九州北部豪雨からまもなく丸3年です。被災翌日から毎日15集落を歩き、村民のみなさんの元気な姿に会えてほっとしたり、どうしようもない状況では意外と人は笑うしかない状態だったりで、撮影もしながら笑顔をいっぱい記録していました。孤立地域もけもの道を這い上がっていって集落に入ったり、県道が崩れ、そのままとても大きく広い川になってしまっている地域もありました。しかし歩けば歩くほど、東峰村のみなさんは高齢者のみなさんを先頭に本当に逆境に強い、逞しいと感じました。
3週間余り毎日のように彷徨ったわたしの被災現場での足跡は今こそ生かすべきではとも思います。そして3年経って今、むらびとの未来力が問われるところにきたと感じます。これまでの3年間は復旧だ、復興だということで、国、県をはじめ支えてくださるボランティアの皆さんなどが入れ替わり立ち替わり出入りしてくださって、村民も忙しかったし、村長や行政職員も先を見ながら次々と決断を迫られてきました。
そして全体的に復旧にメド、が見えはじまた今、いよいよ被災前のようにもう一度、村民自身の底力が問われる状況に来ました。その状況を今だからこそもう一度村民全体で3年を見直し、共有し、一つになっていくプロセスがとても大事と考えます。東峰テレビは村民が状況把握を共有するためのメディアとしては映像ストーリーを活用できるのでとても有効です。当時からの変化を映像や語り合いで共有し、そこからコミュニケーションを深めながら、未来創造のエネルギーを自ら生み出していきたい今です。
*7/5(日) 正午〜午後5時まで 全国5時間Live配信(村内はケーブルテレビ放送で)
九州北部豪雨 むらびと未来力 東峰テレビ15時間Live Week の詳細は東峰テレビホームページで (企画書あり)
*岸本の取材光景の写真はRKB今日感ニュース 東峰テレビの使命 2017年7月21日 から