雑記帳

豊田市在住 あきたんの日記風ブログ 様々なジャンルのブログです。

🎥 モアナと伝説の海 Moana

2025-01-22 18:58:27 | 観物/聴物
🎥 モアナと伝説の海
2016年製作
Moana
上映日:2017年03月10日
製作国:アメリカ
上映時間:107分
ジャンル:ファミリー アニメ ミュージカル
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
≪解説 あらすじ≫
 2016年にアメリカ合衆国で公開された3Dコンピュータアニメーションによるスペクタクル・アドベンチャー映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが制作する56作目の映画である。日本では2017年3月10日に公開された。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編映画が日本で3月に公開されたのは2014年公開の「アナと雪の女王」以来3年ぶりとなる。劇場公開時の同時上映は『インナー・ワーキング』。キャッチコピーは「海に選ばれた16才の少女――彼女の名は、モアナ。」。2026年にディズニーによって実写映画が公開予定。「アナと雪の女王」や「ズートピア」など、ヒット作を連発するディズニー・アニメーション・スタジオが、南の島と大海原を舞台に描いた長編アニメーション。「リトル・マーメイド」「アラジン」のロン・クレメンツ&ジョン・マスカーが監督を務め、海を愛する美しい少女モアナが、島の危機を救うために冒険を繰り広げる。大ヒットミュージカル「ハミルトン」で知られるリン=マニュエル・ミランダが手がけた主題歌「どこまでも How Far I'll Go」が、第89回アカデミー主題歌賞にノミネートされた。
 モトゥヌイ島の伝承の一つに、このようなものがあった。
…時は1000年前。女神テ・フィティの「心」には命を創り出す力があり、海しかなかったこの世界に島、植物、動物を誕生させた。同時にその心はあらゆる悪党の標的となる。ある時、変身自在の半神マウイは島として鎮座するテ・フィティから心を盗み出すが、逃げる最中に同じく「心」を求める溶岩の巨大な悪魔テ・カァの襲撃を受け、マウイはテ・フィティの心を海の奥底へ落としてしまう。テ・フィティの心がなくなったことで世界は闇に包まれ始める。しかし、世界が闇に覆われ尽くす前に、海に選ばれし者が現れ、珊瑚礁を超えてテ・フィティの元へ心を返しに行く。…
 この話を祖母タラから聞かされて育ったモトゥヌイの村長(むらおさ)の娘モアナは、幼い頃から珊瑚礁の向こうの海に関心を抱いていた。しかし村には「珊瑚礁を超えてはいけない」という掟があり、父のトゥイも掟を護り、娘にも同じことを要求した。幼いモアナは砂浜で意思があるかのように振る舞う波と、緑色の石を目にするが、成長するにつれてそのことは忘れ、次第に将来の村長としての自覚も大きくなる。それでも、海への好奇心は抑えられずにいた。ある時、島の近海から魚が消え、作物も穫れなくなってしまう。モアナは珊瑚礁を超えて魚を獲りに行くことを提案するが、トゥイに猛反対される。モアナは悩みながらも漁師の船でサンゴ礁を越えようとするが、波に飲み込まれてしまい命辛々島に戻る。その様子を見た祖母タラは、モアナを閉ざされた洞窟へ連れて行く。そこには漁に使うより大きな船がいくつも置かれており、モアナは先祖が海を渡り、島を次々と開拓してきたことを知る。タラは幼いモアナの前に現れた波と緑色の石を見ており、モアナこそが「海に選ばれし者」であると告げた。その直後、タラは病に倒れる。死に際、モアナに緑色の石を手渡し、それがテ・フィティの心であると明かす。そして、珊瑚礁を超え、マウイを探し出し、彼と共にテ・フィティへ心を返しに行くよう伝える。決心したモアナはタラの言う通り、掟を破って洞窟の船で珊瑚礁の向こうの海へ繰り出すも、初めての航海では嵐の前に為す術もなく、無人島へ漂着する。その島には心を盗んで以来、幽閉されていたマウイがいたが、彼は自らの行いについて「感謝されるべきだ」と言い張り、一緒にテ・フィティの元へ行くというモアナの頼みを聞こうとしない。マウイは幽閉されるまで、人間のために島を引き揚げたり、昼間を伸ばしたり、火を人間に与えたりと多くのことをしてきており、そうした彼の偉業や過去はタトゥーとして彼の体に現れているのだと語る。再び人々の英雄となるためマウイはモアナを洞穴に閉じ込め、モアナの船で島を出ようとするが、洞穴から脱出したモアナと「海」の説得により共に航海を始める。ただし、テ・フィティの元へ行くのはマウイがマウイたる所以――テ・カァから逃げる際にテ・フィティの心とともになくした、姿を自在に変える能力を持つ武器「神の釣り針」を、巨大なカニのタマトアから取り返した後に、という条件を付けて。2人がタマトアの元へ向う途中、テ・フィティの心を狙うココナッツの海賊カカモラの一団が襲撃してくるも、マウイの帆捌きとモアナの機転によりこれを撃退。二人はタマトアの元へ辿り着き、マウイは釣り針を取り返すも、うまく変身できない。タマトアに捕まってしまったマウイを、モアナは光る苔を塗った石を囮にすることで助け出す。そのまま間欠泉を利用して逃げ出し、二人は神の釣り針を取り返すことに成功する。変身できないことで自信をなくしているマウイに、モアナはどうして自分を信じられないのか尋ねる。すると、彼の持つ「海に捨てられる赤子」のタトゥーについて語り始める――自分は生まれた直後に捨てられた子であり、神に釣り針を与えられてのち、半神マウイとして人間を助け続けてきたのは、感謝されることで自分にも価値があると信じたかったためであると。「心」を盗んだのも、彼と違い命の限られた人間たちのためであったと。そして、釣り針を扱えなくなってしまったら自分には価値はないのではないかと。しかしモアナは、彼が海に神として選ばれたのは理由があるはずであるし、彼が英雄と呼ばれたのは彼自身の勇気と自己犠牲のためだ、とマウイを励ます。その後、モアナに感謝し、彼女を信用したマウイは彼女に航海術を教えるようになり、またマウイは変身の特訓を始める。テ・フィティの島が近づいた時、2人の前にテ・カァが立ちはだかる。一度はこれに挑んだ二人だが、モアナの作戦の失敗で、テ・カァの攻撃を受け釣り針にヒビが入ってしまう。これにマウイは自身の力、ひいては人間からの感謝を永遠に失うことを恐れて去る。自信を失ったモアナは海にテ・フィティの心を沈め、モトゥヌイへ帰ろうとする。すると、モアナの前にエイに生まれ変わったタラが現れ、モアナに自分を見つめ直すよう諭す。自分の海に対する愛情は、海に選ばれたから生まれたのではなく、海を渡っていた先祖から受け継がれてきた自分自身のものだということにモアナは気づく。モアナは再びテ・フィティの心を返すことを決意し、再び海を越え単身テ・カァに立ち向かい、海に入れないという弱点をついて、教わった航海術で立ちはだかるテ・カァをかいくぐる。内なる声に従ったモアナの元へマウイも戻り、釣り針を犠牲にしながらもテ・カァの追撃からモアナを助ける。ついにモアナはテ・フィティの島に至るも、その島は環礁のようになっており、テ・フィティが鎮座するはずの場所には海が広がるのみ。モアナは、テ・カァこそが心をなくしたテ・フィティの怒り猛っている姿だと気づくと、彼女に自分を見つめ直すよう説き、テ・カァの胸に「心」を嵌め込む。心を取り戻したテ・カァはテ・フィティの姿へと戻り、世界には緑と平和が戻ってゆく。マウイはテ・フィティに「心」を盗んだことを謝罪し、新たな釣り針を与えてもらう。マウイの身体には新たに「海に選ばれし少女」のタトゥーが現れる。モアナはマウイに優れた航海士が必要と言って村に来ないか聞くものの、マウイはすでにモアナがいるから必要ない、と断る。モアナは一人で生きる道を選んだマウイと別れ、モトゥヌイへと戻る。家族や村人との再会を果たしたモアナは、村長になるのではなく、教わった航海術で先祖がしてきたように海を渡り島を開拓していくことを決意したのだった。エンドロール後、タマトアが間欠泉によりひっくり返ったまま身動きが取れずにいるところで映画は幕を閉じる。

★★★☆☆
●うやあアニメとはいえ、なかなかどうして、冒険と笑いと謎が交錯して、物語は進む。いざ海に出て行った
モアナ。食料やなんかは、さておいて、って感じ。モアイの神がかりな力を借りて、心、を返しに行く。ナン
ト、心の持ち主は、火山流、溶岩流になっていた。心を亡くしたので、怒り狂ってしまったのだ。モアナは
心を返し、平和な大地(島)をよみがえらせる。村に帰って、また再びの冒険を夢見るのだった。
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🎥 トップガン マーヴェリック Top Gun: Maverick

