食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2014年03月10日
忘年会・女子会など10%割引券の客には割引分だけ料理の質や品数を落とす
https://blog.goo.ne.jp/galaxy-karakuri/e/5b04fe2b62305a3fa322e6574885e849
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同じコースでもHPを見た割引券の客は品数や量も少なくする店の仕掛け
■「事前にお示し下さい」と書いてある割引券のカラクリ忘年会・新年会を始め飲み会では、お店のHPページをプリントアウトしたりチラシや割引券を持って行ったお客は、10%引き・20%OFFなどのサービスが盛んです。
不況の折りお客は“お得感”があるので、ついついそうした店を選びがちです。
これこそ、店側の術中にはめられているのです。商売人は、強(したた)かです。
いくらHPを見たからといって、そう簡単に大勢のお客に10%も20%も割り引きしていたら儲かりません。
10%の割引券やHPのコピー等を持って来たお客に出す料理は、10%以上安い食材にするか、あるいは品数や量を減らすカラクリがあるのです。
従って10%・20%の割引でも、店側は損をしません。同じコースやセットメニューでも、「定価コース料理」と「クーポン(間引き)コース料理」があると思いましょう。
だから割引券は帰りの会計時ではなく、「事前にお示し下さい」と書いてあるのです。
こうしたことを知らないお客は、喜んで帰っていきます。
リピーターにもなって、別のお客にも口コミで安さをPRしてくれるのです。
■割引しても儲けが増え店は笑いが止まらない!でもその先は店側は、損するどころか却って儲けが増え笑いが止まりません。
でも安ければ、店もお客もそれでいいのでしょうか?
価格に敏感な客しか眼中にない店側の姿勢は、問題と思います。
結局は料理をないがしろにして、儲けに走っていくからです。
客側も安いだけで満足する安易なウェルカムでなく、厳しい眼(舌)を養う必要があります。店側がこうした儲け方を覚えると、料理や食材の質の低下や食へのこだわりが消え失せていきます。
粗悪な食材やコピー食品のセットメニューばかりに流れていくからです。
味や食材の良さで勝負する姿勢がなければ、やがて行き着く先は淘汰されるのみです。昔から、店はお客によって育てられると言います。
店側が誠意を持った対応をすれば質の高いお客が増え、それが料理の質を上げるのです(値段がアップする意ではない)。
いくら安いとはいえこうした店の姿勢では、潰れるのも時間の問題でしょう。
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