がずらりと並んだ。地元に長くいるIターンの若者たちが目の色を変えて「うまい、うまい」と食べていたが聞いてみると日ごろは都会の食事と変わらないようだ。カップラーメンにコンビニ(は、ないのでスーパーの)弁当などがほとんどらしい。作る時間もないのだろうけれどせっかく島にいても食がこれでは力が出ないだろう。今日フェリーで境港へ行く途中は同じIターンの女の子たちが同乗したが彼女らはやはり女の子だ!近所の農家や猟師さんから野菜や魚を手に入れ自活しているらしい。

 但馬屋のばっちゃんは大分県の出身でじっちゃんに付いて大阪から島にやってきたらしい。筋金入りのばっちゃんで熊本の山北ばあちゃんを髣髴とさせる肝っ玉ばあちゃんだ。今朝台所で茶を飲みながら、若者の食の現状の話をしていたら「可哀想やねえ、うちへ来たらわしがいいもん食わしたろう」とすっかり実の孫のように話していた。私が月に1回は来るのでその時はばっちゃん訪問の日にしようと提案したら大いに喜んでくれた。

 話は飛ぶが但馬屋というと当然兵庫県の但馬と関係あるようだが、それはないみたいだ。しかし、住民ディレクターとしては大いに関係ある。実は一番お世話をしてくれている役場の山岡さんと研修生の山下さんが但馬に視察に来たご縁がある。海士町の関係者から住民ディレクターを町でやる前に現地を見たいといわれ、比較的近かったのと当時ちょうど但馬が講座の仕上げで公開番組収録を街中でやることになったのでご案内したのだった。そこにやってきた山岡、山下両氏はすっかり納得して海士での住民ディレクター活動がスタートした。

 さらに但馬は但馬で、海士にみんなで乗り込んでいこう!とあっという間に盛り上がりツアー計画が持ち上がっていた。海士のほうの動きが一時鈍ったこともあって延び延びになっていたが荒波が落ち着く春には実行できそうだ。その時はまず間違いなくこの但馬屋が朝までバトルロワイヤル状態になるだろう。大いに春が楽しみだ。

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