2025-01-22 18:35:10 | 観物/聴物
🎥 トップガン マーヴェリック
2022年製作
Top Gun: Maverick
上映日:2022年05月27日
製作国:アメリカ
上映時間:131分
ジャンル:アクション
配給:東和ピクチャーズ
≪解説 あらすじ≫
 トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作「トップガン」の続編。主人公マーヴェリックをクルーズが再び演じ、「セッション」のマイルズ・テラー、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリーらが共演し、前作でマーヴェリックのライバル、アイスマンを演じたバル・キルマーも再出演した。「オブリビオン」のジョセフ・コジンスキーが監督を務め、「ミッション:インポッシブル」シリーズの監督や「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家として知られるクリストファー・マッカリーが脚本に参加。北米で7億ドル、日本でも135億円を超える興行収入を記録する世界的大ヒット作となった。第95回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、音響賞を受賞。本作は、前作で監督を務め2012年に没したトニー・スコットに捧げられている。
 ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐は、米海軍の過去40年間において空中戦で3機の敵機撃墜記録を持つ唯一のパイロットである。本来なら将官になっていてもおかしくない輝かしい戦歴とは裏腹に、ひたすらに現場主義を貫き昇進を拒み続けている彼は部隊で一悶着起こした関係で左遷され、スクラムジェットエンジン搭載の極超音速テスト機「ダークスター」のテストパイロットを務めていた。しかし、最高速度がマッハ10に達していないのを理由に、計画が凍結されることを伝えられる。マーヴェリックは、チェスター・“ハンマー”・ケイン海軍少将が計画凍結を言い渡しに来る前にマッハ10を達成すべく離陸し、見事成功させるが、独断でそれ以上に記録を伸ばそうとした結果、ダークスターを空中分解させてしまう。無事脱出し帰還したマーヴェリックは飛行禁止を言い渡されてもおかしくない立場だったが、かつて戦闘機パイロットとしてマーヴェリックと共に戦った、太平洋艦隊司令官トム・“アイスマン”・カザンスキー海軍大将の強い要望で、かつて自身も派遣されていたノースアイランド海軍航空基地の「トップガン」における教官職を命じられ、三十数年ぶりに戻ることになる。とあるならず者国家がNATO条約に違反するウラン濃縮プラントを建設し稼働させようとしていたため、それを破壊すべく特殊作戦が計画されており、マーヴェリックは、同作戦に参加させるためにトップガン卒業生から選りすぐられた若き精鋭パイロット達に対し、特殊対地攻撃作戦の訓練を施す教官として抜擢されたのだった。この任務は、基地周辺の強力な防空網を避けるために険しい渓谷を超低空・超高速で飛行しなければならず、電磁波妨害も行われているため、GPSを用いる最新鋭機のF-35は役に立たないという極めて困難な任務であった。さらにマーヴェリックは、参加するパイロットの中にかつて事故で亡くなった親友ニック・“グース”・ブラッドショー海軍中尉の息子、ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー海軍大尉がいることに困惑する。マーヴェリックはルースターの母に請われ、彼をグースと同じ目に遭わせないため、海軍兵学校への志願書が受理されないように工作していた過去があった。ルースターはこの一件のほか、グースがマーヴェリックの後席に乗っていて事故死したことを知って以降、マーヴェリックが父の死の原因を作ったとして一方的な恨みを募らせていたのだった。マーヴェリックは、電磁波妨害に左右されないレーザー誘導爆弾を運用できるF/A-18E/F スーパーホーネットを任務に使用する機体として定め、ルースター達若きパイロットに厳しい訓練を課すが、彼らは作戦を成功に導けるだけの練度に達せず、ルースターは過去の因縁からマーヴェリックに対して反抗的な態度を取るばかりだった。さらにパイロットの一人で、僚機を見捨てるなどの行動から問題児扱いされていたジェイク・“ハングマン”・セレシン海軍大尉が、マーヴェリックとグースの過去をネタに軽口を叩いたことで、パイロットたちの間に摩擦が生じる。自らの過去が招いたトラブルに悩むマーヴェリックを自宅に呼び出したアイスマンは、闘病中の体に鞭打ってマーヴェリックと面談し「過去は忘れろ」という助言を与え、数日後に息を引き取った。その直後、若きトップガン達を所要練度に到達させられなかったことを理由に、マーヴェリックは教官職を剥奪されてしまう。マーヴェリックは元ガールフレンドのペニー・ベンジャミンに悩みを打ち明け、二度とグースのような犠牲者を出さないことを誓うとともに、一人のパイロットとしてルースターと向きあうため、そして作戦が必ず成功させられることを証明するために、無断でF/A-18Eを使用して作戦のデモンストレーションを行い見事に成功、パイロットたちの信頼を勝ち得て、任務の際に編隊長として飛ぶ許可を上層部から取り付ける。そして訪れた特殊任務の日、マーヴェリックたちは空母セオドア・ルーズベルトから飛び立ち、プラント破壊に成功するが、プラント周囲に配置された大量の対空ミサイルからの攻撃にさらされる。その最中、マーヴェリックとルースターはお互いをかばう形で撃墜されてしまい、敵の航空基地近くでベイルアウトする。森で再会した2人は敵基地に無傷で残っていたF-14を強奪し離陸、迎撃にやってきた敵の第5世代戦闘機との性能差を腕前とコンビネーションでカバーし撃墜していくが、最後の1機を相手にするときには武装を使い果たしており、さらに脱出装置も故障し進退窮まってしまう。ルースターを死なせてしまうことをグースに詫び、撃墜されるのを待つばかりのマーヴェリックだったが、そこに空母で待機していたハングマンが駆けつけて敵を撃墜し、窮地を免れる。無事に空母に帰還した2人は過去を払拭して真の和解を果たし、若き頃のマーヴェリックとグースのように親友となった。その後、マーヴェリックはペニーの店を訪れるが、彼女はあてもなくヨットでのクルーズに出ていた。そこで、自らの家でルースターと共にP-51の整備等をしながら過ごしていたが、ある日ペニーが娘と共に訪ねてくる。 2人はお互いの帰還を噛みしめるように見つめあい、キスを交わす。そしてマーヴェリックはP-51にペニーを乗せ、夕日に向かって飛び立って行く。 一方ルースターは、若い頃のグースとマーヴェリックが写った写真の横にピン留めされた、ミッション成功時の自分たちの写真を見つめ、笑顔で亡き父に思いを馳せるのであった。

★★★☆☆
●ワクワクするのは、間違いない。今回は、前作の親友の死も絡めているので、さらに面白くなっている感じ。
ま、前作は忘れてしまいましたけど。やはり、あのスピード感は圧倒的ですね。それは、冒頭から出していて、
後半の伏線なんでしょうね。相変わらずの無鉄砲さを、一発出しといて、大人の恋もちょいちょい出してきま
す。スピード、スリル、恋に葛藤。戦闘機とくれば、面白くないはずがない。
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🎥 ガントレット THE GAUNTLET

