私が今、頑張れ!を言いたい人は自分です。
いよいよ、お茶会の準備も大詰めになってきました。
今日は、会記作成です。
その日の茶会で使用する道具組みを記したものを「会記」と言います。
劇の台本にあたるものが茶会における会記でしょうか、道具並びに道具の取合せを記録する会記、ただいま作成中です。
お茶会を開く時には何かテーマがあります。
お茶会のテーマ「趣向」、は季節を主題としたものが多いですが、今度の「家の手づくりお茶会」は、謙虚に、今までし残したことを振り返る「心静か茶会」にしました。
「茶道の禅語」の本に8月は、
《心静即身涼 (こころしずかなれば すなわちみすずし)》とありました。
趣向の大部分は道具に現れます。道具にはそれぞれ季節や格といったものが備わっています。
道具の季節感は、素材や絵柄あるいはしきたりによって決まります。格は、そのものの由来や型などから決まってきます。
季節感を揃えること、道具どうしの格を乱さずに趣向に沿った格調を与えられることが道具組みのセンスになります。
さて私のセンスは・・・。
また、この会記と同じような意味合いでその日に使用する道具の箱が待合に置かれている場合もあります。
箱書きには道具の銘や作者などが書かれています。
箱書きは書いた人がその道具を保証するという意味があり、誰が書いたかも重要な要素になります。
悲しいかな家にはそのような高価な道具類はありません。
でも家の家族の思い出の気に入った品は何個かありますので、それらを活かして「見立て」ていこうと思っています。