辺 蟲 憐 寺 境 内

Hemulenji precinct yard

御寂山辺蟲憐寺々領林
昆虫相他備忘録

褄黒黄蝶

2024-09-25 10:59:45 | ZU・I・SO 

240924 涼しさに誘われ 八王子市を散歩。

曇りベースでむしろ寒かったが 日差しを得られた時間には 爽やかな川風の中 ツマグロキチョウを楽しむ事ができた。

 

熱中症と闘った灼熱の河原は何処へ…。

 

5化の発生ピークなのか 比較的多くの個体を見る。

 

 

色彩異常?

白いので♀かと思ったほどだ。

 

 

 

6化も出ていた。

少数だが4化も確認しており 4~6化が同日に混飛している事になる。

恥ずかしながら 今まで正確な化性を知らず 5・6化の混飛は尚更で それらの差異を越冬型の変異幅だと理解していた。

ところが晩秋や越冬後の個体は 多くを見る事ができないと言い訳をしつつも 過去画像を見るに 上記6化同様の赤い個体(地色や条紋に赤味が出る。)ばかりだ。

従来の図鑑に於いても この種に限らず化性は当てにならないが 特にネット上に横行するコピペ的な記述に至っては言うまでもない。

その点 近隣にて長期観察ができる場所の存在は大きく 並行して採集・飼育ができた事で裏取りを行え 比較的正確な化性などを知り得たのは実に幸いだ。

話はやや飛躍するが 実は上記の裏取り用の母蝶を採集した際に 撮影者からきつめのクレームを受けた事がある。

そもそも法律違反等の悪事を働いている訳でもなく 距離をとって撮影を邪魔している訳でもないが(全体としてその日に被写体となる可能性のある個体が1~2頭減るので 邪魔と言えば邪魔なのかもしれない。) 採る採らないが全ての判断基準らしく 事情を説明するも全否定され やりとりの中で相手の虫レベル?の低さが露呈し 理解してもらうほどのエネルギーの出力は無駄だと察知した。

差はあれど 保護の名の下に採集者を十羽一絡げに批判し かと言って何か保護活動をするでもなく 成虫期のほんの一瞬のみを切り取るだけの輩が多過ぎはしないだろうか?。

虫を知らずして保護も何もあったものではないが 画像の出来や はたまた撮影機材に話の軸を置かれると 実に辟易としてしまう。

概して虫に関する情報量は 圧倒的に採集者の方が大きい事は否めない中で 採集者を排除したいのであれば 少なくとも彼らが大昔から担ってきた良き部分は 代行すべきではなかろうか?。

 

終齢幼虫

 

オオスカシバ

 


褄黒黄蝶

2024-09-18 17:24:39 | ZU・I・SO 

240918 午前中 八王子市を散歩。

ツマグロキチョウの5化が増えてきた。

 

前回 世代間交雑の可能性を示唆したが その交尾ペアに会ってみたいものだ。

4化と5化の組み合わせであれば 形態的な差異などで確認できよう。

4化(右)が5化(左)を追尾。

 

4化(右)の求愛と5化(左)の拒否行動。

 

 

今日も猛暑日 また熱中症の初期症状が出て この温度下の河原では 2時間と持たない事が身に染みた。

ツマグロキチョウの翅形・サイズ・斑紋などが変わり 衣服のひっつき虫を毟り始めるは秋 のはずなのだが…。

 


褄黒黄蝶

2024-09-13 16:55:11 | ZU・I・SO 

240913 午前中 八王子市を散歩。

ツマグロキチョウ5化を見たかった。

まだまだ4化の産卵が多く見られたが 5化も産卵していた。

 

上記個体が産んだ卵。

前回 早過ぎるであろう越冬型に困惑はしていたが この産卵にて納得した次第だ。

これまでのライフサイクルに要する期間を考慮すれば 年6化が求めてきた答えの様だ。

まだまだ4化の探雌飛翔も見られ 5化の個体数は少ないので 世代間交雑の可能性は高そうだ。

全水没して泥だらけのカワラケツメイは枯れずに済んでいるが あまりの暑さに私が枯れそうで またもや熱中症の初期症状らしきが出始め 後ろ髪を引かれる思いの2時間弱で退散。