2025-01-20 06:59:04 | 観物/聴物
🎥 ガントレット
1977年製作
THE GAUNTLET
上映日:1977年12月17日
製作国:アメリカ
上映時間:115分
ジャンル:アクション
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 警察上司の立場がまずくなる裁判の証人を護送するはみだし刑事(でか)の活躍を描くアクション映画。製作はロバート・デイリー、監督は「アウトロー」のクリント・イーストウッド、脚本はマイケル・バトラーとデニス・シュラック、撮影はレックスフォード・メッツ、音楽はジェリー・フィールディングが各々担当。出演はクリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、パット・ヒングル、ウィリアム・プリンス、マイケル・カバナーなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。デラックスカラー、パナビジョン。1977年作品。
 朝陽がフェニックスの町を包む--。夜明けだ。酒場より出てきた男は、酒くさい息をはきながら車を運転して市警の前に着く。男の名はショックリー(C・イーストウッド)。ヒラの市警警官だ。重要な事件の担当も今までなく、大きな昇進もしてない彼は今、ブレイクロック(W・プリンス)警部補より呼び出しを受けたのだ。同僚で今はデスク仕事に出世したジョゼフソン(P・ヒングル)に酒くさいのを注意されたショックリーの今回の仕事は、組織のからんだある事件の検事側証人としてある人物を、ラスベガスからフェニックスまで連行するという、ごくありふれたものだった。ところが、ラスベガスに着いてショックリーの驚いたのは、何と証人はマリー(S・ロック)という女だったということ。この売春婦は知的な女で、彼女はショックリーとの旅を拒絶する。行けば殺される! と。馬鹿なことを言う奴だ、と思っていたショックリーも、空港へ向かう途中で起こった待たせてあったレンタカーの爆発や、正体不明の車の追跡等に出合っては、信じずにはいられない。ようやくマリーの言うことにある程度納得した彼は、彼女のいうとおりひとまず彼女の家に身をひそめた。そしてブレイクロックに保護をたのむ彼。警官の来る間、マリーは風呂へ、彼は空港に次の便のチケットを予約した。やがて、パトカーがやって来る。しかも、たのんだ1台ではなく数十台も……。何か事態はおかしかった。警官隊や狙撃隊が家を包囲し、一斉射撃を始める。壁が床が天井がズタズタの穴だらけと化し、マリーは地下室より脱出通路を逃げ、ショックリーもあとを追って脱出に成功。同じ頃、家はくずれ落ちた。再び2人の旅が始まった。途中でパトカーを1台ジャックし、州境へ向かう。そしてその警官より彼は意外なことを聞いた。彼は警官殺しの犯人にされ、マリーも暗黒組織より命を狙われているというのだ。ショックリーは再び、ブレイクロックに電話して保護の確約を取るが、マリーは、ブレイクロックがあやしい、彼こそ張本人だ、という。そういわれてみれば思いあたる点もいくつかある。ショックリーは、ブレイクロックのさしむけた保護隊の待つ州境の手前で、マリーと共にパトカーを下車した。そしてそのまま州境に向かったパトカーは待っていた一団のマシンガンにもちろんハチの巣に……。敵はブサイクロックだ! ショックリーはそう確信した。マリーと共に砂漠の洞穴で一夜をあかしたショックリーは、朝近くにやってきたヘルス・エンジェルのバイクを1台奪い、電話でジョゼフソンにブレイクロックの策謀をつげる。が、その時、頭上にヘリがやって来て、電話ボックスの彼を狙う。マリーを乗せ、彼の逃亡が始まった。執拗に追ってくるヘリ。逃げるバイク。やがてヘリは高圧線に接触して爆破、ショックリーとマリーは、貨物列車に飛び乗った。しかし、そこには先程のエンジェルの男達が……、マリーの必死のオトリ作戦がものをいい、2人は助かった。そして、2人はキングマンという町に着く。フェニックス行きのバスの発車時刻までの間、モーテルに入り、休息する2人。マリーはショックリーに愛を告白。ショックリーもそれを静かに受けとめた。そして再び、ジョゼフソンに今から町に乗り込むことを告げた。マリーは反対するが、こうなれば、男としての意地だ。一方、ジョゼフソンは、友の危険を救うため地方検事フェイダースピール(M・カバナー)に協力を求めるが、彼もまたブレイクロックの仲間だったのだ。早速、ショックリーの計画はブレイクロックにも知れ、警官隊は町へ入ってくるバスのコースの街路に並ぶ。手に銃を持って--。その頃、ショックリーはバスをジャックし、運転席を鉄板で囲むと、マリーと共にフェニックスへ向かった。青空の下、バスはフェニックスへ近づく。街路には銃を片手の警官隊以外1人もいない。やがて、街に入って来たバスにジョゼフソンが近より、ショックリーの計画をやめさせようとするが、彼も狙撃され死亡。ショックリーの怒りは爆発する。ただマリーという証人を連れて前進するのみだ。バスは街角をまがった。と、同時に無数のいやそれ以上の弾道がバスに吸い込まれていく--。やがてバスは止まり、ショックリーとマリーが下車。警官は2人を囲み、ブレイクロックが2人の前にやって来た。そして彼はショックリーを撃つ。傷つき倒れるショックリー。だがマリーがショックリーの銃をとり、ブレイクロックに向け引金を静かに引くのであった。そして二人は裁判所を後にする。

★★★☆☆
●はみだし刑事に、お鉢が回ってくる。ブレイクロック警部補に不利な証言をする予定の証人マリーの護送を
命令される。ブレイクロックはいろいろと画策し、証人ともどもベンも消そうとしていた。様々な罠と不運を
かいくぐり、バス乗り場までやってくる。そこで、バスをハイジャック。というと威勢がいいが、乗客を全員
降ろして、バスで裁判所へ乗り込もうというのだ。町全体に警官隊が銃器をもって待ち受ける中、バスが裁判
所に向け走ってゆく。裁判所までたどりつくと、そこにはブレイクロックが待ちうけていた。難なく彼を排除
して裁判所を立ち去る二人。マリーは大卒で頭がよく、ベンの能天気さをとがめる。誰が罠を仕掛けていると
思ってんの!今電話したやつにしか居場所はわからないじゃないの!といわれて、はたと気づくベン。ちょっと
間抜け、というかお人よしか。そんな二人の珍道中。なかなか楽しめます。
*ガントレット(Running the gauntlet, gantletとも綴る)とは、刑罰・体罰の一種。罰を受ける者は二列
(gauntlet)に並んだ兵士の間を通り抜けるように強制され、通り抜ける間に両側の列の兵士が棍棒や鞭で
殴ってゆくもの。
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🎥 アメリカン・スナイパー American Sniper

2025-01-19 12:39:21 | 観物/聴物
🎥 アメリカン・スナイパー
2014年製作
American Sniper
上映日:2015年02月21日
製作国:アメリカ
上映時間:132分
ジャンル:アクション ドラマ 戦争
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 2014年のアメリカ合衆国の戦争映画。アメリカ海軍特殊部隊Navy SEALsの狙撃手・クリス・カイルの人生を描いた。クリス・カイルの自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』を原作に、ジェイソン・ホール(英語版)脚本、クリント・イーストウッド監督によって制作された。2015年1月までに北米興行成績で2億1700万ドルを記録し、『プライベート・ライアン』の2億1650万ドルを超えてアメリカで公開された戦争映画史上最高の興行収入額となった。2015年2月には3億ドルを突破した。
 クリス・カイルはテキサス州に生まれ、厳格な父親から狩猟の技術を仕込まれながら育った。やがて時は経ち、ロデオに明け暮れていたカイルは、アメリカ大使館爆破事件をきっかけに海軍へ志願する。30歳という年齢ながら厳しい訓練を突破して特殊部隊シールズに配属され、私生活でも恋人タヤと共に幸せな生活を送るカイルであったが、間もなくアメリカ同時多発テロ事件を契機に戦争が始まり、カイルもタヤとの結婚式の場で戦地への派遣命令が下るのだった。イラク戦争で狙撃兵として類まれな才能を開花させたカイルは、多くの戦果から軍内で「伝説(レジェンド)」と称賛されると共に、敵からは「悪魔」と呼ばれ懸賞金をかけられていた。テロ組織を率いるザルカーウィーを捜索する作戦へと参加したカイルは1000m級の狙撃を得意とする元オリンピック射撃選手の敵スナイパー「ムスタファ」と遭遇し、以後何度も死闘を繰り広げる。繰り返される凄惨な戦いのなかで親友のビグルスは戦傷により視力を失い、戦争に疑問を感じ始めたマーク・リーは戦死し、強い兄にあこがれて海兵隊に入隊した弟はイラク派兵で心に深い傷を負って除隊した。同僚や弟が戦場で傷付き、倒れゆく様を目の当たりにし、徐々にカイルの心はPTSDに蝕ばまれていった。戦地から帰国するたびに変わっていく夫の姿に苦しみ、人間らしさを取り戻してほしいと嘆願するタヤの願いもむなしく、戦地から帰国するたびにカイルと家族との溝は広がっていく。4度目の派遣でサドルシティに赴いたカイルたちは敵の制圧地帯に展開し、ついに防護壁の工兵を射殺したムスタファの姿を捉える。ビグルスへの思いを込めて放った1発の銃弾はムスタファを貫いて敵陣の包囲網を辛くも突破し、宿命の長い戦いはついに幕を閉じる。除隊して帰国したカイルは、戦地の記憶に苛まれて一般社会に馴染めない日々を送り、戦地でもっと仲間を助けたかったという気持ちを医師に吐露するが、医師は「ここにも助けを必用とする者達がいる」と傷痍軍人たちを紹介する。やがて彼らとの交流を続けて少しずつ人間の心を取り戻し、家族との絆も復活させるカイルだが、ある日に退役軍人社会復帰プログラムの一環として赴いた射撃訓練先で、自分が支援していた退役軍人によって射殺されるのだった。スタッフロールでは、実際のクリス・カイルの葬列および追悼式の様子と、それを見守るために軍人、元軍人、さらには多数の一般市民までもが集まっている映像が映し出される。

