雑記帳

豊田市在住 あきたんの日記風ブログ 様々なジャンルのブログです。

詩;『小鳥が鳴くとき』

2025-02-05 19:00:27 | 
「小鳥が鳴くとき」

小鳥の鳴き声がするね。
そんなときは
平和な時。
小鳥に
そおっと近づいたり、
いまにも捕まえるぞ、
なんてことしたり、
鳥もちなんか
最低だね。

小鳥が
チロチロ、
チッチ チッチと
鳴いている。
チリチリとも
聞こえるね。

平和な時、
平和な朝、
風も吹かず
木々もざわめかない
そんな平和な時、
小鳥が鳴いてるよ。

小鳥も平和な時。
鳥もちで
捕まえられて
羽をむしられ
火であぶられる、
そんなことの無い
平和な時。

あっ

飛んで行ってしまったね。
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詩;『聞こえる』

2025-01-23 19:08:49 | 
「聞こえる」

遠くの声が
近くに聞こえ
これは
幻聴なのかと
疑いたくなる。

心の隅で
そんなことは、
と問い返すが
応えは返ってこない。

小さな声で鳴いている
小さな声で囁いてる
それも
私の耳元で。

ふいと
そちらを向いてみるが
そこには
小鳥も人もいない。
やはり幻聴なんだろうか。

何かをしてるとき
不意にそれは
聞こえてくる。
これはまやかしなんじゃないか、
そんな気がする。

いつか見た光景が
脳裏に焼き付いてて
それが
音になって
よみがえる。

そんなときに
聞こえるんだろうか。
遠くの音が聞こえる
ひそやかに
ひそひそと
私を呼ぶように。

囁き返してみようか。
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詩;『輝く星は』

2025-01-16 19:06:50 | 
「輝く星は」

輝く星は
どこにある。

輝く星は
ここにある。

輝く星は
どこにある。

輝く星は
天空にある。

輝く星は
どこにある。

輝く星は
夜空にある。

輝く星は
どこにある。

輝く星は
ソコにある。

輝く星は
どこにある、

輝く星は
どこにある。

輝く星は
どこにもなく。

輝く星は
どこにある。

輝く星は
あなたの中に。

輝く星は
どこにある。

輝く星は
あなたの心に。

輝く星は
どこにある。

輝く星は。
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詩;『高い塔』

2025-01-14 19:03:28 | 
「高い塔」

そこに立ちはだかるのは
高い塔であった
どこにもないような
そんな塔は見たことがない

だれがそんなものを
こんなところに作ったのか
見当もつかない
みれば見るほど恐ろしい

いつもならすんなりと
行けるものを
あんな塔があっては
息どまりだ

それにしても
高い塔を作ったものだ
誰かが気まぐれで
創ったものではない

遠くから見ても
それはそれは恐ろしいものだ
あのモルデモートでさえ
しり込みするだろう

さあそれでも
越えなければならない
あの高い塔さえ
越えればもう何もないのだから
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詩;『トンでも八分、歩いて五分。』

2024-12-28 16:51:26 | 
「トンでも八分、歩いて五分。」

トンでも八分
歩いて五分。

世の中には理不尽が
横行しててさ
何やってもダメな時は
ダメなんだな。

トンでも八分
歩いて五分。

シレシレと
嘘つく奴なんか
最悪だよ。
知らずに近づいた
俺もバカだったよ。

トンでも八分
歩いて五分。

どこにでも
いる様な奴が
一番危ないんだってさ。
そんなこと
知らないからな。

トンでも八分
歩いて五分。

まあいいこともあるんだ。
人知れず
助けてくれたり、
人知れず
教えてくれたり。

トンでも八分
歩いて五分。

こんな世の中だけどさ、
悪いことばっかじゃ
ないよ。
きっと。

トンでも八分
歩いて五分。

どこかの誰かが
ちゃんと見ててさ
そのうちに
幸運ってやつが
とびこんで来るのさ。
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詩;『はかなく短い命』

2024-12-22 19:04:37 | 
「はかなく短い命」

はかなく短い命。
人間せいぜい100年。
木は1000年。
岩石は10000年。
地球は46億年。
宇宙は・・・
はかなく短い命。
短い人生で
すったりもんだり。
わめいたり転んだり。
怒ったり泣いたりしてるんだ。
中には
世間に出たくないって言って
閉じこもる人もいるよ。
食事はどうしてるんだろうね。
はかなく短い命。
なんか
あっという間だよ。
ホント、
嘘みたいだけど
本当だよ。
はかなく短い命を
どう使うかは
自分勝手次第。
命は自分のもの。
まだこの先に何か
あるんじゃないかと
ワクワクしてるやつらが
生き延びてる。でも
はかなく短い命。
いまを見つめて、
いまをかみしめて、
いまを感じて、
ちょっとずつ
削っていくものなんだ。
はかなく短い命。
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詩;『強いやつ』

