辺 蟲 憐 寺 境 内

Hemulenji precinct yard

御寂山辺蟲憐寺々領林
昆虫相他備忘録

漣冬波尺

2024-12-14 15:03:39 | ZU・I・SO 

241213 tk.6635 さんと曇天・低温下の小平市を散歩。

虫がいない。

こう言う日もあるさ と ほぼ諦めていた散歩終盤 何と小平市5年振りの サザナミフユナミシャク に会えた。

小平市での本種は 私がアップした個体が初記録(181225)だと思われるが 発見して間もない時期の道路整備で ポイントの多くのクヌギ巨木が伐採され 本種を見る事はなくなっていた。

更にナラ枯れで 付近のもっと多くのクヌギ巨木が伐採され 完全に諦めていた。

この度の思いがけない再会は実に嬉しく おまけに小平市では初の♀なので 二人の鬱状態を吹き飛ばすには充分な成果となった。

 

クロオビフユナミシャク

 

木の葉散る歩きつめる  種田山頭火

 

 


雛鎌切

2024-12-11 16:46:07 | ZU・I・SO 

241211 小平市にて クロスジフユエダシャクの探雌飛翔をボ~ッと見たのだが 交尾シーンを見る事はできなかった。

 

ヒナカマキリ

変異幅の広さを示唆する記述もあるが やや赤色味(紫っぽく見える。)が強く明るい個体で 同様な例を検索しきれていない。

前回の 緑色型 と似た色調でもあり 中間色型と言う事だろうか?。

両個体の撮影ポイントが比較的近いので 遺伝 環境 …? 興味が尽きない。

 

かまきりしかつめらしく石の上に  種田山頭火

 


雛鎌切

2024-12-05 17:48:18 | ZU・I・SO 

241205 そろそろヒナカマキリも終りだろうか?。

まだ♀を見ていない と 小平市を散歩。

♀に会う事はできたのだが やけに体色が明るい。

緑色型の記録は無いとされているが この個体の色彩が緑ではないとは 逆に言い難い。

ヒナカマキリ緑色型としての初記録ではなかろうか?。

また 今期会えた3頭とも 日陰ではなく日向側の人工物上におり 2頭は直射光を受けていた。

何れも小昆虫などが狙えそうなポジションであろう構造物頂部付近であった。

私が確認し易い条件でもあり 落葉を丹念には探していないという側面はありそうだが…。

諸々 各種文献から勝手に膨らませたイメージが ガタガタと崩れて行く。

 

余談になるが ヒメカマキリに緑色型があるとの多くの記述にも拘わらず 私の勉強不足なのか 文字しかヒットしない(明らかに色のバランスが変更されてる画像を除く。)ので オオカマキリ褐色型の様なヒメカマキリノーマルに対し その緑色型はオオカマキリ緑色型の様なイメージで探していた。

未だその様な緑色型に会った事は無いが 全体に単色な緑味のある個体に 町田市で会った事がある。↓

違う仲間ではあるが これがヒメカマキリ緑色型であれば 同様に前述の緑色味のあるヒナカマキリも 緑色型と言えるのではなかろうか?。

両種の色彩変異について何かご存知の諸兄の教示を期待したい。

 

ルリタテハはノーマルのみ。

 

チャバネフユエダシャクが出ていた。

 

ノコメトガリキリガ と チャエダシャク。

トイレ・自販機脇の木は夜間の明かりで賑やかだ。

ニトベエダシャク

 

コゲチャオニグモ

 

サツマノミダマシ

 

蜘蛛は網張る私は私を肯定する  種田山頭火

 


黒筋冬枝尺

2024-12-03 20:27:51 | ZU・I・SO 

241203 小平市を散歩。

クロスジフユエダシャクがチラホラと翔び始め ついにフユシャクシーズンの始りだ。

 

チャエダシャクが多い。

 

ナミテントウのほぼフルブラックな個体。

 

ムネアカオオクロテントウ

 

ヒメオビオオキノコ

 

キタキチョウ

 

枯草の日向の蝶蝶黄ろい蝶蝶  種田山頭火

 


黒木間蝶

2024-11-28 17:50:01 | ZU・I・SO 

241128 小平市を散歩。

いつになくクロコノマチョウを数頭見る。

 

 

ルリタテハは低調 ノーマルばかり。

1頭だけ超軽微なスバル斑が確認できたのみ。

 

ノコメトガリキリガ

 

フトジマナミシャク

 

ウスキツバメエダシャク

 

ヤマイモハムシ

 

ミミズク

 

ツヤアオカメムシ

 

ナンテンハギ

 

ゆっくり歩こう萩がこぼれる  種田山頭火

 

 

 


鋸目尖切蛾

2024-11-24 19:32:51 | ZU・I・SO 

241124 小平市を散歩。

とうとう冬夜蛾のシーズンだ。

と言っても夜に探す事はまず無いが…。

ノコメトガリキリガ

 

ここにかうしてわたしをおいてゐる冬夜  種田山頭火

 

ホソバハガタヨトウ

 

エゾギクキンウワバ

 

ウシカメムシ幼

 


雛鎌切

2024-11-22 23:07:19 | ZU・I・SO 

241122 小平市の前回と違うエリアでヒナカマキリを探してみた。

 