★★★☆☆
●やはり、戦争が身近にない日本では、実感というか、深刻さというモノがなかなか伝わりにくい。戦争の
犠牲者が、殺された者だけでなく、殺す側にもあるということが、よくわかっていない。ランボーでもそう
だったが、アクションが派手であれば、そちらに目が行くが、この映画では、戦争にかかわる人たちが、徐々
にむしばまれていくところが描かれる。そして、除隊して派兵によってむしばまれた心をいやそうとした、ス
ナイパーが、退役軍人を支援していたところ、撃たれて死んでしまう。なんともやるせない、戦争犯罪という
モノを思い知らされる映画。クリントイーストウッドはすごいね。
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第530回 名古屋フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会

2025-01-19 07:55:03 | 観物/聴物
🎹 第530回 名古屋フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
〈エモーショナルな音楽〉
2025.1.18 (土) 16:00-18:20
愛知県芸術劇場コンサートホール
≪出演≫
 ロベルト・フォレス・ベセス(指揮)
 カミーユ・トマ(チェロ)
 森岡聡(コンサートマスター/名フィル コンサートマスター)
≪プログラム≫
▊ 小出稚子(名フィル コンポーザー・イン・レジデンス):委嘱新作[世界初演]
▊ サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 作品33*
▊ ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27
アンコール カザルス:鳥の歌
≪聴きどころ≫
 第508回定演のニールセンで聴衆を呆然自失に追い込んだスペイン人指揮者ベセス。さっそく2回目の登場。コンポーザー・イン・レジデンス小出稚子の完全新作、サン=サーンスのコンチェルト最高傑作、ラフマニノフ円熟のシンフォニーを披露。なんと世界的人気チェリストのカミーユ・トマの招聘に成功!(アリアCD店主:松本大輔)
  
  プレトーク
 カミーユ・トマ(チェロ)
 ロベルト・フォレス・ベセス(指揮)
  
★★★☆☆
●まあ、残念なのは、(いつものことなんですが)出だしの音が決まらない。こういうところが、1流になれないところ。
指揮者の振り、と名フィルの演奏のずれは、あれは、わざとなんでしょうか。リハやなんかを見てないので、よくわかり
ませんが、客席から見ていると、あれ?指揮者の意図と演奏がかみ合ってませんね?と見受けられてしまうんですね。
あんなに大きく振ってるのに、大したフォルテでもなさそうだし、小さく抑え気味な時に、あれフォルテですよね、みた
いな。楽譜だけ見て勝手に演奏してるんかな?って思えちゃうんです。サンサーンスは、最高傑作だったので眠くなった
のかな。ラフマニノフは、よかったです。

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🎥 ワイルドカード Wild Card

2025-01-18 10:16:22 | 観物/聴物
🎥 ワイルドカード
2014年製作
Wild Card
上映日:2015年01月31日
製作国:アメリカ
上映時間:92分
ジャンル:サスペンス
配給:クロックワークス
≪解説 あらすじ≫
 ウィリアム・ゴールドマン著の1985年の小説『Heat』の映画化であり、1986年にアメリカ合衆国で製作された映画『ビッグ・ヒート』のリメイク。「トランスポーター」「エクスペンダブルズ」シリーズなどで人気のジェイソン・ステイサムが主演するクライムアクション。「明日に向って撃て!」「大統領の陰謀」でアカデミー賞を2度受賞している脚本家で小説家のウィリアム・ゴールドマンによる原作を、ゴールドマン自らの脚本で映画化。監督は、「メカニック」「エクスペンダブルズ2」でもステイサムとタッグを組んだサイモン・ウェスト。
 特殊部隊の元エリート兵士ニック・ワイルドは、今では落ちぶれてラスベガスの片隅で用心棒を生業とし、ギャンブルに依存し酒に溺れる冴えない生活を送っていた。ニックがサイラス・キニックという若者の護衛を引き受けたある日、元恋人のホリーから会いたいという連絡が入る。再会したホリーの顔は痣だらけで、話を聞くと昨晩3人の男にレイプされたという。ホリーが男たちへの復讐を依頼すると、ニックは忠告を無視したホリーの自業自得だと答えながらも、男たちの身元を調査する。主犯の男ダニー・デマルコはイタリアマフィアの跡取り息子だった。ニックはカジノでのサイラスの護衛を早めに切り上げると、ダニーの名前をホリーに伝えて手を引こうとするが、必ず復讐すると譲らないホリーの様子を見て、仕方なくダニーのもとへ向かう。拘束されたダニーに屈辱を味わわせたホリーは満足し、ダニーから奪った5万ドルをニックと山分けしてラスベガスから去っていく。ニックは分け前を手にカジノへ戻ると、ブラックジャックで大勝し50万6000ドル分のチップを手にする。合流したサイラスに「これから5年間楽しく暮らせる」と明るく語るニックだが、いざ換金しようとすると「たった50万ドルではすぐこの街に逆戻りだ」と言い出し、さらなる大金を求めブラックジャックのテーブルに戻る。しかし、全てを賭けた大一番に負けてしまい、気を失うほどに酔い潰れる。ニックを介抱したサイラスは、若くして7000万ドルという大金を得たが将来には不安しかなく、勇敢な自分に生まれ変わりたいとニックに教えを乞う。見返りにギャンブル依存の克服に協力するというサイラスに嫌気が差したニックはその場から離れ、襲撃してきたデマルコの一味を難なく返り討ちにしながら帰っていく。翌朝、ニックは街の一角を仕切るマフィアのボスであるベイビーに呼び出され、ダニーの手下を殺したという濡れ衣を着せられたことを知る。ニックがダイナーに向かうとサイラスが待っており、今の自分を認めることの重要性に気付いたという。促されるままギャンブル依存を認めたニックに、サイラスは護衛の謝礼として50万ドルと航空券をプレゼントするが、そこに手下を引き連れたダニーが現れる。サイラスの機転でダイナーの裏口から出たニックは、追ってきたダニー達を皆殺しにした後、駐車場に現れたサイラスに深く感謝してラスベガスを後にする。

★★★☆☆
●まあアクションは、それほど多くはなかった感じがします。それよりも、ニックのギャンブル依存症が、なんか
いまひとつピンとこないのと、最後の尻切れのような終わり方はちょっと残念。あと20分くらい付け足して、ダ
ニーの親のつぶしっぷりが見たかったですね。そこで、ワイルドカードを見せるってのが、よかったんですけど。
そうそう、ギャンブル依存症からの脱却も見てみたかったね。
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🎥 西部開拓史 HOW THE WEST WAS WON

