危ない外食より転載
2020年10月7日
ーーー転載開始ーーー
酸化した抽の危険性があるので、おやつ的な物も抽で揚げた物はできるだけ避けるのが無難です。
特にドーナツ系は、手軽に買ったり作ったりする身近なおやつであるだけに、抽の交換もあまり頻繁でなかったり、それほどいい油を使っていなかったりと、いい加減な例が多いのです。
揚げドーナッツ
もしも、揚げたドーナツと焼いたドーナツの二択なら選ぶことができるならば、迷わず焼いたドーナツを選んでもらいたいです。
この場合、ドーナツ生地の品質の問題は考えないことにします。
単純に、揚げた物か、焼いた物かというチョイスなら、焼いた物にしたほうがいいということです。
そもそも、過度に熱を加えた食品というのはそれだけで危険性が高いので、あまり食べないほうがいいのです。
高温で長時間調理した物には、身体にとって毒性のある物が発生している可能性があります。
小麦粉にも植物性のたんばく質が含まれていますが、少なくとも、たんばく質は高温になれば変成してしまいます。
ということは、ケーキやクッキーなどの焼き菓子も長時間オーブンで焼きますから、身体にいい食べ物ではありません。
たくさん食べる物ではないということです。
良質な物を少量いただくというのが基本です。
だいたい、昔はクッキーもビスケットも手作りでしたから、そんなに手軽に作れる物ではなく、貴重品だったのです。
それが工業製品化できるようになったために、袋や箱単位で大量に食べられるようになってしまった。
そこがそもそもおかしいのです。
工業製品化するために安価な材料が使われるようになり、トランス脂肪酸やいろいろな添加物が使われて、いっそう危険な食べ物になってしまいました。
そんな物をたくさん食べるようになってしまったので、身体にいろいろな吾が出ているわけです。
パンなども、もともとはそれほど高温にして焼く物ではなかったのです。ちなみにトランス脂肪酸の代表といえば「マーガリン」です。
下から薪を焚く石窯では、それほど高温にはならなかったからです。
240度というのがオメガ9 (植物性脂肪で不飽和脂肪酸の1つ。
オリーブ油などに含まれる) の分解点ですから、220~230度以上にはしなかったはずで、それ以上にする技術もなかった。
近年、オーブンの庫内の温度が上げられるようになったのは、密閉度が高くなったからです。
いずれにしても、あまりにも高温にするのは危険度が高いのです。
ドーナツというのは要するに小麦の粉ですから、揚げれば大変な量の抽を吸ってしまいます。
それが良質の抽であるならまだしも、劣悪な使い古しみたいな抽だったとしたら?
トランス脂肪酸まみれだったとしたら?
しかも、高温調理のためにたんばく質は変成し、さらに砂糖をまぶしてあったりするわけです。
どれだけ身体に悪い食べ物になっていることか。
そういう食品を、子どもたちには特に食べさせたくない。
焼きドーナツなら安全ということもないのですが、油の害がないだけまだましというネガティブ・チョイスで、迷ったら焼きドーナツです。