やはりいた。

小平市で2町目となる。

他のカマキリと同様に ピンポイントに偏らないのでは? と思えた。

 

カネタタキ

この時期のこの仲間は 触覚や尾毛がかじられた個体が多く 生殖の厳しさを感じる。

 

チャエダシャク

 

ニトベエダシャク

 

アカイラガ幼

 

ジュウロクホシテントウ

既に小平市からの記録はあるようだが 東京低地では少ないものと思われる。

 

 

空のふかさは落葉しづんでゐる水  種田山頭火

 


雛鎌切

2024-11-19 20:57:10 | ZU・I・SO 

241119 午前中 無謀にもこの低温強風の中 小平市を歩く。

ここ二年程 ヒナカマキリの分布を探ろうと 漠然とその卵鞘を探していたが 何と成虫を先に見つけた。

小平市初記録となろう。

東京都レッドデータだが 小さくて見つけにくいだけとも思える。

皇居にいて高尾にいれば その間にいない訳がない。

 

秋風の腹たててゐるかまきりで  種田山頭火

 

先シーズンにルリタテハの 銀河型 を撮っているが ノーマル数個体を見ただけ。

辛うじて流星斑の鱗粉を数個確認できる個体。

 

辛うじてスバル斑の鱗粉を数個確認できる個体。

 

4化であろう新鮮なコミスジを 12月5日に撮った事があるが 遅い3化か早い4化か 悩ましい個体に会う。

 

ミツモンキンウワバ

 

ハイミダレモンハマキ

 


剣紋緑切蛾

2024-11-16 18:30:54 | ZU・I・SO 

241116 カミ様車両点検の間 ディーラーから近いので 久々に小平市を散歩。

カミ様は自身のインスタネタ撮りに余念が無かったが 私の方はと言うと 曇天 蝶は翔ばない。

今春 ツマグロキチョウ を撮ってはいるが いよいよ苦し紛れのガミラス・テスラーになる が 貧果。

夜間の雨の影響だろう。

インスタのテキストには「虫を撮る人」とあり…。

 

よびかけられてふりかへつたが落葉林  種田山頭火

 

ケンモンミドリキリガ

 

カシワキボシキリガ

 

ムネアカオオクロテントウ

言わずと知れた外来種。

 

ミミズク

 


雨ニモマケズ

2024-11-14 22:29:30 | ZU・I・SO 

241114 午前中 国立市・立川市を歩く。

ここ二日は気温が高かったので 可能性はほぼ無いであろうものの ツマグロキチョウが翔んでいるかも と 出てみたが曇天。

両市とも記録されてはいるのだが 少な目のキタキチョウに会っただけ。

 

ナカグロクチバ

北上種だらけともなると 北上種が普通種となり…。

 

立川市のアンダーパスに何故か宮沢賢治…「下ノ畑ニ居リマス」的な事か?。

夏ノ暑サニモ マケヌ

サウイウ モノニ

ワタシハ ナリタイ?

Budori Guskoh の命と引き換えの温暖化策は 今や Ihatov を遥かに越えて沸騰化してしまった。

 


霧社黒燕蜆

2024-11-12 20:16:13 | ZU・I・SO 

241112 いよいよ越冬態ばかりになってしまうが かと言ってそうではないターゲットも無く クロツバメシジミにはもう遅いだろうし 前回 まともに撮っていないムシャクロツバメシジミでも撮っておくかと 神奈川県相模原市緑区の同所へ重い腰を上げた。

 

旅はいつしか秋めく山に霧のかゝるさへ  種田山頭火

 

想像はしていたが ムシャクロツバメシジミはムシャっといて 速攻ムシヤのやる気は削がれてしまった。

遅れたクロツバメシジミでもいれば モチベーションを高く保てるのだが チラチラとただ白いだけの個体ばかり見える。

やはりクロツバメシジミの得も言われぬ暖色系の白が良かったのだが…。

 

 

産卵も頻繁に見られ 来期は多産地と化すだろう。

 

クロツバメシジミへの影響は如何に?。

 


河原決明

2024-11-08 16:48:03 | ZU・I・SO 

241108 ツマグロキチョウを探して日野市・八王子市を歩く。

青空と雲の境目 お昼まで太陽は雲側に。

低温の所為かキタキチョウもほとんど翔んでいなかった。

昨日に続き グロキはヌル & グロッキー…いよいよオフシーズンか。

 

歩くほかない草の実つけてもどるほかない  種田山頭火

 

ツマグロキチョウに執着している間に カワラケツメイの性格もおおよそ掴む事ができた。

これも東京都レッドデータだが 今日も存在を予想できる日野市の河原に見る事ができた。

ツマグロキチョウの発生にはやや心許無い株数だが 要チェックポイントとしておこう。

増水で削られる河原の一段上 少ない若木にゴミなどが引っ掛っており 時折の水没を窺い知る事ができる。

他の草木などの進出が抑えられているのであろう。

土壌の構成も見えるが これらを実現できる川の環境を カワラケツメイ自生の共通点として挙げられそうだ。

 

クルマバッタモドキ

やや黒い個体なので撮影しておいた。

黒色型と言う表記は見ていないが…。