羽生市ムジナモ保存会

食虫植物ムジナモの国内最後の自生地で、国の天然記念物の羽生市宝蔵寺沼ムジナモ自生地の復元には自然環境保全が不可欠である。

ムジナモの捕虫の仕組み・輪葉

2013-11-27 08:53:28 | 輪葉

ムジナモは、閉じ込み式(ワナ式)捕虫をする食虫植物です。捕虫器は、輪葉の先端に付いていて二枚貝のような形状をしています。通常は、開いていて内側に感覚毛があり、ミジンコなどが入り刺激を受けると1/50~1/100秒の速度で閉まります。なお、一度目の刺激では閉まらず、複数回の刺激で反応します。その後捕虫器がだんだん締まっていき、消化酵素を出して獲物を分解、養分として吸収します。自宅などで育てる場合、積極的に生きたミジンコを与えた方が生育が良いことも知られています。輪葉を横から見ると水車のような形状をしています。