食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2014年03月10日
合成着色料が使われているアイス類やかき氷は買わないこと
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トランス脂肪酸や脂肪の多さを考えシャーベットを
■アイスもかき氷も真っ先に合成着色料に気を付けることアイス類は、乳固形分によってアイスクリーム(15%以上)、アイスミルク(10%以上)、ラクトアイス(3%以上)、氷菓(0%)に区分されます。
気を付けたいのは、天然由来の色素を使うことが増えていても、まだまだ合成着色料が使われていることです。
爽やかそうなレモン色・メロン色・ソーダ色は、かなり要注意です。
黄色4号は、アレルギー性じんま疹の原因になっています。青色1号は発ガン性の疑いがあり、ヨーロッパでは禁止されているのです。必ず表示を見て、野菜色素などの自然なものを選ぶことです。かき氷も同様に、シロップの着色料と人工甘味料が問題です。
まだまだ、合成着色料を使っている店や出店(でみせ)も少なくありません。
説明が一部重複しますが、着色料の赤色2号・102号、黄色4号、青色2号などは、ガンやアレルギーになりやすく危険です。
こうしたアイス類やかき氷を、小さなお子さんに与えるのは考え物です。
暑い時は、持参した麦茶やミネラルウォーターに留めましょう。
家庭で作った場合でも、市販のシロップを掛ける際は合成着色料に気を付けることは言うまでもありません。イチゴ味・メロン味などいくつものかき氷のシロップの種類があっても、味や酸味・旨み成分(原材料)は全く同じなのです。
違うのは、着色料と香料だけです。
食べる人は、赤いシロップはイチゴの味がする、緑はメロンの味がすると言いますが、それは錯覚です。
心理の専門家は、食べる側が過去の食経験から、色や香りによって勝手にイチゴ味やメロン味と誤った判断をしてしまうと言っています。アイス全般には、冷凍状態を保つことで品質が保持できることから保存料が入っていません。
また大抵のメーカーでは、繰り返し高温殺菌して衛生管理を徹底しているので、食中毒の問題は少ないようです。
因みにこうした品質の変化が少ないことから、アイス類には賞味期限を表示する義務がありません。
■植物油を使ったラクトアイスはトランス脂肪酸を案外多く摂取してしまうここからは、見えにくいアイス類の注意点です。
家庭の冷蔵庫は、霜取り時に冷凍庫の温度が上がるので、どうしてもアイスクリームが溶け出してしまうのです。
カップの中が減っているのは、溶けた証拠です。
すると酸化油脂になり、老化を早める作用があります。長期保存をせずに、早めに食べましょう。植物油を使ったラクトアイスは、健康によさそうと思えても不飽和脂肪酸~トランス脂肪酸が、100g中0.24gが含有しています。
ショートニング13g、マーガリン7~8gに比べ低いものの、アイスクリームは季節的に食べる量が増えるため、トランス脂肪酸の摂取量が多くなるので注意が必要です。
安定剤(増粘多糖類)も含有し、アイスクリームに粘り気を与え氷の結晶化の進み過ぎを防ぐ食品添加物です。
海藻から作られるカラギーナンは、種類によって発ガン性が疑われています。夏バテをフォローする栄養満点のアイス類でも、食べ方によってはこうした問題点や脂肪の多さが気になります。
酸化も考えると乳脂肪100%のアイスクリームを少々食べる、あるいは冷凍庫で買い置きする場合は、脂肪を含まない氷菓/シャーベットが良いと思います。
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