2025-01-16 18:32:45 | 観物/聴物
🎥 西部開拓史
1962年製作
HOW THE WEST WAS WON
製作国:アメリカ
上映時間:165分
ジャンル:アクション 西部劇
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 アメリカ西部開拓時代の1839年から1889年までの50年間を、ある開拓一家の視点から描いた叙事詩映画である。全5話に分かれている。 ヘンリー・ハサウェイ(5章のうち3章)、ジョン・フォード、ジョージ・マーシャルが監督し、バーナード・スミスが製作、ジェームズ・R・ウェッブ脚本、スペンサー・トレイシーがナレーションを担当している。親子3代にわたる西部での生涯を描いた、西部劇映画の集大成的存在でもある。また、それまで様々な西部劇映画に出演したスター級の豪華俳優陣が端役に至るまで数多くキャスティングされている。
 第1話 The Rivers(河、1830年代末)監督:ヘンリー・ハサウェイ
 東部の農夫ゼブロン・プレスコットは西部の地に妻と子供たちを連れて開拓民としてやって来る。旅の途中でプレスコット家はマウンテンマン(罠猟師)のライナス・ローリングスと出会う。長女イヴはライナスに一目惚れする。プレスコット家は旅の途中で河賊に襲われるが、ライナスに助けられる。イヴは改めてライナスに愛を告げるが、一つ所にとどまる生活など考えられないライナスはイヴに別れを告げる。しかし、河下りでイカダが急流に呑み込まれ、ゼブロンと妻レベッカが亡くなると、それを聞いたライナスがイヴの前に現れる。2人はイヴの両親が眠る地で開拓民として生きることを誓う。
 第2話 The Plains(平原、1850年代)監督:ヘンリー・ハサウェイ
 プレスコット家の次女リリーは酒場の歌手兼ダンサーとなる。ある日、リリーはパトロンから遺産として金鉱を相続する。それを盗み聞きしたギャンブラー、クリーヴ・ヴァン・ヴェイレンは金鉱を手に入れようとリリーに近づく。リリーは金鉱のある西に向かうために、ロジャー・モーガンが率いる幌馬車隊に加わる。クリーヴは護衛として雇われる。旅の途中でクリーヴはリリーに言い寄る。幌馬車隊がシャイアン族に襲われる。クリーヴが大けがをして戻ってくると、リリーは思わずクリーヴを抱きしめる。金鉱にやって来たリリーとクリーヴは、既に金鉱が掘り尽くされ、もはや何の価値もなくなっていることを知る。クリーヴはリリーのもとを去り、元の生活に戻る。ある日、クリーヴは蒸気船の歌手になっていたリリーの歌声を聞く。彼女の前に現れたクリーヴは2人で新しい都市サンフランシスコで運を試そうと持ちかける。リリーはその申し出を受け入れる。
 第3話 The Civil War(南北戦争、1861年-1865年)監督:ジョン・フォード
 ライナスとイヴの間に生まれた長男ゼブは、北軍大尉として従軍中の父の後を追って志願兵として戦場に向かう。しかし、戦場のあまりの悲惨さに戦争に加わることの意味が分からなくなったゼブは南軍から逃げて来た脱走兵にそそのかされ、共に戦場を逃げ出す。ところが、目の前にグラント将軍がいることを知った南軍脱走兵がグラント将軍を撃とうとしたために、ゼブはとっさにその脱走兵を殺してしまう。戦争が終わり、家に戻ったゼブは父が戦死し、その後を追うように母も亡くなっていたことを知る。農場を弟にまかせ、ゼブは正規の軍人として軍に残ることを決める。
 第4話 The Railroad(鉄道、1868年)監督:ジョージ・マーシャル
 ゼブは大陸横断鉄道の東側からの工事を先住民から守る騎兵隊の隊長となる。工事を指揮するユニオン・パシフィック社のマイク・キングの、何よりも工事を優先する姿勢にゼブは反発を覚える。ある日、ゼブは亡父ライナスの友人だった野牛狩りの男ジェスロ・スチュアートと出会う。キングが、最短距離で工事を速く進めるために先住民の土地を通る経路に変更したことから、先住民との対立が深まる。戦争になることを避けるため、ゼブはジェスロの協力のもと、先住民と和解する。しかし、キングが資金確保のために既設の鉄道で開拓民や狩猟者らを運ぶようになると、自らの土地を奪われると感じた先住民は怒り、野牛の大群を放つ。ゼブは騎兵隊の仕事を辞め、西に旅立つ。
 第5話 The Outlaws(無法者、1880年代末)監督:ヘンリー・ハサウェイ
 クリーヴと結婚して財産を築いたリリーだったが、夫婦で浪費を繰り返したために借金がかさむ。クリーヴの死後、リリーは借金返済のために屋敷や家財の全てを売り払う。唯一残ったアリゾナの土地に移り住むことにしたリリーは、その土地を甥ゼブに任せることにする。一方、保安官となっていたゼブは叔母リリーとの再会もつかの間、かつて撃ち殺した無法者の弟でゼブに恨みを持つチャーリー・ギャントと出くわす。友人の保安官ルー・ラムゼーからギャントとトラブルを起こすなとクギを刺されたゼブだったが、家族を守るためにはギャントを合法的に「始末」するしかない。ギャントらが金塊を積んだ列車を襲うと睨んだゼブは、武器を持って列車に乗り込む。最初は反対していたルーもゼブに味方し、列車に乗る。ゼブの予想通り、ギャントら一味が列車を襲う。激しい銃撃戦の末、ギャントらを倒したゼブは家族とともにリリーの土地に向かう。

★★☆☆☆
●なんとアメリカという国は、インディアンから略奪で土地を奪い、広げていった国なのである。それを、どうだ、
といわんばかりの作り方、見せ方。ヨーロッパからの移民者たちは、苦労はしたのだろうが、それは、略奪からの
泥棒国家なのである。それを正当化するかのような、映画。それは21世紀になっても変わってない。
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🎥 アウトロー THE OUTLAW JOSEY WALES

2025-01-16 17:47:23 | 観物/聴物
🎥 アウトロー
1976年製作
THE OUTLAW JOSEY WALES
製作国:アメリカ
上映時間:137分
ジャンル:サスペンス アクション ドラマ
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 アメリカ合衆国建国200周年記念映画で、クリント・イーストウッド監督の第5作。アメリカ南北戦争末期。家族を北軍ゲリラに殺され、復讐の旅に出た南部の農民ジョージー・ウェールズの粘り強い戦いが描かれる。共演にソンドラ・ロック、ジョン・バーノン、チーフ・ダン・ジョージ。脚本は「ライト・スタッフ」「存在の耐えられない軽さ」のフィリップ・カウフマン。
 1860年代なかばのミズーリ州。南北戦争の混乱のさなか、北軍の名を借りたならず者集団レッド・レッグスが、各地で暴行・略奪を繰り返していた。彼らに妻と息子を殺され、重傷を負った農夫ジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)も、彼らへの復讐のために集まったウィリアム・ブラッディ・ビル・アンダーソン率いるミズーリのゲリラ部隊に加わって北軍と戦い、その早撃ちを知られるようになっていく。やがて戦争は終わり、リーダー格のフレッチャー(ジョン・ヴァーノン)の説得により、部隊はジョージーを除いて全員北軍に投降する。ところが北軍は、独善的なレーン上院議員の指示の下、フレッチャーとの約束を破り、投降してきた部隊を犯罪者扱いで皆殺しにしてしまう。負傷した若者ジェイミー(サム・ボトムズ)だけは救い出したジョージーであったが、北軍から追われる身の二人は、仲間の復讐どころではなく、インディアン居住区を目指して身を隠す旅に出る。ジョージーに部隊の大半を倒されてしまい、怒りに燃える上院議員の指示で、レッド・レッグスのリーダーながらも北軍の大尉に納まっていたテリル(ビル・マッキニー)は、裏切り者に仕組まれたフレッチャーを伴い、ジョージー達の追跡を始める。クリントネーションという街でもお尋ね者のジョージーの名は轟いていたが交易所の親父には顔まで知られて居なかった。しかし酒売りに顔がばれて、ひと悶着のうえ逃げ出す。サンタリオという町に行き着き、カンザスから牧場を作りにやって来た老婆一行や現地住民の男女らと共に町の外れで一旦落ち着くが、アメリカ先住民コマンチ族に襲撃されそうになり、酋長テン・ベアーズ(ウィル・サンプソン)に申し入れ、共に生きようと誓い合う。しかし、やはり牧場コミュニティから立ち去ろうとするジョージー。追っ手一味がやって来て「やっと一人になったな」と取り囲まれるが、仲間達が砲撃でジョージーと共に応戦し撃退。サンタリオにフレッチャーが訪れ捜索をするが、宿酒場に集った町の者たちはジョージーが死んだと証言する。その場にジョージが居るのだがフレッチャーも何も見なかったように振る舞い去る。ジョージーも「皆、戦争の犠牲者だ」と言って独り立ち去る。

★★★☆☆
●一人の農夫が、ゲリラに家族を殺され、その復讐のため自らもゲリラ部隊に身を投じる。南北戦争は終わり、
北軍が勝利する。敵は北軍に取り入り、農夫であったジョージーはお尋ね者にされ、狙われるようになる。逃げ
場所をインディアンの居留地に求め、そこを目指すが、途中で牧場づくりを目指す一家に出会い、彼らをそこま
で送っていくはめになる。もちろん敵の目を逃れるためでもある。一旦は落ち着くかに見えたが、そこへ敵が
追ってくる。もちろん返り討ち。無事に復讐を遂げ、またいずこへと去っていく。いやあ、カッコいいです。
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🎥 アリー/スター誕生 A Star Is Born

2025-01-14 06:57:50 | 観物/聴物
🎥 アリー/スター誕生
2018年製作
A Star Is Born
上映日:2018年12月21日
製作国:アメリカ
上映時間:136分
ジャンル:音楽
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 歌の才能を見いだされた主人公がスターダムを駆け上がっていく姿を描き、1937年の「スタア誕生」を皮切りに、これまでも何度か映画化されてきた物語を、新たにブラッドリー・クーパー監督&レディー・ガガ主演で描く。2018年公開のミュージカル・恋愛・ドラマ映画である。PG12指定。1937年公開の『スタア誕生』(A Star Is Born)の1954年版、1976年版につぐ3度目のリメイクで、クーパーの他にレディー・ガガ、サム・エリオット、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイヴ・シャペルらが出演する。ワーナー・ブラザースの製作・配給で2018年10月5日に公開された。映画のサウンドトラックはインタースコープ・レコードより発売されており、全米・全英ともに1位を獲得、全世界で累計300万枚以上のセールスを記録した。また、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが歌う「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」は、第91回アカデミー賞においてアカデミー歌曲賞を受賞している。
 ジャクソン・メインはカントリーロック歌手として名を馳せていたが、ドラッグと酒に溺れる生活を送っていた。そんなジャクソンを公私共に支えていたのが、兄のボビーであった。カリフォルニア州でのコンサートの後、ジャクソンはドラァグ・バーに立ち寄った。しばらくしてパフォーマンスが始まったが、ジャクソンはその歌に大きく心を揺さぶられることになった。歌っていたのはバーのウェイトレス、アリーであった。彼女の才能に感服したジャクソンは、アリーを次のコンサートで起用することにした。その話を持ちかけられたアリーは断ろうとしたが、ジャクソンの熱意に根負けして出演することになった。コンサート当日、ジャクソンとアリーのデュエットは観客から喝采を浴びた。その反応を見たジャクソンはアリーを自身のツアーに同伴させることにした。そうしているうちに、2人の間には恋愛感情が芽生えることとなった。2人はその夜ベッドを共にし、結ばれた。その後、2人はジャクソンが生まれ育った牧場を訪れたが、その土地はすでにボビーの手によって売却されていた。背信行為に怒り狂ったジャクソンは直ちにボビーを解雇した。やがて、アリーはメジャーデビューの機会を掴み、カントリー歌手からポップ歌手へと転身して瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていった。ジャクソンはアリーの転身を快く思っておらず、ストレスからますます酒浸りになっていった。アリーのマネジャー、レズはジャクソンの存在がアリーのキャリアの邪魔になっていると考え、その事実をジャクソンに突き付けたが、それが悲劇的な結末をもたらすことになった。

