花屋さんを覗くと、蓮の花の造花が綺麗に並べてありました。旧盆の頃は、超早場米の稲刈りで忙しいので、7月の新盆をされる家が結構いらっしゃるため、早めに陳列されるのだそうです。
白色の蓮はよくあるのですが、ピンク色の蓮が綺麗で珍しいことだったので、3本買って帰りました。
花の水替えもままならなくなった姉が二人それぞれ一人暮らししていますので、お盆前に持って行くつもりです。小仏壇用と普通の大きさの仏壇用をそれぞれ想像しながら、竹細工の花器に活けました。
蓮の花はお釈迦さまの台座にあるように、お盆にふさわしい花、この蓮の花は泥水の中で成長するのだそうです。泥水とは人生におきかえれば、つらいこと、悲しいこと、大変な逆境のこと。
お釈迦さまは 美しい花を咲かせるためには泥は必要であるということを 伝えたかったのかもしれません。あらためて蓮の花をしみじみ観賞しました。
人は苦難や逆境を乗り越えて、一回りも二回りも強く、たくましく、また優しくなります。そのようなことを考えてみる良い時期がきますね。
二人の姉もそれぞれに泥水の体験をしましたが、それなりに乗り越えて、私たちにいっぱい優しくしてくれています。感謝です。 (-.-)