食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2014年12月03日
ーーー転載開始ーーー
スーパーなどは回収をするが万が一フグの稚魚を食べても心配ない
釜揚げシラスやシラス丼の美味しさは、たまりません。
2回に渡り、シラス・河豚(フグ)について説明します。
ニュースによると全国のスーパーなどで、鰯(いわし)の稚魚などのチリメンジャコや「シラス」に、河豚(フグ)の赤ちゃん・いわゆる稚魚が混入し回収する騒ぎになっています。
今までは気付かずに食べていたものが、フグが混ざっていることがニュースになると消費者が気付くようになり、全国的で回収が相次いでいます。
フグ(成魚)といえば、誰でも肝臓や卵などに致死量の神経毒・テトロドトキシンを持っていることを知っています。
フグ(成魚)といえば、誰でも肝臓や卵などに致死量の神経毒・テトロドトキシンを持っていることを知っています。
最少2mgでも、食べれば大人が死ぬそうです。
元々、フグの卵に毒があるため、生まれたばかりの稚魚にも微量の毒があると考えられています。
現在のところ詳しく調べた調査はないものの、稚魚に含まれる毒の量は検出できないほど少なく、食べても「まず心配ない」そうです。
浜の加工産地では選別装置で除去していてもなかなか取り切れず、4kgのシラスには多くて1匹程度のフグの稚魚が混ざっている報告があります。
浜の加工産地では選別装置で除去していてもなかなか取り切れず、4kgのシラスには多くて1匹程度のフグの稚魚が混ざっている報告があります。
厚労省によると昔からフグの稚魚の混入はあっても、死亡はおろか食中毒が起きた例はないそうです。
しかしフグそのものは有害な物質を含むため、有害物の販売を禁止する食品衛生法6条の違反と解釈し、回収するのが妥当の判断をしています。
確率的には60~80gのシラス丼、50杯に1匹以下の混入はあり得ます。
確率的には60~80gのシラス丼、50杯に1匹以下の混入はあり得ます。
スーパーと違い料理店の場合、板前の調理の段階で混じっていれば取り除くため、シラス料理・シラス丼の中にはまず見当たらないと考えるべきです。
気にして食べていたら、せっかくの美味も味わえません。
なお鰯類そして稚魚は、お節料理の田作り(ごまめ)、タタミイワシ、アンチョビ、オイルサーディンなど、私達には欠かせない魚です。
専門家は、フグの稚魚にあまり神経質になることもないと言います。
ーーー転載終了ーーー