健康宅配便より転載
2013-06-07
2013-06-07
ーーー転載開始ーーー
そんなバカな、とお思いでしょうが、
風邪薬、つまり総合感冒薬は、
風邪の症状を和らげるものであって、
風邪を治すものではありません。
発熱やくしゃみ、咳などの症状を
一時的に抑えるだけです。
日本呼吸器学会の『成人気道感染症診療
の基本的な考え方』という書籍の中で、
次のように明記されています。
「風は自然に治るもので、風邪薬で
治るものではない」
「抗菌薬(抗生物質)は、風邪に直接
効くものではない」
したがって、風邪を治すのは、
体内の免疫システムなのです。
前回も触れましたように、
私たちの体自体が“クスリ”なんです。
ですから、発熱時に解熱剤を使用しますと、
免疫細胞が解熱するための“仕事”をさぼり、
免疫力が落ちて、かえって風邪を長引かせる
ことにもなりかねません。
風邪を含め、体調が不良だったり、ちょっとした
ことで薬に頼るのはなるべく避け、免疫力を
高めることが大切なわけです。
自分の体を信じてみてはいかが?
ーーー転載終了ーーー