団塊の世代(1,947年~1,949年生)の人数
実に690万人。総人口に占める割合は5.4%
この団塊世代が、2007年から一斉に定年退職を向かえる。
その影響は、
(消費の拡大)
退職した団塊世代が一躍「消費の主役」となり、
日本経済の活性化に弾みがつく筈、との期待が高まっている。
総額80兆円といわれる退職金は、まさに垂涎の的。
マンション、高級車、国内外の旅行に投資など、さまざまな
分野で商機獲得を目指す企業があの手この手を用意し、
待ち構えている。
でも、私は、
今迄に退職されて、
優雅な生活を楽しんでおられる諸先輩方とは違って、
この団塊世代はそんな消費に
踊らされないのでは・・・。と、思う。
この世代は、ベビーの時から幼稚園、小学校、中学校、
高校、予備校、大学、就職、結婚、とスシヅメ状態であった。
これから、老後、葬式まで、一生スシヅメが続く。
「ゆりかごから、墓場まで・・。」(スシヅメ)
この世代が、言われ続けられてきた言葉である。
少々、まとまった退職金が入ったからといって、
大胆に消費は出来ない筈。
老人施設にも、多分入れないだろう事は、覚悟しているし。
介護保険、年金制度に頼る訳にはいかないであろう事も
予想される。
自分の老後は自分で守るしかない。
自分で考えて、それなりに楽しく、
生きる事を考えないと・・・・。
退職金は、使ってしまったわ・・。
子どもの世話にはなれないわ・・・・・。
国の社会保障制度の世話にもなれないわ・・・・・・・。
不健康で、惨めな老後だけは、送りたくないものだ。