税制面からの反対論者の錦の御旗は……既に法人所得税を払った後で残ったモノの蓄積だからこれに課税したら二重取りになる?……という理屈である。
今現在……法人の金庫に500兆円もの税引き後の『法人利益が眠っている』……。この形成には株主、経営者、労働者という自然人が大いに働き貢献したのである。
何も『法人……法の下の人格』だけのモノではない筈である。
さも当然といった風情で『利益の独占』を決め込んでの頬かむりってのは……ね?
ここにも時代遅れの新自由主義達が未だに滔々と主張される論旨がある。
ソレは『未来への投資準備金』であり次なる
準備。それがないと未来の企業活動に支障をきたすって奴…。バカ言えである。三十年前までのこの国の法人は剰余金なんぞは微々たるものしか無かったのである。
むしろ内部留保が殆ど無かった時代の方が活力ある社会を作っていたのである。
個人消費を鈍化させた大きな理由として内部留保(剰余金)という『法人の利益独占&溜め込み』がある……。
非課税は二重取り防止?良くわかりました。ならばその保有の優遇は『時限的』にすれば良いのである。
例えば3年経過までは許します。
でもね?ソレは投資の為のモノなのだから……使ってね!!……と。
同族的な企業には内部留保は許されてないとグーグルの記述にはあった。
法人は法人でしよ?方の下の平等。同族企業には二重取り出来るなら……何が?税法上の問題?
記述によればここ四年で40%も内部留保が増えたとあった。
ここにも『分配』っていうモノに手を付けなきゃならない構図がありますよね?
欧米の地域では……『そんなの常識〜』とばかりに企業側が率先垂範して『企業の存続をかけ』地域貢献にまで必死に取り組みを始めているのである。
テレビのニュースやワイドショーを占めてるのは橋本氏なんかの新自由主義万歳の方々。
『情報の鎖国化』は殊の外深刻なのである。
竹中平蔵なんてのがまだテレビで喋ってる?
小泉、安倍、菅……バリバリの新自由主義で『規制改革?』、『市場主義万能?』、『トリクルダウン?』……主義の鵜呑み、妄信は結構ですがね?……。
時代遅れの新自由主義のお陰でこの国は肝心の経済は凋落、国民は『自己責任』とやらで困窮者倍増……消費税はダントツ上げて、法人所得税は激下げ……その結果…法人の上がった利益は一滴も勤労者には落ちて来ていないのですよ……。
未だに国学と漢方薬で蘭学拒否してる旧江戸幕府の連中が『情報の鎖国状態』の上に、のうのうとのさばっているのである。
その間に世界の『法人の社会的使命の範囲』はドラスティックに大きくなっている……。
かつての本業限定で山城に籠っている企業は淘汰必定……。
既に世界の趨勢は……労働者に『分配する』のは『法人がサバイバルする為の第一条』……それだけじゃ全然足りない。地域への貢献という新ミッションも『当たり前の時代』になってますよぉ〜チョンマゲ結った日本経営者の方々………。
グーグルで渋沢栄一の『道徳銀行』って検索してみて下さい。少しはおクスリになるかと思います。チョンマゲ位は切ってくれると僅かな期待しております……企業経営者の皆さんへ。
幕藩体制のまんま……サスティナブル?ってね?
一度目を瞑りましょうか?せめて…せめて目先の欲得は見えなくなるかも知れないから……。