2024-12-04 20:58:00 | 
「強いやつ」

強いやつには
敵わない。
強いやつには
勝てないもの。

あそこに強いやつがいる。
なんかふてぶてしい感じ。
見た目で決めるのは
良くないけど
強そうなんだから
仕方がない。

強いやつは
とてもしなやかで
まるで
雪の降った
竹林のよう。

強いやつは
頑丈で
なにものにも
屈しない。

強いやつは
いじめられても
平気の平左、
知らん顔。

強いやつは
困ってるやつを
ひょいと
助け上げる。

強いやつって
そこら中にいるようで
いないもんだな。

あれ、
いたよ、
ここに。
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詩;『化け化け』

2024-11-29 19:35:11 | 
「化け化け」

なんにでも
化けられるさ。

いつもみたいに
子どもになってみたり
赤ちゃんになったりして
ちょっと
大人を困らせるのさ。
いたずらのうちに入らないよ。
だって
それが生きてく術なんだからね。

たまには
男になったり
女になったりして
面白がってるんだ。
だってそうだろ、
誰も
私のことなんて
知らないんだからさ。
なんにでも化けてやるさ。

あんなふうに
葉っぱになったり
花になったり、
枝なんてのもいいかも。
たまに小鳥が
とまったりして。
ああ、でも
そんなに揺らさないでおくれよ、
折れてしまったら
それでも痛いんだよ。

ああ
魚がいいかな。
それとも
空飛ぶ鳥がいいかな。
夜空に光る
星になれたら
どんなにか
すがすがしいだろう。

なんにでも化けてやるさ。
いつだって
どこにだって
いけるんだから。
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詩;『生きてるって不思議だね』

2024-11-28 18:42:59 | 
「生きてるって不思議だね」

不思議なことって
いろいろあるけれど
生きてるって
とっても不思議。

猫が近づいてくるよ。
何を思い
何を考えて
近づいてくるんだろう。
みゃあみゃあ
言ってるけど
不思議だね。
生きていて
何かの意思があって
動いてるんだよ。
とっても不思議。

白いうさぎが
飼われているよ。
あんなところに閉じ込められて
窮屈なんじゃないかな。
何か不満はないのかな。
人の手で
葉っぱや草をもらって
もぐもぐ
もぐもぐ
食んでいるよ。
なあんにも
文句も言わず
生きてるって
不思議だね。

ほら
手や足や口や
もう
心臓や内臓たちが
生かすために
動いているよ。
何も言わず
なにも文句も言わず
嫌な食べ物でも
嫌いなものでも
どんどん消化していくよ。
生きていくためだけど
誰も頼んだりしてないよ。
なんか勝手に動いてるみたい。
不思議だね。
ボクを生かすために
動いているよ。
不思議だね。

生きてるって
ほんと
不思議だね。
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詩;『僕たちのところへ』

2024-11-27 19:12:19 | 
「僕たちのところへ」

僕たちのところへは
来てくれないのかな。
あんなに応援してたんだよ。
でも
来てくれないのかな。

遠くの空で
何かが光って
あれは
飛行機や
ヘリコプターが
飛んでいるんだよ。
飛行機は
飛行機雲が
細長く連なっているよ。

道路の向こうでは
くるまや
自転車や
オートバイが
くるくる走っているよ。
あんなに急ぐことはないのにね。
どうせ
信号に引っかかるんだ。
ここは
外国じゃないからね。

僕たちのところに
くるまや
バスや
ヘリコプターで
来てくれるのかな。
遠くで
飛んだり跳ねたりしてるけど
ここには来てくれないのかな。

せっかく応援してたのにね。
残念なこともあるもんだね。

ああ、
一つだけ
必ず来てくれることがあったね。
今はそれを楽しみに
ここで待ってることに
するよ。
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詩;『何かが』

2024-11-22 22:29:04 | 
「何かが」

何かがはじける…
小さな種が
そのさやから
はじけ飛ぶ。
その飛躍は超人的だ。
命を懸けた
その飛行は
まさに命がけ。

何かが飛んだ…
真っ白になった頭は
もう
もぬけの殻。
何も考えられず
何も考えられないと
思うことさえない。
ただただ
その瞳を
目の前のものに
突きつけるだけ。

何かが隠れた…
日陰でさえ
陽の下では
さらされているというのに
それは少しも
内から外へ
出ようとせず
ひたすらに隠れようとする。
ただでさえ
暗い所へ
さらに
どこかへ隠れようとする。
隠れていることが
分かっていても
隠れてます
と語っているように。

