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「成功する脳習慣とは何か」続き

2011年03月11日 | つぶやき
茂木 「新三〇年ビジョン」の中でも、

   脳型コンピュータ実現のための

   コンセプトを語っておられましたが、

   まさしく今のお話に通じるものですね。

   
   コンピュータと人間の一番の違いは、

   「直観を持つか持たないか」です。

   コンピュータは、最初に

   あらゆる手を検索してから

   最善の手を導き出しますが、

   人間はまず直観ありき。

   そのあとでロジックを

   積み重ねていきます。


   だからもし、将来的に

   コンピュータにビジョンや

   直観を持たせることができたら、

   脳型コンピュータが実現する

   可能性もあると思うんです。


孫 将棋の羽生善治名人なんかも、

  「最初に右脳で考える」

  ということをおっしゃっていますよね。



茂木 僕は脳科学者としての立場からも、

   この一〇年の情報革命を

   おもしろく見ていて、

   非常に幸運な時代を

   生きていると思うんですが、

   この時代において興味深い特徴は、

   「変人が世界を変えている」

   ということなんです。

   ビル・ゲイツさんにしても

   スティーブ・ジョブズさんにしても、

   確かにすばらしい才能に満ちた

   人物たちですけど、一方では

   日常生活のいろんなことに

   無頓着で変人でもある。

   でも、そういう人物たちが

   成功する時代というのは、

   文明史的にも非常におもしろい

   と思うんですよ。

   
   孫さんご自身、当然、変人的な

   面があると思うんですが(笑)
  
   ご自分ではどこが一番

   変わっていると思います?



孫 どこですかねぇ(笑)

  一見無茶だと思えるような

  高いゴールをガーンと設定して、

  そこに無理やりみんなを

  連れていこうとするところですかね。



茂木 なるほど。

   きっと周りの方から見ると、

   もっといっぱい出てくると

   思うんですけど(笑)、

   脳科学の立場からすると

   「才能」とは一種の偏りです。

   あるところはすごい突出しているけれど、

   他はもう全然ダメ、という人が

   いま歴史をつくっているわけです。



孫 技術競争の世界を見ても、

  日本は一番、欠陥商品や

  不具合に対して厳しい国民です。

  アメリカ人が

  「新しくておもしろくて魔法のような商品」

  を求める気質に対して、日本人は

  ちょっとでも傷があろうものなら

  「欠陥品だ!」と怒って乗り込んでくる。

  でも「いささかの欠陥もない」

  ことばかりを優先していては、

  世界から引き離されてしまいます。

  

茂木 いわゆる、ガラパゴス化ですね。

   

孫 商品やサービスにおける

  安心安全は大切ですが、

  一方で挑戦し続ける姿勢も

  大切ではないでしょうか。

  何事もデビューのときには、

  失敗がつきもの。

  やってみて「やっぱりダメ」

  なこともある。

  そういう、やんちゃな部分なしに

  保守的になりすぎると、

  打つ手打つ手が遅れがちになってしまう。



茂木 僕もiPad使っていますけど、

   これはもう人間の

   エクスペリエンス(経験値)

   を変えましたね。

   もはやパソコンが古く

   感じてしまうんですよ。



孫 さすがスティーブ・ジョブズですよ。

  今から五〇〇年後くらいには、

  スティーブ・ジョブズは

  レオナルド・ダ・ヴィンチと並び

  称される存在になっていると思います。

  彼はビジネスマンとしての

  才覚もさることながら、それ以上に

  アーキテクト(設計者、創造者)ですよね。

  人々のライフスタイルを変えたアーキテクト。

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