以下は私の畏れを知らぬ独断と偏見です。産業再生機構と手を携えて再建に取り組んでいるガリバー企業ダイエイ。ゆえあって私はダイエイを応援している。一消費者である私がスーパーダイエイについて解剖してみよう。まず第一に気が付くのは、店舗が古いことだ。リフォームをした店舗はあるにはあるが、中途半端で薄汚れた印象が拭いきれていない。当然客は新しくて清潔感のあるスーパーを選ぶだろう。思い切った”大手術”をして、 . . . 本文を読む
22年前の8月母方の叔父が他界した。この人が我が家に残った最後の年長者の親戚であった。未婚の姉と老母を抱えて、生涯独身を通した人だ。だから子供は居ない。若いときに詩人を目指して勉強をし、多くの作品を残した。世に出ぬまま生涯を閉じた。78歳まで生きた人だから後に多くの遺品を残した。多くの親戚が一部屋に集まって遺品の分割協議をする中、私はひたすらこの人のノートを読み続けた。その中に偶然次のよ . . . 本文を読む
娘は早や45歳になる。昨日金曜日の朝「今夜は遅いから犬の世話をお願いね」と一言残して出ていった。「今日は仕事じゃないか、何処へ行くの?」と私が詰問する。すると娘は「お休みを貰ったの。銀座で友達と会うのよ」という。<何だ、仕事を休んで遊びに行くのか>と口には出さない。精一杯のお洒落をして家内の車の助手席に乗り込んでシャーシャーと出かけた。訳が有って独り身だ。その息子が大学3年生。あと1年とチ . . . 本文を読む
多摩川中流域でその支流の一つ秋川が合流するあたりに、レジャー施設の東京サマーランドがある。広大な河川敷と山の斜面を使って様々なイベントを行っている。近年あの有名な「ムツゴロウ動物王国」をこの地に移して話題を集めている。そのムツゴロウさんのすぐ隣りに「あじさい園」がある。新聞のチラシを見て、その写真が何とも見事だったので、行ってみた。切符売り場の人が「3分咲きですがいいですか」と聞い . . . 本文を読む
友達の紹介で五日市の紫陽花あじさい山を知った。一山全体が紫陽花で覆われている。雨の中、傘をさしての撮影だ。カメラだけは濡らさないように気を遣った。今年は例年より遅いらしくほとんどが色づいていない。しかし、このアジサイ山を一人の人間が30年の歳月を使って作り上げたと云うのだから、これには驚いた。伸びるに任せるのではなくて、綺麗に切り揃えられている。駐車場も入園料もとらない。売店もなけれ . . . 本文を読む
普通、東京と言えば都内のことをさして、23区内のことを言います。私が住むF市や青梅おうめ市は東京都下と呼びます。40年ほど前は、広大な都下部分を西多摩郡(主要都市:青梅)、北多摩郡(立川)、南多摩郡(八王子)と三つの郡に分けていました。都市化が進んで町や村が少なくなってきたので1,2の例外を除いて郡が使われなくなった。私は今日、西多摩郡檜原ひのはら村を一周してきました。全部で100キロの行程だっ . . . 本文を読む
数日前のラジオ深夜便である著名な女性評論家が「私たちはもはや豊になりすぎた。これ以上の経済成長を求めるべきではない。もっとゆとりのある生活を目指すべきだ」と述べていた。すらりと聞き流せばなるほどそうだと肯けます。しかし生まれ持って一言居士である私には、ガツンとくる言葉であった。ブログ上でこのような問題を取り上げると、アクセス数がガクンと減って、コメントすら貰えないことが多い。警視庁統計によれば七 . . . 本文を読む
今日は梅雨の晴れ間とあって、陽がガンガンと照りつけた。帽子を被って出たけれど、ジトッーとした汗がまとわりつく。我が街F市よりもさらに西にある青梅市の吹上菖蒲園を目指した。妻の運転で私は「カメラマン」。スポンサーも広告料もないから、すべて自前だ。ブログのお陰でよく歩くようになったから、またそれが健康には良いだろうから、これをもって「収入」と見なすべきか。出発する前に花菖蒲について少し勉強をしておいた . . . 本文を読む
夜の巻きを作るべく、今度は妻同伴で出かけた。陽が落ちてからはヒンヤリとして心地良い。ホタルは居るには居たけれどその数は少ない。チラリホラリとあちらこちらで光る程度だ。それにしてもホタルを守るべく環境を維持してきた人たちには敬意を表したい。今年で40年だという。500メートルほどの住宅街を貫く狭い通りの両脇に裸電球をぶら下げた屋台が出ていた。子供が欲しがりそうな玩具類。ホタル饅頭の . . . 本文を読む
朝、起床間もなくポンポンと音だけの花火が鳴った。「今日はホタル祭りよ。行ってみれば?」と妻。朝食後カメラを首にぶら下げてテクテク歩いていった。しばらく歩いてから「ホタルは夜じゃないかと気が付いた」。でももう足はその音の方へ向かっている。なにか珍しいことがあるかも知れないと思い直して歩き続けた。湿度が高いのかすぐに汗ばんで来た。後で分かったことだが、ホタルは蒸し暑い時期の10日ほどしか生きら . . . 本文を読む