南九州でもすっかり冬ごもり中です。
先日、お茶室の床の間には、閑座聴松風(かんざしてしょうふうをきく)の掛け軸が掛かっていました。
禅語で、一切の雑念を捨て心静かに座り、ただ松風(釜の湯の煮え立つ音)を聴く。
心静かに座って耳を済ませば、澄み渡った釜の音が聞こえてくる。心が急いていれば気付かない事も多いとの戒めにも使われます。
これから段々と暖かくなり、梅の開花、桜の開花とともに徐々に忙しくなるので、せめて今のうちに心静かにという気持ちを込めて、よく何もない二月に掛けられます。
今の寒さだったら、「寒座して・・・」でしょうか。(+o+)