辺 蟲 憐 寺 境 内

Hemulenji precinct yard

御寂山辺蟲憐寺々領林
昆虫相他備忘録

そぎ

2022-12-29 18:17:15 | ノンジャンル

221229 皆様 今年もお世話になりました。

来年も宜しくお願い致します。

この竹はモウソウチクの様だ。

斜めにカットされているデザインの一般的な門松だが 少ないながら水平にカットされているものもある。

武田家系の門松がそれに当たる。

武(竹)田の首を取ると言う意味の徳川家系のデザインがこの斜めカットとの事。

正月飾りには不似合いな物騒な話だ。

日本中で藁人形を飾っている様なものか?。


墨流

2022-12-21 22:41:37 | ZU・I・SO 

221221 久々の知人より スミナガシに関する論文中に私の名を掲載する旨の連絡があった。

思えば帯状疱疹からのコロナ罹患で 丸々一年フィールドに出ていない。

その連絡がそろそろ出ては?の啓示かもと思っている。

それとこの機会にスミナガシの画像を遡ってみた。

スミナガシに限る事ではないが 幼虫の有り勝ちなこの姿勢を語り合った事がある。

温度調整 擬態 威嚇...多々推察されたが 私は葉からの蒸散の影響を挙げた。

その根拠とも成り得そうな画像があるのでアップしておく。

脚や腹脚の先端に水滴が見える。

吐糸による台座は濡れると剥がれやすいので それを嫌っているのだろうか?。

この姿勢の間 一部の腹脚のみで支える事になるが 頭部との連携で左右のブレを軽減し 脱落を回避しているのではとも思わせる。

広く平らな頭部や大きく広がる突起 さらに突起表面の凹凸が それに寄与しているのではと考えれば 特徴的な形状も理解できそうだ。

細目な枝に広い葉のアワブキは風にあおられやすいものと推察できる。

幼虫が低層・日陰に集中するのは 風を避けての事だろうか?。

湿度も高そうなので 乾燥させておきたいのかも知れない。


伊呂波紅葉

2022-12-01 12:30:59 | ZU・I・SO 

221127 神奈川県寒川町にて イロハモミジを狩る。

その中に斑入り状の紅葉が楽しめる品種があった。

若木とは言え ノーマルと同様に植栽され 商品化されてからの年数を感じると共に 紅葉への拘りを想う。

この性質を固定するまでの努力はいかばかりなるや?。

この木は 昔 対馬産ジャコウアゲハ異常型♀から その遺伝形質を取り出したのを思い出させた。

当時 地理的変異各種なども取り出していたが 最も燃えたのがその対馬産ジャコウアゲハ異常型だった。

何れの種に於いても 最初の異常型母蝶は ほぼノーマルと交尾しているので 累代飼育が必要になる事が多い。

このジャコウも左の様な中間的個体ばかりの羽化となり 異常の程度の激しい個体のペアリングから 右の様な元々の母蝶に近い個体や 2化以降とは違う上の様な1化(春型)も羽化させた。


姫赤立羽

2022-12-01 12:30:38 | ZU・I・SO 

221116 国分寺市にて ヒメアカタテハに会う。

我家に散るサザンカの花弁に固執していた。

口吻を伸ばす訳でもなく 私の刺激などで 翔んではとまるを繰り返していた。

 

因みに 吸蜜は周囲の花で行っていた。

 

タテハチョウ亜科に白いものにとまる傾向が強く出る。

ルリタテハ 同市にて。