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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

「素通し」に、レンズの奥のライフスタイル(東京から)

 九州と関東のピストン往復が多い時期ですが東京ではビデオカメラやスチールカメラの撮影光景に出会うことが最近圧倒的に増えました。「いつでもどこでもだれでも」というコピーでユビキタスと言われ出した頃、CEATEC JAPANという世界700社が出展するIT展示会に全国の住民ディレクタープロジェクトが特設スタジオを創っていた頃を思い出します。熊本県山江村やわたしが理事長を務める特定非営利活動法人NPOくまもと未来などから幕張までやってきて数日間泊まり込みでインターネットライブをやっていました。他にも富山や関西、四国からも大挙して集まりました。

 何をやっていたのかというと世界的なIT企業がまず会うべくもない過疎地の住民さんたちとのお見合いの場を創っていたのでした。住民ディレクターのほうは各地の日常活動を番組化して一日中全国の住民ディレクターが出たり入ったりで様々な番組を通して「世界へ」表現していたのです。あの頃は日本を代表するストリーミングの会社が全面的に協力してくださったので我々も通常ではできないほどの太いストリーミングサーバーでネット配信を続けられたのでした。

 あれから約10年ほど立つでしょうか?時は本当にユビキタス社会になりつつありますが、わたしたちの身近な離島や中山間地、限界集落といわれる地域にまで行き渡るにはあと少しです。写真は渋谷の駅前のスクランブルです。多くの外国人が「現代日本」の記録でしょうか?背伸びして撮影したりいろんなアングルにカメラを構えている様子が普通にありました。このレンズの先に映った世界は今後益々レンズを通して見える撮影者の生活が映り出てきます。ちょっと前のように自分の身は隠してレンズの先だけで技巧で見せる時代はあっという間に終わりを迎えています。

 レンズの奥の目、視点、視線、撮影者のライフスタイルが映像にそのまま素で表れてしまう時代です。生活が大変であることは間違いないですが、考え方次第、生き方次第では大変楽しく面白い時代に突入してきました。

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