★★★☆☆
●ガガがよかったね。迫力ある歌声で、圧倒します。最後の歌うシーンも泣かせます。ジャクソンは、名声を受け
ていたが、今は落ちぶれ気味。下降線。そこへアリーが現れる。ウェイトレスだった彼女を自分の舞台に乗せ、
歌わせてみると観客に大うけ。次第にアニーは人気も出てきて、一人のプロヂューサーにスカウトされる。嫉妬
しながらも彼女の成功を喜ぶジャクソン。自分からどんどん離れていく気がするジャクソン。最後に悲劇が待って
いた。その悲しみをステージにぶつけるアリー。
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🎥 ペイバック PAYBACK

2025-01-13 18:17:54 | 観物/聴物
🎥 ペイバック
1999年製作
PAYBACK
上映日:1999年05月15日
製作国:アメリカ
上映時間:101分
ジャンル:アクション
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 裏切られ、全てを失った男の復讐を描いたハードボイルド・アクション。原作はリチャード・スタークの犯罪小説の名作『悪党パーカー』シリーズの一編「人狩り」(ハヤカワミステリ文庫・刊)で、67年のジョン・ブアマン監督、リー・マーヴィン主演「ポイント・ブランク 殺しの分け前」に次ぐ二度目の映画化となる。監督は「陰謀のセオリー」「L.A.コンフィデンシャル」の脚本を手掛け、これが初演出となるブライアン・ヘルゲランドで、脚本は彼と「マッドマックス サンダードーム」のテリー・ヘイズの共同。製作は「アンナ・カレーニナ」のブルース・デイヴィ、製作総指揮も同作のスティーヴン・マクヴィーティ。撮影は「187」のエリクソン・コア。音楽は「ジョー・ブラックをよろしく」のリス・ボードマン。美術は「ナイトウォッチ」のリチャード・フーヴァー。編集は「ブレーキ・ダウン」のケヴィン・スティット。衣裳は「ネゴシエーター」のハ・ニューエン。出演は「リーサル・ウェポン4」のメル・ギブソン、「スター・トレック 叛乱」のグレッグ・ヘンリー、「イレイザー」のジェームズ・コバーン、「ブレイド」のクリス・クリストファーソン、「マイティ・ジョー」のデイヴィッド・ペイマー、「クラッシュ」のデボラ・カーラ・アンガー、「ローリング・サンダー」のウィリアム・ディヴェインほか。
 しがない盗み専門のプロ、ポーター(メル・ギブソン)は妻のリン(デボラ・カーラ・アンガー)、相棒のヴァル(グレッグ・ヘンリー)と共にチャイニーズ・マフィアから14万ドルを奪うが、ヤク中でヴァルの言いなりになっていた妻のリンに撃たれる。命は取り留めたが心に深い傷を負ったポーターは、復讐のため街に帰ってきた。彼はスタッグマン(デイヴィッド・ペイマー)というヤクの売人の語で、ヴァルが奪った金を“組織アウトフイツト”からの借金の返済にあてたことを知った。ポーターはかつて惚れていた娼婦ロージー(マリア・ベロ)からの情報で、ヴァルが中国系の娼婦パールとしけこんでいたホテルを急襲、ヴァルに自分の取り分の7万ドルの返済を約東させる。面倒を嫌う“組織”はポーターを殺すようヴァルに命じた。一方、悪徳刑事たち(ビル・デューク、ジャック・コンレイ)も問題の金に目をつけた。ポーターはロージーを襲ったヴァルを痛めつけ、“組織”の幹部であるフェアファックス(ジェームズ・コバーン)とカーター(ウィリアム・ディヴェイン)の名前を聞き出すと、ヴァルの息の根を止める。“組織”の事務所に乗り込んだポーターはカーターをあっさり殺したあと、ボスのブロンソン(クリス・クリストファーソン)の息子ジョニーを誘拐する。だがパールの属するチャイニーズ・マフィアに命を狙われ、フェアファックスに捕まって拷問を受けてしまう。ポーターに息子の居場所を吐かせたブロンソンたちはそのホテルへ。だが、それはポーターの罠だった。部屋に仕掛けた爆弾で“組織”の一党はは全滅。ポーターはロージーと共に街を去った。

★★★☆☆
●まあワイルドな感じの、パーカー。2013年版のジェイソンステイサムのスタイリッシュな感じとは大違い。
3流泥棒ポーターはまんまと14万ドルを奪ったが、相棒ヴァルと妻に裏切られ、瀕死の重傷を負う。5か月後
復讐のため、街に戻り、7万ドルを奪いにやってくる。妻のリンは薬づけにされて、その日に死亡する。ヴァ
ルは、組織に言われてポーターを殺しに向かうが返り討ち。組織は、ポーターをとらえて、組織のボスの息子
をポーターから取り戻すべく、拷問にかける。ポーターはギリギリのところで、白状したと見せかけ組織の
ボスたちを爆薬が仕掛けられた自分のアパートへ誘い込み、爆死させる。始まりは泥臭かったが、だんだん
とコミカル調に。最後は復讐を遂げてすっきりというところか。
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🎥 ウェストワールド WESTWORLD