まだまだツマグロキチョウの何たるかがわかっていないのだが…。


黒斑蘇鉄蜆

2024-09-08 23:12:47 | ZU・I・SO 

240907~08 静岡県熱海市初島へリゾートに。

初日午後 ホテルの広い庭を1時間程散歩。

最も多く見た蝶がクロマダラソテツシジミだった。

交尾ペアにも会えた。

敷地内なので ソテツが多めに植栽されているという背景はありそうだが…。

肛角紋褐色型が吸蜜していた。

南方系種の分布拡大にはウンザリだが アブノーマルはついつい撮ってしまう。

 

スズバチ

 

キングプロテア

 

 


潜孔蓋

2024-09-08 22:33:38 |   潜孔蓋

たかさき 群馬県高崎市 26.JAN.'20

 

 

農集排 埼玉県毛呂山町 12.JUL.'16

 

 

おすい 東京都昭島市 2.NOV.'23

 

 

合流 東京都立川市 2.MAR.'18

 

合流 21.FEB.'23

 

 

Museum of the Sewerage 東京都小平市 10.FEB.'20

 

こだいら 同市 29.DEC.'18

 

 

東京都国分寺市 17.MAR.'23

 

国分寺 同市 15.FEB.'17

 

 

市の鳥 同市 5.JAN.'16

 

 

こがねい さくら 東京都小金井市 7.MAR.'17

 

 

うすい

 

 

下水道 東京都国立市 27.JUN.'22

 

同市 11.OCT.'21

 

同市 15.FEB.'17

 

 

都立公園 東京都千代田区 18.JUL.'17

 

 

おすい 東京都八王子市 15.OCT.'16

 

 

汚水 東京都日野市 8.JAN.'19

 

 

たまどうぶつこうえん 同市 27.MAY.'18

 

おすい 同市 14.NOV.'23

 

 

Comeback salmon 東京都多摩市 27.NOV.'14

 

 

あめ 東京都町田市 29.MAY.'18

 

おすい 同市 26.NOV.'17

 

 

おすい 神奈川県横浜市中区 3.FEB.'20

 

日本丸 同区 8.FEB.'17 

 

おすい

 

 

ちがさき あめ 神奈川県茅ヶ崎市 1.MAR.'20

 

ちがさき おすい

 

 

HATSUSHIMA 静岡県熱海市 7.SEP.'24

 

 

コメントへの返信

空や花さん

今は乗っていないのですが何台かバイクに乗っていて 雨の日のマンホールは恐怖以外の何物でもありませんでした。

なので こやつは滑りやすそうなデザインだ とかの視点で見てしまいます。

 

空や花さん

ブログネタに会えない時は ついつい手持ちの豚さんになり 余計なものを撮ってしまいます。

で 整理に困って どんどん増えて...w。


褄黒黄蝶

2024-09-05 17:54:32 | ZU・I・SO 

240905 午前中 八王子市を散歩。

台風による河川の増水がもたらした ツマグロキチョウ4化への影響は如何なものか?。

流されていたとしても それがツマグロキチョウの本質と思われ 食草として選択されている1年草のカワラケツメイと共に見てみたかった が 3化時同様 食草の見当たらない堤防上の車道の更にその外側にさえ翔んでおり それなりの覚悟は無用だった。

 

ほぼ草などが流された水際付近の河原にて。

 

多くの食草が水没した様だったが 何ら問題無く 盛んな探雌や産卵が見られた。

 

産卵は倒れた草の中に潜る事も多く 実に撮り辛かった。

 

卵の多くはやはり低い新葉に産んである。

 

1頭のみであったが5化に会う事ができた。

今回の4化が やや盛期を過ぎている感覚があるので 1化からのバラつきを考えれば 5化の混飛があって然りだ。

このバラつきは不安定さを強いられる河川依存に適しているのかもしれない。

世代間交雑があるのだろうか?。

ともあれ フィールドワークと屋外飼育を1化から通して行い ここまでの化性を掴めた事に満足はしている。

 

ハグルマトモエ