西郷隆盛駐在の地
明治10年5月31日に西郷隆盛は人吉から宮崎に移りました。
宮崎では現在の広島通りに農家黒田某の家があり、そこで2ヶ月ほど過ごしてます。
【西郷臨末記】の著者・香春建一氏は黒田某宅の隣にあった金丸某の家に住む亀松少年(西南の役当時11才)に話を聞いたようです。(香春氏が会った時の亀松少年は73才でした)
周辺の地理に詳しかった亀松少年はよく西郷さんと兎狩りに行ってたそうです。
金丸某宅の近くに黒田藤三郎宅があり、薩軍の賄所として兵糧を何十俵も積んでる場所がありました。
西郷さんは兎を持って来ては自ら兎鍋を作り薩軍兵にも振る舞っていたと話てます。
この場所は当時草原が広がり農家がポツポツあったとありましたが、現在は宮崎市の市街地でそんな面影はありません。
西郷隆盛宿泊の寺 帝釈寺
7月28日に黒田某宅を出た西郷さんは3kmほど離れた帝釈寺に2泊してます。
ここには丁丑戦死之墓が建立されています。
西郷札製造所跡
西南の役で資金不足に陥った薩軍は西郷札を製造して物資補給を行ってます。
現在は宮崎県埋蔵文化財センター本館が建ってます。
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