「後三つ、これで全部かな」とまた花屋さんに、古い花器を持ってでかけた。出来上がってまた、びっくりした。
椿がまた生けてあったので、訊いてみると椿のシーズンは長く、11月から4月まで、年間の半分は床の間に飾っていいらしい。
そういえば、お茶の先生宅のお茶室の花の記憶はほとんど椿だ。そして、椿にはたくさんの種類があるとはこの年まであまり知らなかった。
今は、まさに花見のシーズン。古来より花と言ったら、桜を指すほど桜は日本人の一番好きな花だ。でも桜の時期は意外と短い。
茶花には禁花があり、季節はずれの花や、西洋花、果物の花は避けられる。
また、軸や襖に描かれているものと被らないようにもされている。だから桜はあまり見かけないのかもしれない。
別の花器には、直径30センチ以上もある大きな緑色の花とゆりの花がそれぞれ生けられてきた。造花なので日持ちもいいので、ビニールで覆いその季節の出番を待つことにした。(*^。^*)