2025-01-12 19:09:51 | 観物/聴物
🎥 ウェストワールド
1973年製作
WESTWORLD
上映日:1973年12月15日
製作国:アメリカ
上映時間:90分
ジャンル:サスペンス
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 1973年のアメリカ合衆国のSF映画。製作はポール・N・ラザラス三世、監督・脚本は作家でこれが監督第一作のマイクル・クライトン。出演はユル・ブリンナー、リチャード・ベンジャミン、ジェームズ・ブロリン、ノーマン・バートルド、アラン・オッペンハイマー、ビクトリア・ショーなど。本物の人間そっくりのアンドロイドがいる“デロス”と名づけられた未来のレジャーランド、体験型遊園地で、アンドロイドたちが予期せぬ誤作動を始める様子が描かれる。続編として『未来世界』(1976年)、テレビシリーズ『Beyond Westworld(英語版)』(1980年)が製作された。その後2016年から2022年まで、本作に基づいた同名のドラマシリーズがHBOで放送された。マイクル・クライトンの最近映画化された作品は「アンドロメダ…」「殺しのカルテ」。撮影はジーン・ポリト、音楽はブレッド・カーリン、編集はデビッド・ブレザートンが各々担当。日本語版監修は清水俊二。
 砂漠に建設されたハイテクでリアルな大人のための巨大遊園地「デロス」。そこはアメリカ西部開拓時代のガンマン、中世ヨーロッパの騎士、そして帝政ローマの豪傑という3つの体験が可能な夢の世界だった。そこには人間とほとんど見分けがつかないほどリアルなアンドロイドが住んでおり、それぞれが歴史的環境に応じたキャラクターでプログラムされている。1日1,000ドルで、ゲストはパーク内のアンドロイドたちと、性的な出会いや死闘のシミュレーションなど、あらゆるアドベンチャーに興じることができる。デロス社の宣伝文句は、"Boy, have we got a vacation for you!"(さあ、あなたのための休暇を!)である。シカゴで弁護士を営むピーター・マーティンは、以前にもデロスを訪れたことがある友人ジョン・ブレインを伴い、この遊園地へ遊びに来た。ブレインとマーティンの2人は3つあるテーマパークの1つ「ウエストワールド」で憧れの西部劇ヒーローになりきり、楽しむ。アトラクションのひとつ「ガンスリンガー」は、銃撃戦を扇動するようにプログラムされたアンドロイドだ。パークのゲストに支給される銃器には温度センサーがついており、人間のような体温の高いものは撃てないが、冷血なアンドロイドは「殺せる」ようになっている。ガンスリンガーのプログラムにより、ゲストは銃を抜いて殺すことができ、アンドロイドは翌日には次の決闘のために戻ってくる。ローマと中世のアンドロイドに故障やシステム障害が多発し、それがウエストワールドにも波及しているという。それが病気の感染のようだと言われ、監督役のコンピューター科学者が「感染症に例えるなんて」と嘲笑すると、主任監督者は「ここでは普通の機械は扱っていない。これは非常に複雑な装置で、生物と同じぐらい複雑だ。場合によっては、他のコンピューターによって設計されたものもある。その仕組みはよく分からないんだ」と言う。二人のロボットの女性と一夜を過ごした後、ブレインは前日にマーティンが酒場で殺したのと同じガンマンから声をかけられる。 マーティンは部屋に飛び込み、再び銃の使い手を射殺する。マーティンは殺人容疑で牢屋に入れられるが、ブレインは彼を脱獄させ、二人は町を出る。ロボットのガラガラヘビが休んでいたブレインたちを襲い、ブレインが咬まれるという事が起きる。決して客を傷付けないはずのロボットの「故障」である。さらに「メディバルワールド」ではプログラムに反して女性型アンドロイドがゲストの誘いを断ったことから、懸念はより深刻になる。さらに故障はエスカレートし、メディバルワールドの黒騎士アンドロイドは剣でゲストを殺害してしまう。パークの監督者は、電力をシャットダウンすることでコントロールを取り戻そうとするが、ドアが自動的にロックされ、電源を入れ直すことも脱出することもできず、中央制御室に閉じ込められる。3つの世界のアンドロイドたちは、予備電源で動作し、暴走する。酔ってバーで乱闘した後、回復したマーティンとブレーンは、パークの故障に気づかず、ウエストワールドの売春宿で目を覚ます。すると再三倒したはずのガンスリンガーが2人の前に現れ、決闘を申し込んでくる。絶対に勝てる勝負のため、ブレインたちは受けて立つが、ブレインは撃たれて死んでしまう。身の危険を感じたマーティンは、その場から逃走し、アンドロイドは無情にも後を追う。マーティンはパークの他のエリアに逃げ込むが、そこには死んだ客、破損したアンドロイド、そしてデロスから逃げ出そうとするパニック状態の技術者しかおらず、その技術者はすぐにガンスリンガーに撃たれて死んでしまう。マーティンは「ローマンワールド」のマンホールから地下の制御フロアに降り立ち、パークのコンピューター技術者たちが制御室で窒息死しているのを発見する。ガンスリンガーが地下の廊下まで追ってきたため、マーティンは彼の顔に酸を投げつけ、メディバルワールドの城の中に逃げる。酸によって視力が損傷したガンスリンガーは、赤外線スキャナを使ってマーティンを見つけようとする。マーティンは大広間の松明の下に立ち、アンドロイドから自分の存在を隠し、松明の一つで火を放つ。マーティンは地下牢で助けを求める声を聞き、鎖につながれた女性を見つける。彼は彼女に水を与えるが、これが原因で彼女はショートしてシャットダウンしてしまう。彼女がアンドロイドだとは知らなかったので、マーティンはショックを受ける。ガンスリンガーは黒焦げになりながらも、再度マーティンに迫るが、ついには停止する。映画は、デロスのマーケティングスローガンの記憶が共鳴する中、彼がほぼ疲労とショック状態で地下牢の階段に座っているところで終わる。

★★★☆☆
●これは何といっても、アンドロイドのガスリンガーが、撃たれても、焼かれても立ち上がって襲って来るところ。
まるで、ターミネーターですね。ターミネーターは、これを見て作ったんじゃないかと思ってしまうほど。ユル
ブリンナーも荒野の七人張りに面白かったですよね。あの管理者たちが、酸欠であっけなく死んでしまうのは、ご
愛嬌でしょうか。もうちょっとあたふたしたところが見たかったですね。いやあ、現在では、AIでとか言ってます
けど、この世界が近づいてる感じがします。
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🎥 ブラックアダム Black Adam

2025-01-12 16:05:38 | 観物/聴物
🎥 ブラックアダム
2022年製作
Black Adam
上映日:2022年12月02日
製作国:アメリカ
上映時間:124分
ジャンル:アクション
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 DCコミックスのヴィラン「ブラックアダム(英語版)」をベースとする、2022年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。脚本はアダム・スティキエル(英語版)、ロリー・ヘインズ・ソーラブ・ノシルヴァーニが務め、ドウェイン・ジョンソン、サラ・シャヒ、ノア・センティネオ、オルディス・ホッジらが出演する。「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の11作目の作品。ブラックアダムと対峙するヒーローチーム「JSA」のメンバーで魔術師ドクター・フェイト/ケント・ネルソン役を、「007」シリーズの5代目ジェームズ・ボンドで知られるピアース・ブロスナンが務めた。JSAのリーダーで空の王者ホークマン役にオルディス・ホッジ、嵐を操るサイクロン役にクインテッサ・スウィンデル、巨大化する能力を持つアトム・スマッシャー役にノア・センティネオ、物語の鍵を握る女性アドリアナ役にサラ・シャヒ。「ジャングル・クルーズ」でもドウェイン・ジョンソンとタッグを組んだジャウム・コレット=セラ監督がメガホンをとった。
 紀元前2600年。カーンダック国はアクトン王に支配され、人々はエタニウムという魔法の鉱石を掘り出すための奴隷とされた。アクトン王はエタニウムを原料に、悪魔サバックの魔力の源である“サバックの王冠”を作り、無敵の大王になろうとしていた。魔術師評議会は正義の心を持つ少年を選び、人々を救う勇者とした。勇者は大王に勝ち、“サバックの王冠”は隠されて、勇者は姿を消した。5000年後の現代。カーンダック国は侵略者インターギャングに占領されていた、自由を求めて活動するアドリアナは指名手配犯だが、文献を調べて“サバックの王冠”の隠し場所を突き止めた。弟や仲間の手を借りて洞窟で王冠を発見するアドリアナ。しかし、そこにインターギャングの軍隊が現れた。仲間の一人のイシュマエルが敵のスパイだったのだ。追い詰められたアドリアナが敷石に刻まれた呪文を唱えると、封じられていた古代の勇者が復活した。空を飛び電撃を放って敵を殲滅させ、傷ついても超能力で回復する勇者。アドリアナの息子アモンは、「人々を救う勇者。現代の市民たちも待ち望む、テス・アダムが蘇った!」と讃えた。しかし、ヒーローではないと否定するテス・アダム。正義の組織JSAは、超人が殺人を犯したとの報を受け、テス・アダムを捕獲するためにホークらスーパーヒーローをカーンダック国に派遣した。ヒーローたちと互角以上の力で戦うテス・アダム。だが、町の人々が伝説の勇者の復活を讃えると、テス・アダムは戦いの場から逃げるように飛び去ってしまった。正しい歴史書の内容をアドリアナに話すホークたち。5000年前に力を得たテス・アダムはアクトン王を殺した。しかし、怒りに我を忘れたテス・アダムは、力を爆発させて町を破壊し多くの市民を殺したのだ。アドリアナが隠し持っている“サバックの王冠”を奪うために、息子のアモンを誘拐するイシュマエル。アクトン王の末裔であるイシュマエルは、王冠を被ることで無敵の大王に変身できるのだ。テス・アダムは間一髪でイシュマエルを殺し、変身を阻止した。5000年前の真実をホークに話すテス・アダム。勇者の力を得て人々のために戦ったのは、テス・アダムの息子のフルートだった。アクトン王は報復にフルートの家族を殺した。虫の息だった父親に勇者の力を移すことで蘇生させるフルート。だが、生身に戻ったフルートは兵士に射殺されたのだった。現代の世での殺戮に疲れたテス・アダムは、勇者の力を解く呪文「シャザム」を唱えて生身に戻り、JSAの秘密基地で仮死状態の眠りについた。実はイシュマエルが変身するためには死ぬことが必須条件だった。テス・アダムに殺されたイシュマエルの魂は悪魔の住む“終末の岩”に運ばれ、悪魔サバックとして復活した。ヒーローの一人であるドクター・フェイトは死を覚悟してサバックと戦いながら、テレパシーでテス・アダムに呼びかけた。その声に応えて目覚めたテス・アダムは復活し、ホークと共にサバックを倒して、ヒーロー“ブラック・アダム”として生きる道を選んだ。

★★★☆☆
●デスアダムが、ブラックアダムへ。悪者から良いもんへ。悪者といっても怒りが爆発すると暴走してしまう、
超人ハルクみたいな存在ですね。いろいろ話をややこしくしているので、すっかり溶け込むというわけには
行かず、ちょっと、フラストレーションがたまり気味。もっとすっかりと、行きたいものですね。せっかく
ドウェイン・ジョンソンを使ってるのにね。もったいない感じがします。
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第7回こども名曲コンサート 名古屋フィルハーモニー交響楽団

