241011 やっと秋…ツマグロキチョウに会いに八王子市を散歩。
5化のピークを越えた辺りであろうか。
産卵する個体が比較的多く見られた。
この個体の触覚上の葉にも卵が確認できる。
卵
6化
4化
前回は4化を見ておらず 発生は既に終了したものと思っていた。
前々回 4~6化の混飛 を報告したが 今回の掲載画像はその傍証となろう。
この化性のボケは 越冬個体の春の産卵期が長い事で生じているものと推察されるが 拡散する性格 と共に 不安定な河川依存に適しているのかもしれない。
また 1化の産卵期 でさえ カワラケツメイは双葉を残した状態なので 越冬個体の産卵は発芽直後となり ともすれば発芽待ちや生育待ちに呼応し 産卵期が長いとも考えられる。
加え 1化の生育に必要な食餌量を賄える株は少ないであろうから 個体数が少なく 小型になる事も理解できる。
化性のボケは 世代を重ねる毎に増幅すると思われ 諸説を生む一因となっているのであろうが 翅形・サイズ・色・斑紋などが 4化と5化 の間で大きく変化するので そこを境目として夏型・秋型と分類される事には さほど違和感は無い。
しかし秋型が5化と6化に相当するので 秋型は産卵しないとする記述には問題が有る。
変異幅を言う場合も5化と6化で色が違い 分けて比較する必要があるだろう。