羽生市ムジナモ保存会

食虫植物ムジナモの国内最後の自生地で、国の天然記念物の羽生市宝蔵寺沼ムジナモ自生地の復元には自然環境保全が不可欠である。

ムジナモの種子からの発芽

2020-10-21 22:12:10 | 食虫植物

             2020年7月宝蔵寺沼
 昨年ムジナモは7月から9月まで多く開花し、その数はおよそ200以上と推定される。11月に種子を700個程採取した。
種子は常温でそのまま風乾状態で翌年3月まで保管していた。種子250個を4月に注水し発芽を試みたが5月~6月発芽しない。
あわてて5月末に種子を湿らせ冷凍庫10日程保管後、種子150個を6月初旬注水する。7月27日発芽が確認。
発芽率40%程度でよくないが、良く発芽したものだと思う。
 ムジナモの種子は湿体で保管せねばならないことを改めて確認した。
偶然であるが、「スズムシ」の卵も同様で全く乾燥状態になると翌春4月に砂床に注水して孵化しないことが、今年
明らかになった。
これはよく考えてみれば、ムジナモの種子も スズムシの卵も極めて小さいので「湿体での保管」は生命の維持に
不可欠であると考えられる。
 ちなみにムジナモの種子は湿体で冷凍庫保管し、4年後の4月に注水し発芽を試み90%発芽し生育させたとがあり、
このムジナモ200株程を秋に宝蔵寺沼放流したことがる。


            2020年7月27日  発芽率は悪い30%程度


          2020年9月14日  生育環境はアオミドロが発生しあまりよくない。

食虫植物 ムジナモとは?

2013-10-26 19:49:58 | 食虫植物

 ムジナモは、モウセンゴケ科ムジナモ属の食虫植物で、きれいな水を好み、かつては沼や水路などに浮遊していました。根がなく水面に浮遊し水中のプランクトン(ミジンコなど)を直接捕えて栄養にすると同時に光合成も行う珍しい植物です。

 ムジナモは芽の先端(頂芽)が伸びて成長し、茎は全長25㎝位になります。節から6~8個の葉が輪生し、輪葉と言います。輪葉の直径は1.5~2㎝位で、分岐を繰り返し増殖してきます。水温が10℃以下になる11月には頂芽部分が密集し冬芽(とうが)をつくり、水中に沈んで越冬します。 

 ムジナモは7~8月頃のよく晴れた日に、その生育密度により正午から1時間程度、まれに開花することがあります。その後小さな種子ができ、採取することもできます。その種子から発芽や生育も可能です。

 ムジナモは、全体の形がタヌキの尾の形に似ているのでこの名が付きました。