
「照和」というフォーク喫茶をご存知ですか?
フォーク好きには聖地のような福岡の名所でしょうが……福岡に生まれ育って52年。僕は初めて行きまし(^^;;

ここから東京進出を果たしたアーティスト、ザックリあげると
チューリップ
井上陽水(アンドレカンドレ)
サンハウス (SONHOUSE)
甲斐バンド
海援隊
シーナ & ザ・ロケッツ
THE MODS
石橋凌(ARB)
長渕剛
永井龍雲
陣内孝則(ザ・ロッカーズ)
ルースターズ
もうひっくり返るくらいのそうそうたるメンバー(^^;;

気さくなママさんのコーヒーは、コーヒー飲みの僕がリップサービスなしで「かなりウマい」とうなりました。

僕がなぜ今まで行かなかったか。
「敷居が高い」イメージで怖かったってのが正直なところ。
僕はどんな店もドカドカ入る方なんですが、ここは恐れ多い、というか「私ごときが入っては、つまはじきにされ泣きながら帰るハメにならないか」なんて勝手に思っていたわけで……
いざ入ったら、他にお客さん居なかったってのもあって、ママさんといろんなはをすることが出来て、素晴らしい「喫茶体験」をすることが出来ました。
「喫茶去」という言葉があります。
「まあお茶でも飲みましょう」という「禅」の言葉です。
楽しい、嬉しい、懐かしい、人恋しい、困った、
様々な気持ちを込めて、お茶しませんかって人は人に呼びかけたり問いかけたりするものです。
その向こうに流れる時間。
そんな気持ちにススッと寄り添う一杯のコーヒー。

人と空間、人と時間、そして人と人。店内に流れる優しいフォークソング♬
ライブの演奏日は週末土曜日だけ、今も夢追うシンガーソングライターの玉子が、ここで歌を披露するチャンスを与えられてます。
「オーディションはいつもやってますよ」
だよね〜♬ 天下の照和だもんねー。いまだに東京の音楽関係の人たちが、こっそり調査に来てるくらいだもんね(^^;;

あまりの庶民的で人当たりの良いママさんなもんで、「伝説の照和」ってのを忘れてました(≧∀≦)
「ここのスポーツセンターとか、センターシネマ、みんななくなってしまいましたね。古き良き博多が、ドンドンファッションビルやデパートに取って代わる。何十年と変わらず、地下のランドマークとしてある照和の看板だけは、僕が子供の頃から消えることなく立っている。とてもありがたいです」なんてこっちの感動ばかりを話してしまった……
帰りに「あ、ここ何時までやってあるんですか?」 と聞くと
「5時までなんです」………って。ええーっ!僕ら入った時間5時じゃん(^^;;
「ひえ〜。言ってくださいよ。僕ら迷惑お上りさんじゃないですか」
ママさんニコニコで
「まだ大丈夫ですか?って入ってくるお客さんに、おしまいですなんて言えるものですか」

喫茶去はここにあったのでした♬♬
ビックリしたわ
ほんと凄いメンバーだこと。
黒にゃんが座ったその椅子に
井上陽水さんや長渕剛さんが座ってたかも
キャーーだねw
てかでもねw
新米だけど黒にゃんファンなわたしは
黒にゃんにキャーだったりするけどさ(*^^*)V
みんな「やりたがり」ばっかなんです。おかげで、善良な観客が育てない。
昨今は人口増加……(僕が子供の頃は人口100万人だったのに、今は130万人)に伴い、良き観衆も増えて来た。
あゆも林檎も福岡だし、蒼井優も、最近じゃバカリズムも小峠も福岡カミングアウト。
「福岡出身」を言い出したらキリがない。
もっともっと「自分がやるんだい!」以外の人たちが増えないと、結局才能が、中央に流出しちゃう。
才能が地場で食える、福岡になって欲しい。
(自慢話じゃないよ)