2025-01-12 08:36:56 | 観物/聴物
🎵 第7回こども名曲コンサート 名古屋フィルハーモニー交響楽団
〈オーケストラが奏でるマーチ〉
2025.1.11 (土) 14:00-15:45
日本特殊陶業市民会館フォレストホール(市民会館名曲シリーズ・特別演奏会)
≪出演≫
川瀬賢太郎(指揮・お話/名フィル音楽監督)
小川響子(コンサートマスター/名フィル コンサートマスター)
≪プログラム≫
▊ 小出稚子(名フィル コンポーザー・イン・レジデンス):しゃちほこゴールデンマーチ
▊ ベートーヴェン:トルコ行進曲(劇音楽『アテネの廃墟』作品113より)
▊ J.シュトラウスⅡ世:エジプト行進曲 作品335
▊ シベリウス:『カレリア』組曲 作品11より第3曲「行進曲風に」
▊ スーザ:行進曲『星条旗よ永遠なれ』
▊ エルガー:行進曲『威風堂々』第1番 作品39-1
▊ 山本直純:行進曲『白銀の栄光』
▊ メンデルスゾーン:結婚行進曲(劇音楽『真夏の夜の夢』作品61より)
▊ ベルリオーズ:断頭台への行進(幻想交響曲 作品14より第4楽章)
▊ コダーイ:戦争とナポレオンの敗北(組曲『ハーリ・ヤーノシュ』より)
▊ ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より「凱旋行進曲」
アンコール ジミー・ドッド ミッキーマウスマーチ/Mickey Mouse March
★終演後に「こども記者会見」を開催します!
オーケストラの楽器や指揮者・演奏者などについて、演奏会を聴いた後に直接質問ができる「こども記者」(5歳~15歳)を募集中!
≪聴きどころ≫
皆さんは行進したことはありますか?したことあるとすれば運動会の入場とかですかね? 今回のテーマは「マーチ」。様々な国のマーチから色んな感情のマーチまで歩き疲れるくらいマーチを演奏します!! 単純なようで奥が深いマーチの世界を味わいに来てくださいね!(川瀬賢太郎/音楽監督)
   
★★★★☆
●まあ子ども向けですから、といって、手を抜いてるわけではありません。
お話もあって、子ども向けですよね。パンフもフリガナが振ってありました。
まあ、いいんじゃないでしょうか。ちょっと甘めな評価です。
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🎥 フーズ・ザット・ガール WHO'S THAT GIRL?

2025-01-09 09:22:27 | 観物/聴物
🎥 フーズ・ザット・ガール
1987年製作
WHO'S THAT GIRL?
製作国:アメリカ
上映時間:95分
ジャンル:コメディ
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
 無実の罪で刑務所生活を送っていた主人公が服役して事件の真相を迫求する姿をコメディ・タッチで描く。製作はロジリン・ヘラー、エグゼクティヴ・プロデューサーはピーター・グーバーとジョン・ピータース、監督はジェームズ・フォーリー。アンドリュー・スミスの原案を基にスミスとケン・フィンクルマンが脚色。撮影はヤン・デ・ボン、編集はペンブローク・J・ヘリングが担当。出演はロック歌手のマドンナ、グリフィン・ダンほか。マドンナの3本目の主演映画。主題歌はマドンナの同名曲で、サウンドトラックではマドンナが4曲を担当している。
 無実の罪を着せられて4年間も刑務所生活を送っていたニッキー(マドンナ)が、模範囚として仮釈放されることになった。しかしこれには条件がついた。釈放後すぐにバスでぺンシルヴァニアの実家に帰ること、2週間ごとに保護司と連絡をとること。ところが、ニッキーにしてみれば、真犯人を探し出し復讐したいという気持ちでいっぱいだった。一方、エリート弁護士ロードン(グリフィン・ダン)は、上司サイモン(ジョン・マクマーティン)の娘ウェンディ(ハヴィランド・モリス)との結婚式を明日に控えて大忙し。しかも、将来の義父から“囚人送迎サーヴィス”なる仕事も頼まれ、出所した囚人ニッキーを送ることになった。本来なら30分もあれば終わるはずのこの“サーヴィス”、途中、ニッキーが、ウェンディのママからロードンが借りているロールスロイスを壊したり、レコード・ショップで万引きしたりあげくの果てに、彼を急病人に仕立ててトンズラする始末。麻酔から醒めてあわててニッキーを追ったロードンは、彼女の捲きぞえをくって、さんざん危険な目にあってしまう。そんな時間を過ごすうちに、ニッキーは真犯人を探すのを手伝ってくれとロードンに頼むのだった。ニューヨークで自分を陥れたラウル(コーティ・マンディ)とその相棒の姿をみつけたニッキーは事件の発端となった書類の隠されている銀行の名をきいた。やっと金庫のキーを手に入れた2人だが、ウェンディがラウルに誘拐されたことで、またまた大騒動。途方に暮れたロードンが上得意のべル氏(サー・ジョン・ミルズ)の高級マンションヘ行くと、そこにはなんとニッキーがいた。ジャングルのような庭で、いつしか燃え上がる2人。翌朝、銀行へ行き、書類を手に入れるニッキー。しかし今日はロードンの結婚式。ひとりバスに乗ってロードンに別れを告げたニッキーだが、書類の中の写真を見て驚いた。中にはサイモンとウェンディ父娘が…。あわてて結婚式場に向かうニッキー。張本人は、父娘だったのだ。

★★★☆☆
●ちょっと話があちこちに飛んで、本来の真犯人を見つける、というところになかなか気持ちを持っていけない。
途中での万引きなどの話やロードンから逃げようとしたり、いきなり動物を手なずけたり、なんか話が無茶無茶
な感じがする。結局、書類を見て、犯人がわかるという、ごくごく単純な話なのにね。ドタバタがありすぎて、
ちょっと、頭の中の整理が大変です。最後には二人は結ばれるんですが、うまくいくんでしょうかね。その後が
知りたい。
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🎥 ザ・ロストシティ The Lost City 

2025-01-08 18:21:25 | 観物/聴物
🎥 ザ・ロストシティ
2022年製作
The Lost City
上映日:2022年06月24日
製作国:アメリカ
上映時間:112分
ジャンル:アクション コメディ
配給:東和ピクチャーズ
≪解説 あらすじ≫
 2022年のアメリカ合衆国の冒険コメディ映画。監督はアーロン・ニーとアダム・ニー(英語版)、出演はサンドラ・ブロック、チャニング・テイタム、ダニエル・ラドクリフ、ブラッド・ピットなど。主演のブロックが製作も務めている。恋愛小説家の女性と、彼女の小説の表紙を飾っている軽薄な人気モデルの男性が、秘宝があるとされる「ロストシティ(失われた都市)」をめぐって繰り広げる冒険を描いている。
 人生に後ろ向きな恋愛小説家ロレッタ(サンドラ・ブロック)。ロマンティックな冒険モノの新作がようやく完成したが、新刊の宣伝ツアーにイヤイヤながら強引に駆り出されてしまう。そこでは、彼女の作品の主人公「ダッシュ」を演じるセクシーカバーモデル、アラン(チャニング・テイタム)の薄っぺらな態度が鼻につき、イライラ絶頂!そんなロレッタの前に謎の億万長者フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)が現れ、突然南の島に連れ去られることに。なんと、彼はロレッタの小説を読んで、彼女が伝説の古代都市【ロストシティ】の場所を知っていると確信したのだった。そんなロレッタ誘拐事件を知り、南の島に真っ先に駆けつけたのは、目の前で助けられなかったことを悔やむあのウザいモデルのアラン。精鋭を味方に島へとたどり着き、ロレッタを探し出せたまでは良かったが、まるっきり好対照な性格の2人。この南の島から脱出するためにしぶしぶ手を組むも、大自然の過酷な環境に予測不能のハプニングが連続!果たして、億万長者が狙っているロストシティとは何なのか?彼らはこのロストシティに隠された「謎」を解き明かし、無事に抜け出すことができるのだろうか!? 

★★★☆☆
●いやあブラピが、途中で死んでしまったとは驚きました。それにあんまり主要な役どころでもなかったしね。
まあ、最後に出てきて、死んでなかった、ってことになってるんですけど。脳の10%くらい吹っ飛んでも大丈夫
なんて言ってました。ロストシティの秘宝は紅い貝殻で創られた冠だったようで、秘宝だと思ってたフェアファ
ックスには、ショックだったようです。宝探し要素は、まあまああって面白かったですが、ロマンチックな話が
主だったようです。まあまあ楽しめました。ああ、あの火山の噴火はどうなったんでしょうか。治まってしまっ
たんでしょうね。きっと。
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