チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

何年経っても。

2013-11-12 | チョッパー

犬好きの方ならご存知のことと思います

フリーライター穴澤賢さんの愛犬
富士丸くんが急逝して、もう4周忌を迎えます。

あれはものすごい衝撃でした
ブログをいつも読んでいたとはいえ、
自分の犬以外の犬の死というものに
これほどのショックを受けるとは、と
我ながら驚きました。

私は穴澤さんの動物への向き合い方、
愛情の注ぎ方が本当に大好きで尊敬していて、
だからこそ富士丸くんが突然いなくなったことがショックで

それと同時に泣けてしょうがなかったのは
ある日突然愛犬を亡くした穴澤さんの苦悩と悲しみを思うと
あまりにつらかったからでした。

4周忌にあたって、
穴澤さんがペットロスについての話を書いておられますが
自分も経験した者として、
穴澤さんの

『たぶん、ペットロスと呼ばれる症状になったことのある人は、
何かしらトラウマを抱えているのではないだろうか。』

という言葉が胸にきました。

私は7年前にルックという愛犬を
突然ではなくて、病気でなくしてしまったのだけど、
最後酸素室から出すことができず
帰りたがるルックを連れて帰ることができないまま
ケージから一生懸命前足を出して「帰りたい」と鳴くルックを置いたまま
その数時間後に病院からの電話を受けました。

今でもあの時のルックの姿を夢に見ます

もっと色んなことをしてあげられた
もっと一緒にいてあげられた
もっと早く病気に気付いてあげられた
もっと抱っこしてあげられた
もっと名前を呼んであげられた
もっともっともっともっとできた
できたのにしなかった

7年経った今でも、
その後悔と自責の念は消えません。

チョッパーを迎えて少しは和らいだものの、
消えることはありません。

穴澤さんのように、留守番をさせることへの恐怖感と
「行かないで」という犬の目にものすごく弱くなりました。
”寂しい思いをさせる”ことへの恐怖感です。
このまま出かけて帰って来た時に倒れていたらどうしよう?
これが最後になってしまったらどうしよう??
犬が最後に感じるのが
「寂しいよ、飼い主に会いたいよ」だったらどうしよう???

人が聞いたら「考え過ぎ」だと言うかもしれませんが、
どうしてもあの時のルックの目を思い出してしまうのです。

でも穴澤さんも言う通り、
それでいいと思っています。

『何事もない日々の日常がありがたいと思えたりもするし』

その通りだと思います。


ルックにしてあげられなかったことを、
チョッパーには出来る限りしてあげたい
もっと、もっとできたというのを
少しでも減らしたい。





私はいい飼い主ではなかったけど、

いい飼い主になりたい。

日々起こる何でもない日常を書き留めたい。


いい人間にはなれないかもしれないけど、
犬たちに「こいつまあまあいいやつだな」と思われる人間になりたい。


このblogも、
色んな意味でなんだかんだ自分の為になっているし
やっていて良かったなあと思ってます。


愛犬愛猫を亡くすのはつらいです

それは身近な人間を亡くすのとはまた少し感覚が違い、
飼い主にしか分からない感情かもしれません。

それでも一緒に暮らす以上、
彼らの寿命が人間のそれより短い以上、
その日はいつか必ずやってきます。


何気ない日常を大切にしたいものです


あさって、11月14日はルックの7回忌です。




『ルックのこと。』

『超長文にて、みなさまありがとう。』


その前に亡くなった春ちゃんの写真も、
ルックのお骨と一緒に置いてあります。

まだお骨は手放せません。
もういいや、ずっと一緒にいようよ、と思ったりしています。
ずっと帰ってきたかったおうちにいるんだもんね。




そんなしみじみな飼い主にはお構いなしで
チョッパーは今日も元気です。




君はそれでいい。