近々春のお茶会があります。
その際、点て出しをお手伝いするのですが、その点て出しに使うお茶碗を、「皆さん1個ずつ持ち寄って下さい」とよく言われます。
数少ない私のコレクションの中から、その茶会の趣旨に合うのを毎回持ってあがるのですが、そう名品も持っていないので、自分なりに説明ができるのを、デビュウさせています。
昨年亡くなった姉の遺品を整理していたら、いろいろと、社員旅行で出かけた際に求めたであろう陶器が見つかりました。
京焼や萩焼、有田焼き、砥部焼いろいろとありましたが、真っ白い茶碗が見つかりました。
説明書には、究極の「白」出石焼きとありました。
その茶碗は白無垢の姿を連想させるように真っ白くて気高く、一度も嫁がないでいた姉が座っているように思えました。
百花繚乱のこの季節、きっとこの茶碗は、清楚な美しさで皆さんにおもてなししてくれるでしょう。
野花のような姉なりき・・・。(^。^)y-.。o○