Hare's BAR

「待てば海路の日和あり」焦らず、あわてず、諦めず。

桂歌丸に会ってきました。

2011年10月02日 | Weblog
今朝は冷えました。盛岡で6.6℃。

下の写真は今朝の6時頃の岩手山です。山頂の雲の中にはうっすらと雪が積もっています。

ニュースで見たら初冠雪だそうで。どうりで寒いわけだ。



さて、今日は予ねてから楽しみにしていた落語を聞きに行ってきました。

春風亭昇昇 ⇒ 林家たい平 ⇒ 桂枝太郎 ⇒ 桂歌丸 という噺順です。

前座はさておき、林家たい平。この人凄いです。「笑点」で見てるような人のよさげな真面目な落語家というイメージの他に、正に職業「噺家」と言える様なすばらしい落語でした。

声を張り上げなくても、はっきりととおる声質、よどみない話し方。いやぁ、素晴らしかった。これぞ、プロの落語家と、見る目が完璧に変わりました。笑点で見せるような人柄と品性も随所に感じられました。


次の桂枝太郎。

奥州市出身の落語家で、岩手初の真打とのこと。噺も面白く芸風も今っぽいのだが、いかんせん、林家たい平の次だからやっぱり見劣りする。もう少し長い目で見てあげたい噺家です。


メインの桂歌丸。ん~。私のような落語ど素人がコメントするのもおこがましいような「芸術品」だと思います。とにかく素晴らしい。その素晴らしさを具体的にここで書けないくらいの素晴らしさです。表現しようがないかも。

これが本当の正真正銘の落語なんだと思います。

今日は凄く得した感じのする日です。音楽もそうですが、落語も人の心を豊かにしてくれるのを改めて感じます。

たまに東京に行った時には、演芸場に行って聞いてみたいとつくづく思いました。