何かが破裂した…
真っ赤に染まった
その体からは
もう何も出てこない。
悲鳴すらない。
あっという間のことで
自分でさえ
何が起こったのかわからない。
真っ赤に染まった
視界には
ここは
赤外線の国か知らん
と思ったほど。
確かに
赤いものは熱くて
まるで
溶けだしたかのようだ。

何かがはじけ飛び、
草むらに隠れて破裂した。
世の中の
片隅で
誰も知られないところで
猫がその死を迎えるように
人知れず
片隅で
消えてゆく。
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詩;『さめざめとした月』

2024-11-21 20:13:19 | 
「さめざめとした月」

さめざめとした月が昇るころ
私は
目覚めた。
暖かな日差しがあった
お昼ごろよりは
今の方が
覚めている。

月のせいだろうか。
月が私を照らし出し、
あたかも私一人の月のよう。
冴え冴えとして
私を照らす。
いいことも悪いことも
みな照らし出す。
太陽のように
強くなく
かえって恐ろしいような光。

世の中を
さめざめと
見ているかの如く
私を照らして
つきない。

世の中のいくらかの悪たちや
いくらかの善人たちや
うそぶいているひとたちを
その光であぶり出し
ああもうやめてください
と言うまで
照らし続ける。
夜の闇が
周りを包み
冴え冴えとした月だけが
そこを照らし出す。

さめざめとした月は
今度はどこへ行くだろう。
また
私のところにきてとどまるだろうか。
それとも
あちらへ行って
懺悔の心を
見出すのだろうか。
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詩;『勝ったり負けたり』

2024-11-06 19:18:31 | 
「勝ったり負けたり」

どちらかが勝てば
どちらかが負ける。

今の世の中
そんな世の中。

勝てば官軍
負ければ賊軍。

負けたやつは
どこにも入れてくれない。
入れてもらっても
損な役回りばかり。
嫌な事されても
じっと我慢。
言われっぱなし
やられっぱなし。

だから
負けたらだめなんだ。
勝たなくては
何ともならない。

勝って勝って勝ちまくって
そして
最期まで
勝ち抜くんだ。
そうすれば
負けた悲哀なんか
どこかへすっ飛ぶぜ。

負けても
よくやった、
なんて気休めはいらない。
負けたら
負けたで、
はいさようなら。

勝てば官軍
負ければ賊軍。
勝てば
○も□になる。
勝てば
黒も白に早変わり。

世の中なんて
そんな風にできてるんだ。
どうあがいても
負けた者は
勝ったやつには
歯が立たない。
歯ぎしりしても
へのツッパリにも
なりゃしない。

どちらかが勝てば
どちらかが負ける。
今の世の中
そんな世の中。
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詩;『お気に入りで』

2024-11-01 19:25:44 | 
「お気に入りで」

なんかいろんなことが
あるんだけどさ。

そんなときには
お気に入りの音楽や
お気に入りの本なんか
読んじゃってさ、
いろんなことを
忘れちまって
そのことに熱中すんだ。

いろんなことが
周りで
ごちゃごちゃいうんだけどさ、
そんな時にはさ、
一応聞いといてさ
その場は何とか
やり過ごすさ、
そうすれば
そのあとで
きっと自分の時間が取れて
好きなことが
やれるのさ。

ざわざわしてるときには
そんな喧噪やなんかは
気にせんでいいのさ。

いろいろ言ってくるやつも
色々いるんだけどさ、
そんなやつのことは
うわの空で十分さ。

いろんなことがあるんだけど
それもこれも
みんなひっくるめて
どこかに飛ばそうや。

嫌なこともいいことも
みんな忘れて
自分のお気に入りの
音楽や本や、ドリンクで
やっつけてしまおうや。
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詩;『スズメの涙』

2024-10-11 18:35:28 | 
「スズメの涙」

スズメは泣いていた。
そんなに悪いこと
してなかったのに
舌を切られて
泣いていた。

ちょっと
そこにあった
稲穂をついばんだだけ。
おなかがすいてたから
ちょっと
つついただけなのに。

バタバタ飛んでもいないよ。
だって
小さいんだもの。
人間の
手のひらくらいだよ。
そんなに
うるさくないよ。

朝ぐらいは
鳴かせてよ。
チュンチュン
チュンチュン
スズメが
鳴くくらい
いいじゃないか。

それでも
スズメは
舌を切られたよ。
スズメは
涙を見せて
泣いてるよ。

舌を切られたから
鳴けなくて
泣いてるよ。

チュンチュン
チュンチュン・・・

ほうら
どこかで
スズメの涙が落ちてるよ。
あんまり小さすぎて
見えないかな。

スズメの涙が
そこに浮かんでる。
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