妹がマレーシアに旅立ってから、約一週間。
身近な人はご存知でしょうが、
うちの妹、
行方不明でした。
ハイ。
大体、学校も住む場所も決めずに行きやがって。
私が知っていた情報といえば、
・ネットで知り合った人がいて、その人も同時期にマレーシアに行くので、その人の所にしばらく居候する予定
・その人が滞在するのは、知り合いのマレーシア人の家
・とりあえずクアラルンプール(首都)
・とりあえず年末には一時帰国
くらいで。
そのネットで知り合った人とやらが一体何者なのかも知らず。
うちの妹、昔から詰めが甘いところがあって…。
いや、私がお姉ちゃんだということもあって余計心配なのか…。
その心配をさらにディープにしてくれました。
着いたら連絡くらいしろコノヤロー!
です。
ご心配おかけした皆様。
昨日の夜無事が確認されました。
ネットの履歴と、2人の人物の名前と電話番号が書かれたメモを駆使して、
ネットで知り合った人らしき人のサイトを発見。
その人にメールをうってみたのです。
「うちの妹知りませんか~?」って。
もうあれですよ、あれ、探偵並み?
ある意味ストーカー?
そしたら、昨日の夜、その人から返信が!
妹はどうやら無事にその人と落ち合い、同じ学校に入学した模様。
とってもいい人で、ちゃんと説明してくれた。
しばらくして、妹本人からもメールが入る。
いろんな所に連れて行ってもらったり、入学手続きしてたりで忙しかったからごめんねー、今やっとネットカフェに来たよーん。
あああああ良かった。
お姉ちゃんはねえ、毎晩毎晩眠れなくてねえ。
詰めの甘いあんたが心配で心配で~。
我が家は私が精神的な大黒柱で、キャラ的に、私は慌ててはいけない。
冷静に、沈着に、おかんが「大丈夫かねえ…」と言っても、
「そんなもんほっときゃいいって」と言わねばならない。
私が「どうしよう、心配だねぇ~」なんて慌てたら、
おかんは動揺して速攻大使館とかに連絡しそうだもん。
でもお姉ちゃんはねえ、毎晩毎晩ねえ、生きた心地がしなくてねえ。
今頃荷物と有り金全部持ってかれて、途方に暮れてんじゃないかとか、
どっかの誰かにさらわれて、今頃泣いてんじゃないかとか、
ひょっとして最悪の事態に巻き込まれてんじゃないかとか、
色々考えてねえ。
「おねえちゃーん!おねえちゃーん!」ってあんたの助けを求める声が聞こえてくる気がしてだねえ、心配で泣いちゃったこともあったのよ。
元祖オーストラリア仲間のまきんこに無事確認の報告をしたら、
「あんたのことだから、そのうちマレーシア直接行って探してくるって言い出すんじゃないかと思ってさ、そしたら私も一緒について行こうって思ってたんだよ。いつでも行ける心構えしてたよ。」
と言ってくれた。
泣かす。
そう、もうちょっとで、マジでマレーシアに行こうとしてました。
何にしろ、とりあえず無事っぽくて良かった…。
ただ、声を聞いたわけではないので、
「もしかしてダミー?」
なんて深読みしちゃって困ります。
妹よ、早く携帯電話を持ってくれ。
みなさん、兄弟大事ですよ。
うちは両親親戚(親父方)が円満とはかけ離れているので、
特に兄弟は団結力が強いのですけれども。
妹が生きている。
それだけでなんて幸せなことなんでしょう。
おかんに、「佳子の無事確認!」とメールしたら、
「あっそうなんだー良かったよねー」
という結構あっさりな反応で拍子抜けしました。
大体どこに行ったって、ろくに連絡もしない人がいるわけですよ、ここに。
バリにいた時だって、フィジーだって、1回も連絡してないし。
おかんは慣れてるんですね。
結構子供って生きてる、って。
なんということでしょう。
私の方がこういうことに弱いとは。
これからはちゃんと連絡しよっと。
心配してくれてた皆、ごめんなさい。
よわよわになってる私を励ましてくれて、本当にありがとう。
m(_ _)m ペコリ