梅雨の晴れ間、風通しに台所の棚を開けてみたら、夫が現役の頃使っていた弁当箱が見つかった。その手触りが懐かしく、さっそく弁当作りにとりかかった。
大きな卵焼き、新巻鮭、焼き肉、煮豆、新漬けたくあんにキュウリの浅漬けと夫の好物ばかりとなった。
焼肉は宮崎の調味料マキシマムで軽く味付けし、煮豆は椎葉村の地大豆を使った。
共働き夫婦で忙しい頃は、こんなに丁寧に作られなかったので、遅ればせながらの「つぐない弁当」となった。
弁当箱に詰め合わせているうちに、つぐないとは埋め合わせのことだとよく理解できた。(*_*;