山口太鼓流 北海若衆太鼓 ブログ

『太鼓の音は心の音、太鼓は心でたたくもの』をモットーに活動を続けている北海若衆太鼓の活動について書いています。

30周年記念公演 備忘録その3(本番編 後編)

2019-12-22 13:11:35 | 活動報告
30周年記念公演 本番編 後編 になります。

本公演も内容が濃く、短編にまとめる事が出来ないまま後編に突入です。
そして、いよいよ本家 山口太鼓の会 の演奏が始まります。
北海道ではなかなか見る機会がない山口太鼓の会の和太鼓演奏です。

9.宮古ばやし
  宮古の人情、風土を太鼓の中で表現しようと創られた曲で賑やかにそして
  勇ましく打ち鳴らして行きます。第1回東北おはやし競演大会にて
  創作太鼓部門での優勝曲です。



10.陸中黒潮太鼓
   宮古は海の町。
   海で働く船乗り達の心の支えとなっていたのは黒森様でした。
   黒森山に鬱蒼と茂る杉の森は船乗り達の目印でした。時化の
   海をやっとのことで乗り切り、その杉の木立を見た時、彼らは
   どんなに元気づけられた事でしょう。船乗り達はその航海、漁
   ごとにお山に向かい手を合わせ無事を願い、祈りを上げたと
   いいます。その海の生きる男達を想い、表現し作り上げた曲です。



11.山口一騎衆 ~連弾~
   ①響風(おとかぜ)
   ②風蓮(ふうれん)
   山口太鼓の会47年の歴史は会員1人1人が会を支えた事によって
   作られたものです。そんなメンバー1人1人がそれぞれに想う宮古の自然、
   山、風、海、波、嵐、森。その想いを曲やリズムにのせ、それぞれのソロに
   込め「響風」「風蓮」を打ち鳴らします。
   






12.風ノ舞
   黒森神社の荘厳な雰囲気を表現し、その周りにそびえる巨木の力強さと、
   その巨木の周りをを舞い踊る風をイメージした曲です。



13.歩み華(あゆみばな)
   歩み続けることは簡単なようで難しい事。
   生きていると様々な事が起こりますが、それは歩んでいる証。
   その確かな一歩一歩が自分の華となるのではないでしょうか。
   立ち止まってもいい、休んでもいい、ただ歩みは止めない。
   生きる事は歩む事。歩みは華となる。
   30周年記念公演で初披露の新曲になります。





14.新(あらた)
   北海若衆太鼓の歴史を繋ぎ、これからの新たな未来に向けて新しい時代を
   創っていくというメッセージを込めて作られた曲です。
   平成29年、神戸市で行われた日本太鼓ジュニアコンクールに北海道代表
   として選ばれた曲です。





15.黒森神太鼓


   山口太鼓のふるさと黒森神社、その境内に立ち神殿を見ていると、   
   引き込まれるような不思議な、神の力、とでも言うべきものを感じます。
   その黒森神社の祭りで奉納される「黒森神楽」のリズムからイメージして
   創作された曲です。舞台中央にある北海道一の大太鼓「神(カムイ)」
   の音、長胴太鼓、締太鼓を組み合わせた音色、そして照明ががとても神秘的で
   見ている我々を引き込んでいく曲です。
   











16.鬼太鼓
   平成18年、登別地獄まつりにおいて、祭り開始の合図である一番太鼓に選ばれる
   という栄誉を頂きました。その際に創作し演奏した曲がこの鬼太鼓です。
   若手もメンバーがいつかはこの中に入って演奏したい!そう思って日々の練習に取り組む。
   そんな若手メンバーの目標の曲でもあります。
   鬼の荒々しさを感じる事が出来る曲に場内が盛り上がる事間違えありません。
   締めはやっぱりこの曲ですね!





17.アンコール(清流若衆ばやし)
   北海若衆太鼓の名前の語源となった曲です。
   女性打ち手達の優雅なバチさばきが見所の前半が終わると
   後半の大太鼓「カムイ」の音に後押しされるかのようにはじけ飛ぶ
   打ち手達の演奏風景が見所の曲です。





18.エンディング
   山口太鼓流北海若衆太鼓 30周年記念公演 を無事に終わらせる事が出来ました。
   見に来て頂いた皆さんは楽しんで頂けたでしょうか。
   これ以上でもなくこれ以下でもない、今の北海若衆太鼓を見て頂き如何だったでしょうか。
   しかし、北海若衆太鼓は今以上を目指して歩んでいきます。
   これからも応援よろしくお願い致します。



   30周年記念公演でご協力いただいた皆さまに感謝致します。

   一久大福堂 様
   (株)ほりぞんあーと 照明   笹森昭彦 様
              舞台監督 笹森朝子 様
   大太鼓「神(カムイ)」 



   




30周年記念公演 備忘録その2(いよいよ本番編)でも前編

2019-12-14 22:33:31 | 活動報告
前回のブログ 30周年記念公演 備忘録その1(準備編) の続きになりまーす
その2は 30周年記念公演備忘録その2(いよいよ本番編)の投稿です。

それでは行きますぞ! プログラムに沿った演目でつづって行きたいと思います。

1.みち
  オープニングの緊張感が伝わってきますねー。いよいよ始まりますぞー!




