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「症状のない陽性者による感染事例は《0%》」だったことが判明。<ネイチャー>

2021年01月03日 06時00分00秒 | 新型コロナウイルス
In Deepより転載
2020年12月30日


ーーー転載開始ーーー

無症状の感染者を隔離することの非科学性

海外の報道で、新型コロナウイルスについて、
「発症していない感染者が他者に感染を起こす可能性は《0%》」
だということを報じている海外の記事を目にしました。

出典は、ネイチャーの学術誌であるネイチャー・コミュニケーションズに掲載された論文でした。

以下の論文です。



Post-lockdown SARS-CoV-2 nucleic acid screening in nearly ten million residents of Wuhan, China
中国武漢の約1,000万人の住民における封鎖後のSARS-CoV-2核酸スクリーニング
 
これは、簡単にいえば、「ロックダウン解除後の武漢で 1000万人に対して行った調査の結果」が記載されているもので、その結果として、

「新型コロナウイルスに感染していて発症していない人(無症候性感染者)が他者に感染させた事例はゼロだった」

ことが述べられています。
繰り返しますが、「少なかった」のではなく、「ゼロ」です。

中国武漢は、2020年 1月23日から 4月8日までロックダウン下にありました。
調査は、ロックダウンが解かれた後の 5月14日から 6月1日までに武漢市の 6歳以上のすべての市民に対して行われたものです。

この
「 1000万人に対しての調査で、0%」
という数字は、非常に重要な数字であり、日本を含めて、現在各国でおこなわれている「症状のない感染者も隔離する」という方法論が、桁違いに間違いであることを示しています。

間違いというより「科学的ではない」という表現が正しいと思われます。
まず、そのことを取り上げていたメディア報道をご紹介します。

 
COVID-19の無症候性感染はまったく起きていないことを 1000万人の研究は見出した


中国の武漢でおこなわれた 約1,000万人に対しての調査によると、COVID-19(新型コロナウイルス)の無症候性の蔓延はまったく発生しなかったことがわかった。

これは、ロックダウンの前提となっていた「症状を示していない感染者の人々が無意識のうちにコロナウイルスを拡散させている」という概念が崩壊したことを意味する。

科学雑誌ネイチャー・コミュニケーションズに 11月に公開された論文は、主に武漢にある華中科技大学と中国全土の科学機関の専門家たち、そしてイギリスやオーストラリアからの専門家たちを含む 19人の科学者によって編集された。

5月14日から 6月1日までの間に、COVID-19のグラウンドゼロである武漢の住民 989万9,828人がこのスクリーニングプログラムに参加し、その結果、ウイルスの無症候性感染の可能性について明確な結果が得られた。

無症候性の感染は、世界中で実施されているロックダウンの根本を正当化している概念だ。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)からの最新のガイダンスでは、ウイルスは「症状のない人からでも広がる可能性がある」と述べている。
実際、CDCは、無症候性の人々が「感染の 50パーセント以上を占めると推定されている」と主張している。

英国保健長官もこの説を推進しており、COVID-19の無症候性の感染拡大の概念に基づき、マスクの必要性を説明している。

しかし、ネイチャー・コミュニケーションズのこの研究「中国武漢の約 1,000万人の住民における封鎖後のSARS-CoV-2核酸スクリーニング」と題された論文では、無症候性キャリアが感染を拡大させていない概念が明らかとなった。

調査対象の約 1,000万人のうち、「 300人の無症候性症例」が見つかったと研究は述べている。その後、コンタクト・トレーシング(濃厚接触者の追跡)が行われ、その結果、合計 1,174人の濃厚接触者のすべてが COVID-19に陰性で、陽性症例は 1人もいなかった。

その後、無症候性の患者と濃厚接触者の両方が 2週間隔離されたが、その 2週間後も結果は同じままだった。

論文は以下のように述べている。
「隔離の期間後、無症候性患者も、またはそれらの密接な接触者のいずれにも、COVID-19 感染、あるは新たな感染は確認されなかった」

無症候性患者が感染を広げないというさらなる証拠は、陽性および再陽性の無症候性症例における「ウイルス培養」がすべて陰性であり、研究には、
「本研究で検出された陽性症例において《生存可能なウイルスは存在しない》ことを示している」
とある。

無症候性であることが判明した人たちの年齢は 10歳から 89歳の範囲であり、無症候性の陽性率は「 17歳以下の子どもと青年で最も低く」、60歳以上の人々で最も高い率だった。

この研究はまた、ウイルス自体の弱体化により、「新たに感染した人は以前に感染した症例よりも無症候性であり、ウイルス量が少ない可能性が高い」ことを認識した。
このような結果は前例がないわけではない。

今年 6月、世界保健機関(WHO)の新興感染症および人獣共通感染症ユニットの責任者であるマリア・ヴァン・ケルホーブ博士(Dr. Maria Van Kerkhove)は、無症候性キャリアからの感染に疑問を投げかけている。

新しい武漢でのこの研究は、無症候性感染が「稀である」のでなく、「無症候性感染は存在しない」という確かな科学的証拠を示しているように見える。
無症候性の陽性症例が感染を拡大させる証拠がないことが判明し、この研究はロックダウンの正当性について重要な疑問を投げかけている。

アメリカ経済研究所(AIER)のジェフリー・タッカー氏は、「 1,000万人を対象にした大規模な科学的研究を見逃してはならない」と記事で主張し、アメリカの各メディアは、このことを正確に報じるべきだとした。

それでも、メディアの報道では、今のところこの研究は無視されている。

アメリカ経済研究所は、この研究に基づいて正しく対処すれば、アメリカはロックダウンを解除し、健康な人たちが他の人に危険を及ぼすことなく通常の生活に戻ることが可能なはずだと述べている。

<以下略>
全文はこちら

ーーー転載終了ーーー




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