ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
1999年製作
GAMERA 3: THE AWAKENING OF IRIS
上映日:1999年03月06日
製作国:日本
上映時間:108分
配給:KADOKAWA
≪解説 あらすじ≫
大映による特撮怪獣映画「大怪獣ガメラ」を復活させた「平成ガメラ」3部作の第3作。「ガメラが人類の敵だったら」というテーマのもと、ガメラとギャオスの戦闘による被害で両親を失った少女を主人公に、人口が密集する大都会に怪獣が出現することによる災害を真正面から描いた。監督は平成ガメラ3部作ですべてでメガホンをとった金子修介。特技監督も同様に前2作から引き続き樋口真嗣が務め、当時の最新技術を駆使し、日常の風景が奪われていく惨事を徹底した描写で描いた。2021年4月「ガメラ55周年記念プロジェクト」の一環として、4Dデジタル復元した「4K HDR版」が全国のドルビーシネマで期間限定上映。
ガメラとギャオスの戦闘で両親を失ったことでガメラを憎んでいる少女・比良坂綾奈は、ある洞窟で謎の生物を発見し、「イリス」と名付けてかわいがっていた。一方、東京に2匹のギャオスが飛来し、ガメラがこれを撃退するものの甚大な被害が出たことから、政府はギャオス以上にガメラを危険視するようになる。やがて、綾奈のかわいがっていたイリスがギャオスの変異体であることが判明。綾奈の憎悪を糧に急速に成長したイリスは繭を形成し、綾奈を自身に包み込む。龍成は洞窟に駆けつけて繭の中から綾奈を救出するが、綾奈は意識不明になり、イリスは姿を消す。南明日香近辺の生物を捕食し、成体となったイリスは、監視していた陸上自衛隊普通科小隊を全滅させ、綾奈との完全な融合を求めて飛び立つ。アトランティスの邪神イリスと守護獣ガメラは京都市街へ降り立つ。憎悪に満ちた綾奈の思いを受けて文字通りの邪神と化したイリスはガメラを圧倒しはじめ、遂にガメラは綾奈と長峰たちがいる京都駅ビル内に叩き伏せられる。イリスはそのまま綾奈との融合を試みるが、京都駅にたどり着いた龍成が十握剣を投げつけ、イリスと綾奈の繋がりを断ち切る。イリスは龍成を吹き飛ばし、正気に戻った綾奈を体内に強引に取り込み融合を果たそうとしたが、復帰したガメラに腹部を抉られ、綾奈を取り出されてしまう。イリスはガメラの右手を槍腕で貫き、読み取った遺伝子から再現したプラズマ火球で止めを刺そうとする。ガメラは自らの右腕を火球で吹き飛ばして脱出し、イリスが放った火球をその右腕で受け止め、炎の拳に変化させてイリスの傷口を殴りつけ、粉砕する。その後、綾奈は長峰の必死の心肺蘇生法とガメラの呼び寄せたマナによって事なきを得て、龍成も怪我もなく生還する。綾奈は自身の所業を深く悔やんで涙する。そのころ、米・中・露各軍からの連絡により、世界中のギャオスが日本へ向かい始めていることを把握した日本政府と自衛隊は、攻撃目標をガメラからギャオスに変更し、総力を挙げての迎撃を決定する。傷が癒えぬままのガメラもまた、長峰、浅黄、龍成、綾奈に見送られ、ギャオスとの戦いに向かう。
★★★☆☆
●う~んこのシリーズは、ガメラ嫌い!みたいになってるので、あまり好きじゃなかったんだよね。でも、3部作
の最後ですからね。見ておきませんと。やはり、戦闘場面は2のほうが面白かったね。3は、どちらかというと
人類の身勝手な戦闘行為について考えさせるみたいなところがありますから、イリスもあんまり力発揮できなか
った感じがあります。あんな狭い京都駅の中じゃ、暴れられないよね。それにしても、あんな爆発があって、無傷
というのは、その、マナ、の力なんでしょうかね。あまりにも都合よすぎて。ま、見れてよかったです。