Hare's BAR

「待てば海路の日和あり」焦らず、あわてず、諦めず。

福島旅行記(その2)

2012年10月10日 | Weblog
猪苗代湖の次に向かったのは、今回の旅行で一番行きたかった「会津藩校 日進館」。


会津藩士の子供たちの学校です。今でいうところの、小・中一貫校ですな。





戊辰戦争で悲劇の最後を遂げた白虎隊の若者たちもこの日新館の卒業生です。

ここでの教訓は「什(じゅう)の掟(おきて)」と言われ、現代になじまない内容もありますが、シンプルで明瞭な教えです。


1.年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2.年長者には御辞儀(おじぎ)をしなければなりませぬ
3.嘘言(うそ)をいう事はなりませぬ
4.卑怯な振舞(ふるまい)をしてはなりませぬ
5.弱い者をいぢめてはなりませぬ
6.戸外で物を食べてはなりませぬ
7.戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです


特にも、我が娘に実践してほしい教えです。(1番が)


もう一つ。

この日新館の中で、新島八重の資料展が開かれています。(残念ながら撮影NG

同志社大学を創設した新島襄の奥さまです。会津出身だったんです。

来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公がこの新島八重です。

今から150年以上も前に生まれた女性としては、かなり異色の経歴の持ち主です。

詳しくは、大河ドラマを見てこの人物について理解を深めたいと思います。

そして、この大河ドラマのオープニングシーンが日新館です。

日新館と新島八重。この2つのテーマのため会津若松に行きたかったのです。



そして旅の最後は「鶴ヶ城(会津若松城)」


8日に行った観光スポットの中で、最も観光客が多かった場所です。

戊辰戦争で会津藩士が一ヶ月にわたって立てこもった城です。

今でこそ、こんなキレイなお城になっていますが、140年余り前には壮絶な戦いの傷跡のため見る影もなかったそうです。

会津の悲しく激しい戦いの歴史の上に今があることを、こんな穏やかな天気の中、複雑な思いで見てきました。

会津若松は、もう1回行ってじっくりと見てみたい場所です。

これで、福島旅行記はどんと晴。


PS.
一昨日、埼玉の所沢で、口げんかから歩行者を車でひき殺そうとした事件がありました。

ニュースでその現場を見てぶったまげました。

なんと、息子が働いているお店の真ん前だったんです。

事件が発生したのは夜中だったので、息子は翌朝知ったらしいのですが、お巡りさんの群れがすごくて驚いたそうです。

死人がでなくて何よりでした。まったく物騒な世の中です。

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