80k700m タイトルはまだ考えてない(旧 安全靴をはいたタヌキのホームペヱジ)

自称“流川市民”の、鉄道橋梁&トンネルと北海道の国鉄(JR)廃線跡が好きな人間がブログに挑む。(最近は迷走の日々…)

国鉄興浜南線 トーウツ川橋梁

2012年01月04日 | 鉄道―名寄本線周辺廃線調査
 セブンイレブンで写真をスキャンできると知って、早速、平成10年10月に撮影した興浜南線トーウツ川橋梁の全景写真他をスキャンしてきた。



トーウツ川橋梁
河川名:当沸川
興部起点15km891m81(栄丘・雄武間)

6m70 Iビーム2連
 1連目:銘鈑行方不明,2連目:日本橋梁株式会社(昭和9年 設計荷重KS12)

昭和34年09月11日~昭和34年11月19日 橋台改築工事(新島工業株式会社施工)
 部分改築 桁座より3M500… ※写真判読不可

昭和37年10月30日 桁再塗装(建設塗装工業株式会社施工)











 http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo400/78/cho-78-8/c10/cho-78-8_c10_28.jpgの、空中から撮影した写真には、右下から左上に向かって伸びる興浜南線の構造物として、トーウツ川橋梁,雄武共栄仮乗降場,第1雄武川橋梁,第2雄武川橋梁の順に構造物が見て取れる。
 そのうち、第1雄武川橋梁については、http://www.youtube.com/watch?v=enZcbCScyggの7分11秒付近の映像からコンクリート桁のように見える。
 橋台の改築工事が行われた理由だが、強度不足で改築を余儀なくされたものと思われ、元々は、元沢木川橋梁で見かけた、Π型と推測される資材節約型の橋台だった可能性もある(標津線武佐川橋梁の橋脚の写真を参照の事)が、資材節約型の橋台については、それと疑わしい橋台らしき写真を標津線クテクンベツ川橋梁で撮影しているものの、図面に接していないので、或いは、元沢木川橋梁で見かけた橋台部分の2本の出っ張りは、橋台を後年に補強した際の産物の可能性があるので、保留する。

参考写真 標津線武佐川橋梁の橋脚



 平成10年の北海道内廃線調査では、資料不足と時間不足から、黄昏時のトーウツ川橋梁を調査・撮影した以外に興浜南線を調査できなかった事が悔やまれる。
 あれから10余年の月日を経て再び訪れた時には、残念ながらトーウツ川橋梁を発見できなかったが、橋梁全景写真以外に桁製造銘鈑と改築工事施工銘鈑と塗装表記を曲がりなりにも写真として残せてよかった。

 なお、トーウツ川橋梁以外の鉄道橋梁名については、中央本線&64写真館 の記事を参考にした。
 原資料は不明だが、同ホームページでとりあげられている名寄本線と士幌線の歴史について、手持ちの建設当時の資料と記述内容が一致する事から、信頼性が高いと判断した。

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