"爆弾?"
支社を通り越し、本社の取締役に直訴した事は、私の目論み通りの結果を生みました。
何があったか詳細は不明ですが、■■支社の二人目の担当H氏は、退場となりました。
代わって登場したのは、3人目の担当K氏です。
”所長代理”の肩書を引っ提げての登場です。
その所長代理K氏が、私に最初に送ってきたメールが以下です。
いつもの通り、■や✕の伏せ字は必然ですので、ご容赦ねがいます。
文中の青字は、説明の為に今回書き加えたものです。
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■■■■(←私の名前) さま
■■■■■■保険株式会社 ■■自動車■■■■保険金お支払センター
所長代理の■■(←K氏)と申します。(先ほど電話させていただいた者です)
平成29年11月✕✕日に発生しました交通事故に関しまして、多大なるご心痛・ご迷惑をおか
けしております点についてまずお詫び申し上げます。
私は先日来ご対応させていただいておりました■■(←二人目のH氏)の上席となります。
平成30年6月✕✕日に■■(←私)さまより弊社■■(←本社の取締役)宛に文書をいただきました。
こちらにつき連絡させていただきます。
大変お手間をおかけし重ねて申し訳ございませんでした。
弊社の本社には直接お客さまへご対応させていただく部署がございません。従いまして事故
対応をさせていただく現地のセンターからのご連絡になりますこと悪しからずご承知おき下
さいませ。
さて、今般ご提出いただきました前述の文書につき、次の通り回答申し上げます。
1.刑事記録につきまして
大変お待たせしておりまして申し訳ございませんでした。
刑事記録につきましては、私どもは事故直接の当事者ではないため、顧問弁護士を通じ、弁
護士法23条による照会を使用して謄写申請をいたしました。従いましてご指摘のように数日
で、取付が可能ではないものでございました。この点、明確な期日を事前にお示しできずお
待たせいたしましたことお詫び申しあげます。
かかる記録につきましては、5月✕✕日に■■■警察署へ照会し、最終的に6月✕✕日付で■■
地方検察庁より謄写可との回答をいただき、6月✕✕19日に謄写完了。6月✕✕日に弊社に到着し
ております。従いまして、これより内容の検討に移らせていただきます。
内容の検討には2週間程度を要します。検討経過ついては7月✕日までに再度ご連絡いたしま
す。
2.今後につきまして
前述の検討結果については、■■(←私)さまよりお時間を頂戴できるようでしたら、文書にしてお持
ちし■■(←私)さまにお会いしてご説明申し上げたいと考えております。■■(←私)さまご家族の思いについても伺わせていただきたいと考えております。
大変お手間をおかけいたしますが、ご検討下さいますと幸甚でございます。
末筆ではございますが、■■■(←被害者である息子)さまのご体調のご回復を心よりお祈り申し上げます。
以上、長文となり恐縮でございますがよろしくお願い申し上げます。
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■■■■■■保険株式会社
■■サポート部
■■■■■■保険金お支払センター
担当:■■■■(←K氏)
電話:0✕✕-✕✕✕-✕✕✕✕
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前の担当二人よりは、まともな文章ですし誠意も感じられます。
前の担当二人は、(会社の『教育』の成果か)まともな自己紹介さえできませんでした。
しかし、事件が起きたのは平成29年11月です。
私ども被害者は直後から、加害者を疑い保険会社の対応を問題視して訴えていました。
それなのに、半年もたってから『■■■警察署へ照会し、最終的に6月✕✕日付で■■
地方検察庁より謄写可との回答をいただき・・・云々』です。
という事はです。
保険会社の担当にコンプレインし、本社のお客様相談室に電話しても差し戻されるだけ、本社取締役に直訴しなければ、まともに相手にはしてくれないという事なのでしょうか。
(その後いろいろ調べて、保険会社のそういう非情な対応は、よくある事だと知りましたが)
私は翌日返信しました。
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■■■■(←K氏)様
以下のメール、昨日正しく受信いたしました。
ありがとうございます。
■■■■(←私)
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返事はサラッと流しました。
相手はネゴシエィターとしては、今までの二人より良いスキルを持っています。
名乗る肩書からして、示談交渉のプロかも知れません。
フェイスtoフェイスで、言葉でやり取りすれば、おそらく私に勝ち目は無いでしょうし、感情的になって墓穴を掘ってしまうかも知れません。
相手のフィールドで戦う気はありませんから、K氏と面談しての交渉はする気はありません。
それに何より、まだコチラの手の内を見せるわけにはいきません。