2.導(しるべ)
  森瀬兄弟 作曲 迫力のある演奏がみどころです。幻想的な舞台演出が魅力的でした!



3.清流けんかばやし
  打ち手の誰もが一番最初におぼえて舞台にデビューする曲です。
  初めてこの演奏を見たときの感動が今でも忘れられません。

 



4.清流流ればやし
  なかなか見る事が出来ない演奏曲です。
  女性メンバーを中心に演奏され流れるようなバチさばきに
  見ている我々は釘付け間違い無しです。



5.心動(こどう)
  太鼓を愛する心、自分を信じ仲間をを信じ、人を愛す。
  そんな心の音が届けばとの思いが詰まった演奏曲です。







6.春風 ~映像と和太鼓の融合~
  北海道情報大学の教授と生徒さん創作の「江別」を表現した映像に合わせた
  演奏になります。江別、大麻の春を感じる演奏曲になっています。



7.黒森風林太鼓
  黒森神社境内に空高くそびえ立っていた樹齢数百年と言われる もみの樹 がある日倒れました。
  この もみの樹 が風雪に耐えてきた長い歴史をたたえ、神木に奉納しようと創られた曲です。
  演奏がクライマックスに近づくにつれ最高の盛り上がりを見せる曲です。
  しかし、打ち手には体力的にかなり厳しい演奏になっています。





8.稲光
  現在の北海若衆太鼓を牽引しているベテランメンバーで構成された演奏曲です。
  若手の打ち手達は切磋琢磨しつつ、いつかはベテランメンバーと呼ばれる日を目指して
  頑張っています。




いよいよ本番!でも前編!! は ここまででおしまい。

いよいよ本番!これが後編!! は もうちょっと待って下さいませ。






30周年記念公演 備忘録その1(準備編)

2019-12-07 13:26:03 | 活動報告
山口太鼓流北海若衆太鼓 30周年記念公演 を無事に終わらせる事ができました。
と言っても、30周年記念公演が終わってから既に2.5ヶ月程の時間が経過してしまいました。
なので、備忘録的な感じで綴っていきたいと思います。
備忘録その1 =準備編=

未だ感動冷めやらず! それぐらい強烈で感動的な公演でした。



計画立案からおよそ1年。いよいよその日が近づいて来ています。
アマチュアの和太鼓団体がこれだけの公演を行うには並大抵の努力ではなし得ない事だと思います。
全ての事をなげうってこの日のためにいったいどれだけの時間を費やしたのでしょう。
そんな小さな努力の積み重ねは自分を裏切らないはず。その気持ちは見に来て頂いたお客様にしっかりと伝わったのではないでしょうか。



公演会場 江別市民会館です。
令和元年9月29日
12時開場 13時開演
特別出演 宗家 佐々木 清
     本家 山口太鼓の会
     北海道情報大学
主催   山口太鼓流北海若衆太鼓







公演前日の最終リハーサル風景です。
和太鼓の配置場所や打ち手の立ち位置等々、確認しながら当日への準備は進んでいきます。



最終リハーサル終了!
あとは本家 山口太鼓の会の皆さまをお迎えするだけです。



本家 山口太鼓の会 到着!
遠路はるばるこの日のために岩手県宮古市を出発し、30周年記念公演に来て頂きました。
顔合わせも早々に皆さん疲れている中ですがリハーサル練習に入ります。
本当にありがとうございます。





本家 山口太鼓の会 リハーサル風景。
なかなか本家の演奏を見る機会が無いので、見入ってしまいました。
本番は客席側から演奏を見てみたいですねー。





北海若衆太鼓も最終調整です。
外は開場を待ちわびているお客様でいっぱいです。







お客様をお迎えする準備は整いました。
たくさんのお花や贈り物でいっぱいです。
本当にありがとうございます。



















打ち手以外のスタッフ紹介です。
この他にもたくさんのスタッフさんがお手伝いしてくれています。
みんなで協力し作り上げてきた30周年記念公演、きっと良い公演になるはずです。





準備は整いました。
あとは本番を待つのみです。
なんかワクワクしてきますねー。

備忘録その1(準備編)はこれでおしまい。

備忘録その2まで少々のお時間を下さい。